東京リサーチ日記

 いろいろなニュース・情報をコメントするコーナー(トラックバックは事前承認後公開しています)

セネガル人留学生が年齢を詐称していた問題・・・

2012-03-16 00:00:00 | 情報・日記
 2012年3月16日、バスケットボール男子の福岡第一高校(福岡市)が2004年の全国高校総合体育大会で優勝した際、中心選手のセネガル人留学生が年齢を詐称していた問題で、全国高校体育連盟は2011年9月3日、同校の優勝を取り消すと発表した。この選手が在籍していた2005年総体の3位も取り消す事になった。高校生の大会で全国優勝記録の抹消は極めて異例である。そのため、2004年は準優勝の北陸高校(福井市)が繰り上げ優勝となった。東京都内で記者会見した高体連の梅村和伸専務理事は「虚偽の出生証明などを利用した極めて悪質なもので、高校生の健全な発達を図る高校総体の目的に著しく違反する」と述べている。一方、福岡第一の都築仁子校長は都内で「何らやましいことはない。一方的な処分だ」として、法的手段に訴える意向を示している。この選手は2003年に同校へ1年生として入学。総体優勝後、体格などに不審を抱いた他校から質問状が提出されたが、パスポートを根拠にいったん疑いが否定された。しかし、同選手が虚偽の出生証明でパスポートを取得した事実をセネガル当局が確認したことが2008年に判明。高体連が調査し、対応を検討していたのである。全国高体連管轄の大会に出場できるのは、国籍を問わず年度末まで19歳以下の高校生とされているが、この選手は来日当時21歳だったのである。今後はどうなったのか・・・(佐々木和夫)