中国漁船衝突のビデオ映像流出事件・・・

　２０１０年１２月５日、沖縄・尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突のビデオ映像流出事件で、海上保安大学校（広島県呉市）の関係者が「保存した映像を消し忘れた」と話していることが２０１０年１１月１４日、捜査関係者への取材で分かったそうだ。映像は２０１０年９月１７日に海保大のパソコンの共有フォルダーに取り込まれており、警視庁捜査１課などは同日から４、５日間、パスワードなどの閲覧制限を掛けずに多数の関係者が映像を閲覧できたようだ。捜査関係者によると、映像は撮影した石垣海上保安部（沖縄県石垣市）から第11管区海上保安本部（那覇市）、海上保安庁（東京都千代田区）に渡り、２０１０年９月１７日、海保大の共有フォルダーに保存された。鑑定や分析が目的とみられるようだ。この流出で、今後、議論を呼び起こしそうである・・・（佐々木和夫）