解散総選挙を望む 野田佳彦は松下幸之助に何も学んでいない

2011-09-17 11:38:05 | 政治
官僚のポチ内閣だ。総選挙を早くしろ。民主党には失望した。自民党もダメだけどな。

野田佳彦首相(54)は16日、参院本会議の代表質問で初対決した松下政経塾時代の恩師、みんなの党の江口克彦参院議員(71)から、「松下幸之助に何も学んでいない。政経塾“中退”だ」と激しく批判された。「行動で師の教えに応える」として批判を正面から受け止めなかったため、「教え子にふさわしくない」と徹底的にダメ出しされた。一方、民主党が臨時国会の会期を突然、4日間から今月30日まで14日間延長した問題をめぐり、国対メンバーが辞表を提出する党内の不協和音が発生した。

 「失言する大臣に囲まれ、日々心悩ませながら活動していることを、深くご同情申し上げます。それは自業自得で、党内融和を優先された報いだ」。野田 件内閣の実態を皮肉る江口氏の先制パンチに、ねじれ参院の議場が沸いた。「総理の資質に関し、松下の言葉をどう考えるか」「松下の人間観が今、総理の政治哲学にどう位置付けられているか」。松下氏の側近で、政経塾創設に尽力した江口氏。「松下イズム」に関するテストを、首相に課した。

 第1期生の試験で最終面接に残った野田 件首相を面接した1人が江口氏。首相の落選中には、相談を受けた関係だ。今回、総理と野党議員に立場を変えての“再会”だったが、「無税国家論」を説いた松下氏と対照的な増税路線を打ち出す姿に、容赦なくかみついた。

 「松下は、増税は政治家でなくてもできると言っていた。教え子としてふさわしくない」「総理には松下政経塾出身を名乗ってほしくない。中退だ。松下は『野田くん、君、総理を辞めたまえ』と、眼光鋭くにらみつけているだろう」

 延々とダメ出しを聞いた野田 件首相は、演壇で江口氏におじぎをし、「久しぶりに面接を受けている気分です」と表情を和ませた。しかし「松下先生は生涯でかけがえのない師匠だが、本会議の演壇で、私が内閣総理大臣としてとうとうと持論を述べることを、必ずしもお喜びにならない。行動をもって応えていきたい」と述べただけ。テストの答えは、ほぼ、白紙だった。

 江口氏は終了後、「実に逃げの答弁だった。政経塾で何も学ばず、血肉になっていないことがよく分かり、あらためて失望した。首相自身が考えないといけない問題なのに、無残な答弁だったね」とばっさり。予算委員会でも野田首相の政治姿勢をただす方針だ。野田首相が総理の座にある限り、江口氏との師弟対決は続く。