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徳永写真美術研究所 Column


徳永写真美術研究所(TIPA)の日常コラムです。

実物に触れる重要性

2009-09-13 | 写真に関するお話


 

先日、京都国立近代美術館での講演会に参加しました。

講演者はデボラ・クロチコ氏。
 サンディエゴ写真美術館のエグゼクティブ・ディレクターをされている方です。

「教育者、キュレーター、ディレクターとして
長年にわたって美術館経営に携ってきた同氏に、
革新的な発想に満ちた美術館運営のあり方についてお話いただきます。 」
・・・という講演会の紹介内容でしたので
徳永写真美術研究所の活動として行かねばなるまいと思い参加しました。

***

サンディエゴ写真美術館は、
アメリカで7箇所ある写真を専門とした美術館の一つ。

写真・映像に特化した内容の展覧会を開催するほか、
写真文化の教育活動にも力を入れているとの事。

教育活動としては、
興味を持って楽しく学んでもらうため
様々なカリキュラムがあるそうです。
なかでも、私が興味を持ったのは
実物に触れるワークショップ。
当日の講演では模擬ワークショップをしながら
内容を紹介して下さいました。

例えば・・・
ダゲレオタイプとアンブロタイプの見分け方、
なぜ、一般の人が撮影した写真は円形にプリントしたのか?
など、

クイズ形式で実物の写真を手にしながら
解答を考えるワークショップです。

書籍やインターネット上で調べる
バーチャルな学びとは違い
体験を伴う学びには多くの発見があります。

実際、私は
ダゲレオタイプやアンブロタイプの写真を手にした時、その重量に驚いたり、
カード型写真の台紙がとても硬質だったことに驚きました。

過去にこれらの写真は何度となく見ていますが、
今回、初めて手にすることで新たな発見が多くありました。

***

機会があれば
サンディエゴ写真美術館に行ってみたいです。



Yoshie



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