自著の小説・詩の紹介(巨人戦)

ブックマークに、歌謡詞、旅情詩の無料サイトと小説の電子版有料サイト。毎月1と15日に小説の執筆状況、歌謡詞等を掲載

高木徳一の小説執筆の状況と40作目の詩(巨人戦)

2009-05-01 22:36:48 | 小説

 今晩は。

 深緑が眼に染みる5月に突入しましたね。しかし、世界は豚インフルエンザウイルスの人への感染、死亡であたふたしており、外国旅行は控えた方が良さそうですね。

  先日OB会に出席し、1年振りの旧交でしたが、会員3000人中1年間で40人が亡くなり、また昨年元気だった人が手足の麻痺で歩くのが苦患でした。60代、70代、80代ともなると、明日はどうなっているか判りません。日々無理をせず、栄養、運動、睡眠に留意し、趣味の散策、詩と小説の執筆に励んで参りたいと心を新たにした次第です。

  巨人は中日1戦、広島2戦に3連続完封負けして、どうしたのかとがっくりしました。野球の神様が断トツで2位以下を引き離しては興味が失せ、また興行的にもマイナスになるので、ブレーキを掛けたのだと負け惜しみ半分でテレビ観戦しました。昨夜(4月30日)は、2番に脇谷選手を起用し、5打数4安打の大活躍で、3番小笠原選手が引っ張られる感じで1本塁打を含む同じヒット数を記録して、広島に7対4で勝利しました。何時かは引っくり返されるだろうと疑っておりましたが、福田投手が先発し、山口投手、豊田投手が引継ぎ、越智投手がきっちりと仕事をしました。明日(5月2日)からは、調子の良い阪神との3連戦です。現在、14勝7敗2分で、一試合を大事に勝ちを積み重ねましょう。

  1昨日スーパーで買い物し、イオン水をポリタンクに入れていたところ、隣にワイシャツをまくっている50代位の男の方がいらしたので、「朝方少し寒いのに、腕まくりとは大したもんですね。私は腰に毛布を巻いて小説を書いていますよ」と声を掛けました。「小説家なんですか? 私は小説が大好きなんです」「そうですか。パソコンを持っていらっしゃいますか?」「ええ」「それでは、ネット上に9冊自著小説が紹介され、1冊が無料で読めますよ。ネット検索で『高木』と漢字入力すれば、20社の無料ブログを立ち上げていますから、どこからでも主ブログの『ブログ人』に辿り着きます」と答えました。嬉しかった一日でした。友人、知人で小説好きの方に是非紹介して下さいね。その無料の小説『ネガの絆-歌咲くクラス仲間-』を探すには、『ブログ人』トップページの右端下の『バックナンバー』の『2008年12月』をクリックし、2008年12月5日付けの『高木徳一小説の販売形態と30作目の詩』を開けば判ります。

 さて、小説の執筆状況では、『逆走の闇』が私設編集長の校閲中で、自作の仮題『黒服の客』はプロット(構成)がほぼ終了しました。ここで一休みして以前購入した『21世紀を拓く現代作家・ガイド100』(1999年、編者 国文学編集部、発行所 學燈社、本体1700円)を3日間で読破しました。アイウエオ順に100人の作家の『作家ガイド』と『作品ガイド』が一人当たり2ページの見開きに纏められています。自分より何歳年上、年下かを確認し、苦労して栄冠を勝ち取った人、すんなり栄誉に輝いた人、途中で辛酸をなめた人など各人の人生の一端を垣間見る事が出来、愉しかったです。よし、自分も頑張ろうと勇気を貰いました。10年前に記載された栗坪良樹氏の『あとがき』に、『小説という表現装置は、経済装置と競合する宗教装置ほどに甚大な力があるわけでもなく、狭溢な場所と少数の人々に守られて生き延びる道を追求するしかない。』とありました。現在はネットでの紹介やネット小説が徐々に増加していますね。映画やドラマに取り上げられるような小説を書きたいと思いました。

映画で思い出しましたが、小学時代に9歳上の従兄に浅草の洋画館に何度も連れて行かれ、一人の人生、何世代もの人生が2、3時間に凝縮されていて驚きました。欧米にも憧れ、お年玉は映画鑑賞に消えました。浪人中に気分転換として入った場末の洋画館でキャサリン・ヘプバーン主演の『終着駅』を観て、ローマと渋い恋にしびれ、自分も経験してみたいと痛感しました。大学に入った1年間は二本立ての雨が時々降っている洋画を何度も見ました。その後、研究者になり世界(国際)消化器病学会でローマ、ボストン、ニューヨークに、また出張で中国、韓国、台湾にも行けました。希望するところに光ありですね。映画鑑賞の影響が、処女出版作『炎に死す』を読んだ同人誌『鶴書院』の野口編集長から「読んでいると映像が浮かんでくる」と言われた所以と思います。

 それでは、恒例の『旅愁散文詩』の40作目をプレゼントします。

  四十. 熊本県阿蘇山 (大自然の気迫)

  (一) 熊本より一路バスにて  阿蘇を目指す

      ほんの僅かずつ  海抜から高くなる

      三百六十度展開する  緑の大平原

      阿蘇駅前で  バスを乗り換え

      乗客は  女の人一人

      斜度五~十度の  緩やかな坂道

      窓を開け  心地良き風を呼び込む

      木立の間に入ると  ひんやりとする

      焼印を押された牛  三、四頭

      のんびりと  草を食む

      草千里の澄んだ池  ひらひらの雲を映し出す

      乗馬を楽しむ  親子連れ

  (二) 阿蘇山西で  ロープウエーに乗り継ぎて

      噴火口駅に  降りし

      目の前に  退避壕のいくつか

      万一の時は  逃げ込まねばと心に決め

      中岳の  火口を覗く

      シュー シュー シュシュー

      ゴー ゴー ゴゴー

      白煙  黄煙が立ち昇る

      風無きために  真っ直ぐに

      硫黄の臭い  鼻につき

      黄に変色した地肌  すり鉢状の底

      そこかしこからの  噴出

      地球は生きてるぞ お前らがぼやぼやしてると

      怒り出すぞ という

      凄まじいばかりの  気迫を感ず

  (三) 阿蘇内牧の芒硝泉で  平泳ぎ

      ビールの冷たさ  喉越しに

      山菜  刺身に  舌鼓

      窓越しに見やる  阿蘇の夕景

      自前のフィルム(網膜)に  焼付けし

      食後の散策  川沿いに

      月明かり  雲に隠れて  闇になり

      迷い込んだり  墓石  卒塔婆 

        


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