東京リサーチ日記

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ロシアが日本と友好関係を結ぼうとしている理由・・・

2017-06-23 00:00:00 | 情報・日記
 2017年6月23日、2012年、北極圏開発への参画を目指す中国が、アジアと欧州を最短距離で結ぶ商業航路として、北極点付近を通過する新ルートの実効性の調査を進めている。地球温暖化で北極海の氷が減少していることが背景にあるようだ。中国の大型砕氷船「雪竜」は2012年8月中旬、北極海横断に成功しアイスランドの首都レイキャビクに寄港した。同国の関係者によると、その後、2012年8月20日に出港し中国への帰途に就いた。往路ではロシア沿岸の北極海を航行したが、氷の量が少なかったことから、復路では北極点付近の最短ルートに挑戦。海氷の状態や船の性能などの調査を行うというのだ。石油や天然ガスのほか金、銀など北極圏の豊富な資源を狙う中国は、北極海沿岸8カ国でつくる「北極評議会」の正式オブザーバー入りを目指しているのだ。公海上の北極点付近を通ると、北極海の大部分でロシアなど沿岸国の排他的経済水域(EEZ)に入らなくてすみ、通航料の出費などを抑えられる。今後、中国が最短ルートの航路開拓で実績を挙げれば、北極圏の諸問題で中国の発言力が強まるとみられるのだ。これが現実味になるとロシアにとって脅威である。中国は最新型砕氷船の建造も進めている。そうなると北極圏の権益をめぐる争奪戦で、無視できない存在になりつつある中国と、ロシアなどとの摩擦が激しくなることも予想されるのだ。そのロシアが日本と友好関係を結ぼうとしているのは中国との対抗の一環であろう。さて日本は・・・(井森隆) 


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