ムラピ火山の噴火・・・

　２０１０年１２月８日、ジャカルタ（ＣＮＮ）　インドネシア当局者らによると、ジャワ島で先月末から続くムラピ火山の噴火による死者は、２０１０年１１月１３日までに２４０人に達したそうである。同国災害対策本部によると、さらに少なくとも１６２人が重度のやけどを負い、周辺住民３９万人以上が避難したそうである。火口からは２０１０年１１月１２日も１時間余りにわたり、噴出物が観測された。当局者らによると、噴火のピークはすでに過ぎた可能性があるものの、半径２０キロ以内は依然として警戒区域となっている。同火山の警戒レベルは４段階中の最上位に設定されているのだ。同火山はインドネシア国内で最も活発な火山のひとつとされるうえ、世界有数の人口密集地に位置している関係上、犠牲者が増えているのである。また、１９３０年の噴火では約１３００人が死亡したと言う・・・（佐々木和夫）