何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

マイ・ホームタウン

2020年04月30日 06時13分29秒 | Weblog
運動機能が落ちてゆく、毎日毎日落ちてゆく。
ありえないかもしれないが、回復する事を信じている。
自分では分かる、昨日の状態から微妙にではあるが、確実に出来る事が減っている。
悔しいからこそ、今、出来る事を必死でやる。

  マイ・ホームタウン

 オーオー マイ・ホームタウン
 背伸びするのは止めよう
 無駄が宝の夢家(や) ただのホッとする場所や

ふらふら歩いて歩き続けて ここまで来たが
これからどちらに向かえばいいのか分からず 立ちすくむだけ
外に出れば出たで 闘いつかれて 自分を見失い
濡れた子犬のように 逃げ出したくても 震えているだけ

 オーオー マイ・ホームタウン
 疲れたなら帰ろう
 無駄が宝の夢家(や) ただのホッとする場所や
 オーオー マイ・ホームタウン
 背伸びするのは止めよう
 無駄が宝の夢家(や) そしてホッとする場所や

自分を殺してマニュアル通りに生きてみたけど
教科書通りの笑顔じゃとうてい 誰も救えない
他人の評価や世間を 気にして 自分を見失い
個性をなくした 代用品に 成り下がってゆく

 オーオー マイ・ホームタウン
 疲れたなら帰ろう
 無駄が宝の夢家(や) ただのホッとする場所や
 オーオー マイ・ホームタウン
 背伸びするのは止めよう
 無駄が宝の夢家(や) そしてホッとする場所や


  命つないで華よ咲け

危ないにおいを 嗅ぎ分けて
それでも傷つき 泳いできた
誰かの役には立てただろうか
つながり何処かで 見つけたかい
 僕らの舞台は 張りぼてだらけ
 表面ばかりを つくろいながら
 世渡り上手で いいじゃない
 命つむいで 実を付けろ

優柔不断の へたれでも
生きて明日を 夢見てる
正義をかざして カッコつけ
死んで花実が 咲くものか
 僕らの舞台は 張りぼての中
 その場しのぎの 手のひら返し
 世渡り上手で 不細工でいい
 明日を夢見て 華よ咲け


右向け右だと 言われても
従う気持ちは さらさら無いが
一人ぼっちに なりたくなくて
ついついみんなと 唄ってしまう
 よそ見してると 奈落の底に
 真っ逆さまに 落ちちまう
 どれだけ傷つき 倒れても
 明日を夢見て 華よ咲け


 おはようございます

おはようございます すれ違う人に
おはようございます 挨拶をする
通学 通勤 いつもの道
おはようございます 挨拶をする
おはようございます 今日も笑顔が
おはようございます 素敵ですね
季節はめぐり 木漏れ日落ちて
おはようございます 挨拶をする

おはようございます 道行く人に
おはようございます 挨拶をする
通学 通勤 いつもの道
おはようございます 挨拶をする
おはようございます 貴方の笑顔を
おはようございます いただきます
季節はめぐり 木漏れ日落ちて
おはようございます 挨拶をする


唄い屋(Sailing)

俺は唄い屋 死ぬまで唄い屋
何処までいくんや 何がしたいんや
ガキの頃から たたかれてばかり
それでもとことん 唄うんや

俺は唄い屋 死ぬまで唄い屋
どれだけ歳を 重ね続けても
何がほんまなんか わからんままに
ボロボロになって 唄うんや

* 逃げたらあかん しょげたらあかん
  カラ元気でええんや 涙こぼれても
  あほみたいに笑ろて うそみたいに跳ねて
  だめだしされても 唄うんや

  俺は生きる 死んでも生きる
  声を無くしても 叫び続ける
  嵐の海に 引きずり込まれて 
  砕ける波に 打たれても

I am Sailing , I am Sailing
Home again cross the sea
I am Sailing , stermy waters to be near you.to be free

舞い上がれ 舞い上がれ
空高く どこまでも
風をつかんで 雲を突きぬけ 
羽ばたけ強く 何処までも

俺は唄い屋 死ぬまで唄い屋
何処へいくんや 何がしたいんや
わからんままに 年を重ねて
それでもとことん 唄うんや

俺は唄い屋 死ぬまで唄い屋
何であきらめる 何でやめるんや
ほんまにあかんて 思うまで俺は
ボロボロになっても 唄うんや

*(繰り返し)

俺は唄い屋 とことん唄い屋
死ぬまで唄い屋 何処までも唄い屋
ほんまにあかんて 思うまで俺は
ボロボロになっても 唄うんや


  おやじのにおい

汗に染み付いた埃のにおい
大嫌いだったおやじのにおい
夜明け前に散歩して
ごみを拾って歩いてた
目の前の汚れが
許せないと言って

汗に染み付いた埃のにおい
大嫌いだったおやじのにおい
給料日払いの貸付帳を
踏み倒されても 文句も言わず
家族の為に 埃をかぶって
汗をかいていた

汗に染み付いた埃のにおい
大嫌いだったおやじのにおい
隙間だらけの粗末な家だったけど
貧乏だなんて 思った事はなかった
おやじは何にも言わずに 働き続けて
未来を見つめ 笑っていた

汗に染み付いた埃のにおい
大嫌いだったおやじのにおい