「ＲＡＩＬＷＡＹＳ 愛を伝えられない大人たちへ」

　２０１３年２月２３日、映画「ＲＡＩＬＷＡＹＳ　愛を伝えられない大人たちへ」が２０１１年１２月３日に公開され、東京・有楽町の映画館で行われた初日舞台あいさつに、主演の俳優三浦友和（５９）、余貴美子（５５）、小池栄子（３１）、中尾明慶（２３）、吉行和子（７６）らが登壇したのである。この映画は東日本大震災が起こった２０１１年３月１１日の翌日に富山県でクランクインした。三浦は「（２０１１年）３月１２日にクランクインをして、重い気持ちを引きずりながら、これから人間にとって何が大切か、幸せの価値観とはと、いろいろ変わっていた時期でしたが、その中での２カ月間の撮影でした。その時の思いが映画の中に反映していたと、皆さんの心に届いたと信じています」と集まった観客にメッセージを送ったのである。そんな中、前作「ＲＡＩＬＷＡＹＳ　４９歳で電車の運転士になった男の物語」（２０１０年）で俳優デビューを飾った三浦の次男で俳優の三浦貴大（２６）がサプライズゲストとして登場。父にブレーキハンドルをプレゼントし、「デビュー作だったので、思い出が多すぎてブレーキハンドルを握った時に涙が出そうになりました」と貴大があいさつしたのである。そんなサプライズ演出に三浦友和は驚いたであろう・・・（佐々木和夫）