とくなが久志●奮闘録

参議院議員・とくなが久志です。日々の活動で感じたこと、考えたことをご紹介しています。

■56年ぶりの同意人事否決

2007年11月14日 | とくなが久志●奮闘録

1114日(水)

 午前中、議員総会の後、参院本会議。
今国会では法案の1
本も成立しておらず、
「ねじれ国会」で国会が機能していないと指摘されていたが、
今日は内閣提出の法案3つが可決成立した。

 地震の予報や警報を義務付ける法律など、
内容的に問題がない法案については、
「何でも反対」ではなく、
民主党も賛成していることもご理解いただきたいと思う。

 ただ、今日の本会議では、
国会同意人事3
件は反対し、否決された。
政府直属の審議会委員の人選にあたっては、
国会の同意が必要な審議会があり、
そのうちの3機関3人について反対した。

 いずれも所管する省庁の人事異動先ポストになっていること、
端的に言えば「天下りポスト」となっているためである。
一部の報道では官僚出身はすべて反対と書かれているが、
党として1人ひとり吟味した上、
「天下り」と認められたということ。

 参院選では「天下り」には反対したわけだし、
この種の審議会委員には年に1800万円の報酬が支払われるのだから、
税の使い道を正すという観点からも、
しっかりとした意思表示を参院で行ったということになる。

 衆院では賛成多数で可決されたが参院で否決され、
この3機関3人の人事は白紙に戻るということになる。
国会で人事が同意されなかったのは56年ぶりらしい。


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