■韓国を訪問してきました。

１０月１２日（水）

　昨日まで３泊４日で韓国を訪問した。

アジアは政務官時代には担当ではなかったので、

訪問したことはなかったが、

ソウルに限っては大変活気があるように感じられた。

　前原誠司政調会長（元外相）も一緒だけに、

多くの要人と有意義な意見交換ができた。

　日韓関係は時に竹島問題をめぐってギクシャクすることもあるが、

全般的に大変良好な安定した関係を構築できている。

李明博大統領の任期は１年あまりとなった今、

是非とも目鼻をつけたい課題が日韓ＦＴＡ（自由貿易協定）である。

　韓国はすでにＥＵとのＦＴＡが発効し、

米国とも来年には発効する見通しである。

次は日本か中国かと言われているなか、

是非とも日本との協定を結ぶべきであり、

万一にも中国が先ということになれば、

日本では大きな失望となることを強力に主張してきた。

　韓国としては、

特に中小企業を中心に日本との締結に慎重論が強いとのこと。

昨今の「韓流ブーム」やＫ－ＰＯＰの流行をみると、

韓国製品も十分に日本市場に受け入れられると思う。

是非、日韓でＷＩＮ－ＷＩＮの経済関係を構築したいと思う。

　さらに、ＥＵや米国とのＦＴＡでは、

日本と同様に韓国も農産物が問題となる。

そこをどう乗り越えたかを聞くと、

国会で与野党が協議会をつくって説得にあたったとのことであった。

　非常に示唆に富む取り組みである。

ただ、自民党はどう考えるのかなあ。