東京リサーチ日記

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結核・・・

2014-10-19 00:00:00 | 情報・日記
 2014年10月19日、途上国を中心に、結核で死亡する人が後を絶たない。世界保健機関(WHO)によると、2010年の結核感染死者は約140万人である。貧困による不衛生や栄養不足に加え、精度の低い検査や新薬開発の遅れが大きな課題となっている。ドイツ人学者ロベルト・コッホが結核菌を発見してから2012年3月24日で130年であった。途上国で支援活動を続けるNPO法人「国境なき医師団日本」は「関心を持ち続けてほしい」と訴えているのだ。結核は、せきやくしゃみで飛び散った結核菌が空気感染して広がる。体の免疫力が弱まると、発病しやすくなるとされる。風邪に比べ、せきや発熱などが長く続くのが特徴で、悪化すれば呼吸困難で死亡する恐れがある。日本でも死亡原因の1位だった時期があり、WHOの2011年10月の発表では、2010年の新規感染者数は世界で約880万人に上ったのだ。患者の95%はアフリカやアジアなどの途上国で暮らす。治療には早期発見が有効だが、途上国で一般的な、顕微鏡でたんを調べる検査は130年前の技術で、感染者の半数を見落とす恐れがあるのだ。天然痘は現在、根絶しているが、結核は天然痘のように根絶できるのであろうか・・・(佐々木和夫) 


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