京都国立近代美術館で開催中の
「ローマ追想」展へ行ってきました。
この展覧会では
19世紀のローマの風景写真が
主に展示されています。
会場で作品を鑑賞していると
既に見た写真なのか
まだ見ていない写真なのか
判断できなくなり
迷路に迷い込んだ感覚になりました。
写真を丁寧に見ようとすると
少々退屈するかもしれません。
しかし
視点を変えると
おもしろい体験ができるはず!
それは
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写真作品として見るのではなく
自分は19世紀に生きていると仮定して
目の前の写真群を眺めるのです。
すると
当時の人々の視線を知ることになり
また
ランドスケープの認識の仕方を
感じることができるのではないでしょうか。
それは
19世紀へのタイムトラベルのような体験です。
*
特筆したいことがもう一つ。
この展覧会の図録がとてもカワイイです。
ノート欄のページもあります。
旅の中で見た風景をコレクションして
感じた事をメモする。
そんな
旅ノート仕様です。
Yoshie
本展示は6月27日(日)まで開催しています。
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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