11月19日(水)
昨夜のテレビのニュースから報道は、
元厚生事務次官宅が相次いで襲撃されたことを伝えている。
今日の朝刊には『元厚生次官連続テロ』の見出しも。
インターネット上のある書き込みには、
犯行予告的な文章が掲載されていたらしい。
いわく、「これまでのテロは政治家を狙っていたが、
これからは高級官僚が標的になる」と。
厚生労働省や社会保険庁には毎日、
苦情の電話が鳴り響くという。
「対応が遅い」というものから、
「駅のホームのはしには立たないほうがいいぞ」という脅し文句を言う人も。
利害が対立する問題では、
当事者にとってはまさに死活問題であり、
反対する人間は「殺したいほど憎い」存在になってしまいがち。
私も県議時代には新幹線新駅の問題で、
「わしらは死ぬ気で新駅を推進しとるんや。
お前も反対するんやったら命がけでやるんやな」との
電話が数度かかってきた経験がある。
年金や社会保障問題が動機となっているのかわからないが、
もしそうだとするならば、
関係者は決してこれに萎縮することなく、
毅然たる態度を示し続けないといけない。
暴力によって社会正義がねじまげられてしまう社会に絶対にしてはいけない。
そのためにも社会の問題点や矛盾は、
政治がしっかりと解決する努力を惜しんではならないと、
改めて決意した次第である。