とくなが久志●奮闘録

参議院議員・とくなが久志です。日々の活動で感じたこと、考えたことをご紹介しています。

■被災地を視察

2011年11月30日 | とくなが久志●奮闘録

1130日(水)

 昨日は委員会の視察で福島県の被災地へ視察に行った。
主な内容は、
これから本格化する放射線の除染事業についてである。

 まずは南相馬市市役所を訪問し、
市長さんから概況について話を聞いた。
震災直後に市外へと避難した市民が戻りつつあるものの、
若年者は元もとの家には戻らず、
高齢者だけが戻ってくる傾向があること。
 

 除染事業を本格化させるにあたって、
南相馬市だけでも1日あたり100軒平均で行う必要があり、
若年者が市に戻ってこない現状では、
とても人手が足りないと嘆いておられた。

 こうした生の声をしっかりと拝聴し、
早速、環境省を含め政府に働きかけていきたい。

 また、放射線対策の防護服に身を固め、
浪江町の漁港周辺を歩いた。
津波で一切合財が流されており、
荒涼たる風景に改めて慄然とする。

 途中のバスの車窓から、
原発の20キロ圏内を見たが、
無人の住宅の周囲に草木が生い茂り、
生活の匂いがまったくしない街を実感するにつけ、
胸が締め付けられる思いがした。

 最後に「Jヴィレッジ」においてスクリーニングを行ったが、
全国各地から集まったな数の作業員の方々が頑張っておられた。
こうした方々の献身的英雄的努力によって、
復興復旧が成し遂げられていくのだ。

 今日、参院本会議において、
第3次補正予算執行に必要な関連法案が可決成立した。


 


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1 コメント

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つれずれに (藤間久豊弥)
2011-12-04 17:13:55
与党の議員として忙殺される日々とお察しいたします。時々、活動の様子を読ませていただいています。福島原発問題は、今の私に出来ることは何なのかを真剣に考える機会となりました。滋賀県内でも幾つものグループが活動をはじめています。でもどの組織に属そうかと考えたとき、もうひとつしっくりこなくて、今は何も出来ないでいます。ある方に、中心になって動いてくだされば・・・と話しているところです。非常にもどかしい思いでいます。でも「このままでいてはいけない」と言う気持ちを必ず行動で示していけるように努めます。
今日の民主党パーティは大盛況でした。本当にお疲れ様でした。
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