夢音(ゆのん)~風のおるごーる~ atelier JUNON

~想いをかたちにするために~
天然木を使った、オルゴール作家

育てるのは

2024-07-08 22:43:20 | つれづれ
母親と言うものは

娘に対してはまるで姉妹のように饒舌に話せるのだが

息子に対しては

想いとは裏腹にあまり近づき過ぎず

距離を置いて見ております。

結婚すればなおさら。

出しゃばらず

助けてと言われたら助けると言う感じ。

このみちゃんと

お互いの息子のラインの返信の短さに大笑いしてました。

「はい」

「わかった」

「おけ」

「あいよ」

「了解」

「大丈夫」

大体このように2〜4文字しか返ってこんね

と、2人で大笑いしました。

息子とはこんなものか。(笑)

夜電話である人から

「当たり前だ❣」

と、笑われる。

「母親に何を言う事があるか?そんなもんだ。自分もそうだった。」

そんなものなんですよね~。

「あんたがごちゃごちゃ言うことはない、こちらが育てる」

息子は他人に育てて貰うのが一番であります。

孟子の例えもありますね。

公孫丑曰、君子之不教子、何也、孟子曰、勢不行也、教者必以正、以正不行、繼之以怒、繼之以怒、則反夷矣、夫子教我以正、夫子未出於正也、則是父子相夷也、父子相夷、則惡矣、古者易子而教之、父子之閒不責善、責善則離、離則不祥莫大焉。


弟子の公孫丑が質問した、
公孫丑「君子が自分の子を教えないというのは、どうしてですか?」
孟子「うまくいかないからだ。教育する者は、必ず正しいことを子に教える。しかし教えたのに子が正しいことを行なわなければ、当然叱る。しかし叱れば、教育する者の子への情は傷つく。そして子が『お父さんは私に正しいことを教えているけれど、お父さんじしんがちっとも正しいことを行なっていないじゃないか!』と思うようになったら、父子の関係が傷ついてしまう。父子の関係が傷つくのは、最悪だ。いにしえの人は、子を取り替えて教育した。父子の関係というものは、善悪を責め合ったりしない情でつながれるものなのだ。善悪を責め合ったら関係が疎遠になり、それは何よりもよくないことなのだ。」(我読孟子より抜粋)


ありがたい。

男は男同士の世界もあるだろし。

私はマイペースですから

キチキチと工程表みたいにするのは苦手だ。

大切なエッセンスを

黙ってでも伝えられればいいかと。

言葉足らない部分は

お願いしたらいいのだ。

孟母の気分。(笑)

あ、いや、孟子の気分。

私は孟母のように教育のために何度も引越しはできない。(孟母三遷)

あ、一度だけしましたね。

世間を揺るがす宗教団体がマンションに入ってきた時。

あの時は怖いからすぐに引越しました。

テレビや街宣車の集まる環境は子どもたちに良くないと判断したので引越しましたね。

それくらいでした。



あちゅいのだにゃー。(きなこ談)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

都恋しや

2024-07-08 20:06:44 | つれづれ




懐かしい歌がたくさん

時々無償に懐かしくなる

都恋しや

都は遠い

比叡の山からおひさまが出て

愛宕のお山に日が沈む

大きなお月さん東山

明るい月の光の中で

黒く光るは屋根の波

昼間の機音夜の灯り

ろーじの中に夕餉の香り

遊ぶ子供もみな帰る

みな帰る





時々夢を見る

京都の夢を見る。

夏の暑さも冬の雪も

思い出の中に刻まれてる



私の生まれ育ったふるさと

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スズメバチ

2024-07-08 18:55:37 | つれづれ
午後に外工房は43度にまで上がりましたから

入れず

内工房の作業でしたが

加工再開と夕方5時過ぎから換気して入っておりましたが

凄まじい羽音。

ありゃ。また来たよ。アイツだ。

オオスズメバチ。

裏山からやってきますがなぜ工房の中に。

そーっと外に出て戸を全開して出てくれるの待ちますがなかなか出てくれず。

何しろ5センチくらいはある大物

羽音だけでもすごい。

スズメバチの天敵はオニヤンマといいますが

これだけのオオスズメバチになりますとオニヤンマも勝手が違うと思うのです。

こりゃまいったな。

仕方なく

バズーカを工房の天井にあまねく噴射

これ、私も気分悪くなるから嫌なんです。

しかしまだ出ていかない。

なぜ?

こんな嫌な匂い噴射されたら普通出ていくでしょ?

刺されたらこりゃ大変なので

羽音聞きながら仕方なくまたまんべんなく噴射して戸を閉めました

無益な殺生はしたくないのですけど

とにかく出ていかないなら危ない。

普通夕方になると巣に戻るんですけど

日が長くまだまだ明るいものですから帰らない。

スズメバチいる中で作業はちょっと怖いのでまた中断。

やだなあ。

出ていってもらって解放して扇風機で換気しないと私も作業できません!

嫌な匂い。

昔から殺虫剤の匂い大嫌いです。

気持ち悪くなります。

お願いだからどこかに行ってよ

お山に帰ってよ。😓

明るい7時くらいまで切削する予定なのに

あーあ。凄まじい邪魔が入りました。

やりたい。

でも怖い。

あんな大きいスズメバチとそのすごい羽音聞くとさすがに怖くて。

ブゥーンって扇風機に負けないくらいの大きな羽音

アシナガバチなんか

出てって❣と言うと素直に出ていくのにな~。

仙人はクレハの潤滑剤かけたらすぐにスズメバチは仕留められると言うけど

あの速さで工房の天井周りをブンブン飛んでるところにかけられない!

私が潤滑剤だらけになっちゃう。

困ったなあ。

網戸つけてとお願いしたけどそれもしてもらえず

自分で貼れと言われたけど届かないのだ。

何でも自分でしろと言われるのはわかってる。

できることはするけど

裏からハシゴなんて無理よ。

これもトッポ・ジージョのお兄ちゃんに頼もうかな。

「できることはしちゃる!」

って言ってくださった。

でも、大工さんとかじゃない。

善意でしてくださるんです。

危ない事はあまりしてもらいたくないなあ。

看板も手作しようとしたけど

紫外線防止のいろんなことを考えると

塗装して保護してもらうのはプロに頼むのが一番かなと想いました。

何しろ海風強いのと、紫外線強いのと。

その看板をレンガに穴をあけて取り付けはしてくださるようです。

それはお願いしちゃおう。

さてさて

色々お願いできることはお願いしちゃいましょう。

何でも自分ではやっぱり無理よ~。(笑)

40代ならしてるかも。(笑)


仕方ない。

明日夜明けになったら

殺虫剤片手にそーっと工房の中の様子を見てみましょう。

生きてて逆襲されるの怖い。

とにかくオオスズメバチの生命力は凄いんです。

蜂の持つ体内エネルギーは羨ましいくらいタフ

あんなふうにタフになりたいものだ。

長距離あの羽をあれだけ動かしあのスピードで飛ぶ。

私はバイクと並走するオオスズメバチ見たけど

時速40キロくらいでは平気で飛べる奴らです。

あの凄まじいエネルギーは

本当に羨ましい。

どこにあの身体からあのエネルギー出てくるのかなあ?

信州の方はオオスズメバチの幼虫好んで食べられると聞きましたが

そりゃ相当なエネルギーあるからなのでしょうね。

私は食べないけど。(笑)

オオスズメバチ捕まえて印を脚につけて放ち

山の中の巣に案内させて

巣の中の幼虫採られるらしいですから。

そりゃまた凄いな。

人も凄いや。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夢と希望があるよ

2024-07-08 10:50:52 | つれづれ
早朝グラウンドに走る

久しぶりに朝練。

汗が流れます

小型水筒で水分補給しながら。

しかし日が昇るまでは風がありとても心地良いのですが

おひさまが昇ると過酷です。

今年はこの時期としては異例の暑さで

もしもこの谷の風がなかったら倒れそうです。

無理なく体調見ながら運動として参加しますけど

皆さんの超絶昭和ギャグの応酬と

それがわかる自分の年齢に苦笑。(笑)

でも、H代さんたちが来られない日は、ほぼ1日誰とも話さず一人で黙って創作活動してますから

皆さん安否確認と言われるのもわかりますね。

京都にいる頃はほとんど汗をかきませんでした。

運動もしなかったからです。




よく言われます

この作業すごく早くできますね。って。

同じようなことも

30年前はすごーく遅かった。

試行錯誤重ねて

ああでもないこうでもない

そんな失敗繰り返してましたね。

どんな事も最初は上手くできないし仕上がりもうまくない。

それでもいつも思ったことは

去年よりも今年は少しだけ成長していたい

そんなことでした。

微々たる積み重ねが作業を早くしたり

いろんな工夫をあっという間にできるようになったり

誰も前例のない事をする時に

下手ながらも創意工夫していくことが

今に繋がってますね。

若い人に伝えたい。

どんなに何もできなくても

強い想いがあるなら

コツコツやり続けて工夫していけば

ちょっとずつ変化して行きますね。

どんなに小さな作品でも大きな作品でも。

作り込むのは修行みたいなもので

なぜそんなに忙しく作り込むのかと言われるけど

そのおかげで少しずつ少しずつ成長できますね

10年前の個展の写真と今の個展の写真があまり変化してないなら成長が止まってるなあと想い

そんなことのないようにと励んでいます。

ゆったり作ることは理想

しかし材料費やいろんな物が高騰し続けている今

10年前の材料費やいろんな価格はゆうに3倍くらいに膨らんでいます。

そういうものを一人で乗り越えて創作していこうとすれば

いろんなことに挑戦していかなくては作れませんね。

資金を誰かが無償で援助してくださったり

楽に好きなの作りなさいねなんてお金くださることなどありはしません。

自分でしっかりいろんなことを工夫しながらではないと

なかなか作り続ける事はできませんね。

これはどんな人でも同じこと。

以前

作品を必死で作って売るなんて

何だか情けないわねと笑われましたが

そう想われるのは無理もないことですね。

けれども売るために作っているわけでもないけど

そういう事がなければまた新たに作るための銘木やムーブメントを購入したり、いろんな加工道具を維持して行くことはできませんね。

これは料理人さんでも

どんな芸術家さんでも

いろんなことをなさっている皆さんおんなじですね。

画廊活動などやめて

アトリエでゆったり作ってやっていけばと言われましたが

それをしたらもう大作はひとつも作れなくなるでしょうね。

それこそアルバイトに走り創作のできない暮らしになるでしょうね。

創作は自分でちゃんと資金を継続的に作りながら、その中で色々自分の作りたい世界を構築して行くもので

誰かに与えられたり生活の面倒見てもらいながらしていくものでもありません。

そこに決意や

いろんな覚悟ができて初めて

ものづくりに向う気持ちが固まります。

まだ年金もらう歳でもなく

私が作り続けるには

こういう日々がとても大切でありがたいんです。



こんな事を話すのは

先日若い人から

質問されましたのでそのお答えです。

楽な道などどんな道にもないですね。

お勤めの方にはその、ご苦労がありますし

どんな職業の方にもしんどさは色々ありますね。

私は誇りを持って臨んでいることです。

いろんなお仕事されてる方

いろんな立場の皆さんそれぞれ

苦しいことやご苦労を口にはなさいませんが

それを乗り越えながら頑張られているのだと想います。

楽な道など

早道など

ない気がします。

だからこそ

誇りにも思えるし

喜びも大きくなりますよね。

そんなことを想いました。

正しいかどうかなんかわからない。

人はそれぞれの人生を歩んでおられますから人の数だけいろんなことがありますね。

みんな人とは違う自分の大切な人生ですものね。


若い人にはでも

私にはない宝物がありますね

それは若さや体力や気力

大きな希望を持つ力。

これらは若ければ若いほど

持たれている気がします💕

宝物ですよね。

きっといいことある

そう信じて励みたいですよね。



若い人たちには

歳をとっても楽しそうだなあって

思ってもらいたいですね。

そんな歳の取り方をしていきたいなあ。

年齢増えたって

夢と希望はあるのよ。って。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする