自著の小説・詩の紹介(巨人戦)

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高木徳一の執筆状況と15作目の詩

2008-04-02 14:37:37 | 小説

 今日は。

 庭にある柿の大樹の新葉が日一日と輝き、伸びております。

 今は穏やかで暖かいです。しかし、昨日の気温は17度でしたが、強い風が吹き、寒く感じました。その中を、葛飾区の都立水元公園に桜を見に出掛けました。中学2年のクラス会を卒後50年目に開いたのです。参加者は男子5名、女子4名と少ないですが、63歳で働いている人も5割位で休日なら参加出来るとの事でした。普通クラス会と言えば、最終学年ですよね。1年では英語を新たに学んだり、各教科に専門の先生がいたりで、新生活に慣れるのに大変でしたし、3年では生徒会長も降り、受験勉強一色です。2年は中休み気分で友達も出来た様です。筑波山への遠足の集合写真を拡大し、名簿と照らし合わせて、ああ君だったのかとか、あら随分痩せたのね、当時は坊主頭だったから判らなかったわよとかの会話が飛び交いました。満開の桜吹雪が舞う中、それぞれの人生模様を語り合いました。判る範囲で3人が逝去されていました。あのサリン事件に駅員として遭遇し、部下を亡くし、自分も失明の危機になったが乗り越えた友の話に皆シーンとなったのです。彼とは小学校も同級生で、3年前に50年振りの6年生のクラス会で聞いておりました。彼や癌、心臓病から生還したり、老老介護で疲れた友、更には歌好きの恩師との絆を一枚のネガが取り持ってくれた感動的な出来事を題材とした小説が、『ホンニナル出版』に案内中の『ネガの絆-歌咲くクラス会-』です。興味のある方はご購読下さいね。

その後、喫茶店でも談笑し、元気なうちの再会を期して解散しました。

 スポーツは、昨夜巨人が背水の陣でエース上原投手を起用したのに、逆転負けで4連敗をくらい、がっくり。選抜高校野球で東京の関東一高は早々と姿を消しましたが、千葉の千葉経大付と埼玉の聖望学園がベスト4に残り、決勝進出を期待しております。

 小説の方では、『赤い笹舟-男供の肉弾戦-』を執筆中で、これは新風舎に4巻まで創作し、かつて投稿した物です。これを、前回の『赤い笹舟-女達の心理戦争-』と2つに分けています。内容は日中戦争の悲惨さを描き、後半は戦後50年を経て、奇しくも加害者と被害者の家族が一同に集う事になるのです。未だ5ページしか進んでません(40字X40行)。

 最後に、『旅愁散文詩』の15作目をご笑覧下さい。

 十五.千葉県東金公園(大平原)

          昭和四十年十月

  (一) 大学の授業終わりて、正門より去る

      西千葉より大網を経て、東金下車

      ボンネットバスに乗りて八鶴湖へ

      ウイークデーにて、人影まばらなり

      二人でボートを漕ぎ出でし、共に語ろう、

      暫しの間

  (二) 遥か彼方の小高き丘へ

      葉も少なき桜の細木、並び立つ

      丘に登り、息を呑む

      三百六十度の大パノラマ

      見渡す限り、平原と畑、所々に林あり

      人家はポツーン、ポツーンと・・

      西部劇のあの大平原に匹敵せり

      狭き日本に、都心の近くに、広大な空地があるとは・・

      我が心までも雄大に、大志が更に膨らむ

      帰りの夜汽車で、宅地化の波を押し留め、子孫代々残さねば

      宝物はと