7月17日（水）
予算委員会などに出席していて、
安倍総理や他の大臣の方々の発言を聞いていると、
例えば、アベノミクスの成果とか、
領土問題、外交問題、歴史認識、はたまた憲法改正、
こういう分野については、大変威勢が良くて、
勇ましい言葉が、次から次へと飛び出してきます。
しかしながら、その一方で、
医療・介護・年金・子育て、そして雇用、
こういう社会保障の分野については、
殆ど口を開くことがないんです。
その理念を語ることがないんです。
そして、静かな形で社会保障の切り下げ、
切り捨てが進んでいることに、大変憂慮しています
社会保障は、私たちの暮らしや生活の基盤となるものです。
これをしっかりと将来に向かっても安心できる、
充実した制度へと作り替えていくことが必要なんです。
私たちは民主党政権の中で、
社会保障費は自民党時代と比べて10%近く増額をしました。
そしてそのことが、経済や雇用にも、
いい影響をもたらしているんです。
例えば、医療や福祉の現場 では、
85万人の新たな雇用を生み出すことに繋がってきています。
こうした取り組みは、
ぜひとも、これからも続けていきたいと考えています。
加えて、やはり新しいかたちでの社会保障制度の再構築にも、
ぜひ、取り組みたいと思っています。
年金や医療といった、社会保障制度の根幹をなす部分は、
その多くは1960年代に作られています。
1960年代といえば、人口は右肩上がりに増加していきます。
加えて、多くの現役世代が存在しました、
しかしながら、いまは残念ながら人口が減少をし、
現役世代の数も少なく なっています。
こうした、人口減少・少子高齢化社会の急速な進展、
こういった時代の状況にも、
しっかりと対応できる新しい社会保障制度の再構築に、
ぜひとも取り組みたいと思っています。
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