２０１２年にはハワイ州各島に漂着を始めるとみられている・・・

　２０１２年９月１８日、米ハワイ大学国際太平洋研究センターは２０１１年１０月１４日、２０１１年３月１１日に起きた東日本大震災の際の津波で被災したとみられる小型漁船が日本から約３２００キロ離れた北太平洋のミッドウェー諸島近海に漂流しているところを、訓練中のロシアの帆船によって２０１１年９月下旬に引き揚げられたと発表したのである。ハワイ大によると、帆船乗組員が震災から約半年経過後の２０１１年９月２２日、大量の漂流物に混じっていた全長6メートル強の船を発見、船体に被災地の「福島」の文字を確認した。現場海域はハワイ西方約９００キロで、冷蔵庫やテレビなどの家電や木片が漂流、２０１２年にはハワイ州各島に漂着を始めるとみられているが、現在はどうなったのか・・・（佐々木和夫）