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徳永写真美術研究所 Column


徳永写真美術研究所(TIPA)の日常コラムです。

今も生き続けるアンディ・ウォーホル作品

2014-03-31 | 展覧会案内


アンディ・ウォーホル展に行きました。

既に
ウォーホルについては知っている。
彼の作品、幾度も見てるし・・・。
知ったつもりでいた私は
今回の展覧会の開催を知った時
あまり興味を持たなかったのですが
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国内史上最大の回顧展
ウォーホル作品のアイコン的存在、シルクスクリーンによる名作の数々
アンディ・ウォーホルの初期から晩年までを総覧する約400点が出品!
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本展のフライヤーに記されたコピーを読み
やはり、見ておかなくてはと思いました。



会場は森美術館。
夜遅くまで開館しているので
六本木ヒルズからの夜景も楽しもうと
夜間に行きました。
人の入りは多くはなく、見やすかったのですが
カップルが多い事に驚きました。

展示については
フライヤーに記されている「総覧」という言葉にふさわしい
充実した内容でした。
展示物の多くは知っていましたが
総覧することで
彼の人生に触れる事ができました。

それから
会場で販売されていたグッズに興味を持ちました。
通常の展覧会での関連グッズとは意味が異なり
ウォーホルのグッズは、作品でもあるんですね。
バックや文房具、生活用品と
ウォーホルのアイコンが刷られたグッズを
観客が自宅に持ち帰り
生活の一部に入れる行為は
アンディ・ウォーホルによる仕掛けが
今も生き続けているとも認識できます。

その他
会場入口には
ウォーホルが自らペイントしたという
BMWアート・カーが展示されていました。



夫・Takayuki にとっては、ウォーホルによるペイントよりも
車の内部が気になるようで、長時間、繁々、眺めていました。



現在の徳永写真美術研究所の玄関です。



アンディ・ウォーホル展のフライヤーを掲示しています。
やはり、抜群に目を引く図版ですね。


アンディ・ウォーホル展は
東京・森美術館にて5月6日まで開催。



現在、徳永写真美術研究所では

シルクスクリーンプリントの基礎を学ぶ講座の
受講をお受けしております。



詳しくは http://www.tokunaga-photo.com/class#5
お問合せ http://www.tokunaga-photo.com/contact


2014年春夏講座一覧

*下の講座名をクリックすると講座概要ページにジャンプします。
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● 作品制作研究講座1 表現活動の流れを知る 
全8回 4/19スタート

● 写真講座1 暗室作業の魅力を知る 
全9回 4/13スタート

● シルクスクリーンプリント講座1 基礎を学ぶ 
全7回 4/6スタート

● 表現研究講座1 サイアノプリント×スクリーンプリント 
全6回 6/15スタート

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記:徳永好恵
 

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徳永写真美術研究所

大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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恩師と共に美術鑑賞 / アンドレアス・グルスキー展&郭徳俊展

2014-03-14 | 展覧会案内


恩師の言葉が続くブログとなっていますが・・・

今回は
大学時代の恩師・小名木先生
美術館に行った日の事を記します。

今年、1月中頃
「 国立国際美術館の内覧会に行きませんか?写真家の展示です。」

FAXが深夜に届きました。
展示内容が何であっても
小名木先生からのお誘いであれば
行きます、もちろん。



数日後
内覧会の案内と展示のフライヤーが届きました。



送付いただいたフライヤーを眺めていると
赤字で何やら、書き込みがありました。
「これも見たいのです」と。

郭徳俊氏は古くからのご友人、
「これ見たいのです」なのでしょう、きっと。




内覧会当日

郭徳俊 ニコッとシェー」展入口にある
郭徳俊年譜を熟読する小名木先生。



展示会場に入るや否や郭徳俊氏とハグして挨拶。
その後
当時はね・・・、これは僕の知らないシリーズですよ。」

小名木先生は私に
1970年代の美術界や郭氏の活躍を
昨日の事のように説明してくれました。



いっぽう
アンドレアス・グルスキー展は・・・




この日は
郭徳俊氏だけでなくアンドレアス・グルスキー氏も来場。
明日からの展覧会開催にあたり
作家の挨拶やテープカットのセレモニーがありました。



上の写真は
友人が図録に書いてもらったサインです。
昨日、兵庫県立美術館で見た
サイ・トォオンブリーの絵のような。

また、サインの他
握手や肩を組んでの記念撮影にも応じる
グルスキー氏の姿に驚きました。



展覧会場では・・・

小名木先生は織物作家。
写真は専門外なので
近年の写真表現について説明しながら
すべての作品を丁寧に見ました。

美術館では
座ることなく3時間を超える長時間、滞在。
たぶん独りで鑑賞するよりも
しっかり作品と向き合ったと思います。

「いや・・・さすがに疲れましたね。」

美術館を後にして
近所のカフェにて休憩。
先生の集大成となる作品の進行具合など
近況報告をお聞きしました。

先生と交わした最後の言葉は
「僕はこの後、店に行きます。」
夕方からお仕事との事。
いや・・・お元気でなにより。
私はクタクタでした。

補足:先生は<すきやきいろは>の「だんな」さんのお仕事をされています。


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アンドレアス・グルスキー展
5月11日まで
大阪・中之島の国立国際美術館にて開催中です。
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記:徳永好恵



<ご案内>

現在、徳永写真美術研究所が運営する
2014年度春夏講座の受講をお受けしています。


講座一覧

*下の講座名をクリックすると講座概要ページにジャンプします。

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● 作品制作研究講座1 表現活動の流れを知る 
全8回 4/19スタート

● 写真講座1 暗室作業の魅力を知る 
全9回 4/13スタート

● シルクスクリーンプリント講座1 基礎を学ぶ 
全7回 4/6スタート

● 表現研究講座1 サイアノプリント×スクリーンプリント 
全6回 6/15スタート

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受講に関するお問合せはコチラより。
http://www.tokunaga-photo.com/contact


記:徳永好恵
 

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神経組織を攻撃する作品群:FRANCIS BACON展

2013-08-16 | 展覧会案内


澄み渡る青空の中
東へ向かって3時間のドライブをしました。
行き先は豊田市美術館
開館以来18年ぶり2度目の訪問です。


目的の展示は
フランシス・ベーコン展
9月1日まで開催



美術館入口です。



写真の人物がベーコン氏。
作家のポートレイトとしてはステキ過ぎる?
写真の展覧会かと見間違う看板だと思いました。



ベーコンと視線を合わせる写真左角のTakayuki。



フランシス・ベーコンについては
大学の授業で知って以来
一度、しっかり見たい画家の一人でした。
今回の展示は、日本初、アジア初の大規模個展との事。
この機会を逃すまいと訪問しました。

展示を見て最も興味を持った点は
絵の前にガラスorアクリルを挟むか否かについて。
挟む事で生まれる反射を
視覚効果として認識するかどうか
時によって考えが変化するところが共感できました。

自作を「神経組織を攻撃する作品だ」と語るベーコンですが
その言葉の通り、見終わった後は攻撃された感がありました。
とても見応えのある展示で満足。

現在
名古屋であいちトリエンナーレが開催されています。
名古屋と豊田をハシゴして
美術鑑賞三昧の一日を過ごすのはいかがでしょうか。
オススメです!

記:徳永好恵




【ご案内】

2013年度 秋・冬講座の受講を受付しております。
講座内容については
徳永写真美術研究所ウェブサイト

講座案内のページをご覧くださいませ。



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神戸へ京都へ、充足感に浸る美術鑑賞Day

2013-04-26 | 展覧会案内


昨日は神戸へ京都へと
電車のフリーチケットを利用して
美術鑑賞に勤しみました。






京都への主な目的は
KYOTO GRAPHIE
国際写真フェスティバル

今回が第1回目。
京都市内の12会場で開催されています。

頑張れば一日で総てを廻れそうですが
気持ちを寄せて作品と会場を鑑賞するには
数日かかると思われます。

私がまず目指した展示は
圓徳院での細江英公展。



展示写真は
写真史に残る名作ばかり。
既に幾度となく見ていますが
今回、私が注目した点は
歴史的建造物内で
どのように写真を存在させるのかという点について。

会場では
襖絵ならぬ襖写真や
掛け軸などの形態にアウトプットされ
細江作品が存在していました。

なかでも
石を土台にする展示方法は
枯山水のお庭と連動し
なるほど・・・と頷きました。



圓徳院には二つのお庭があります。
コチラは南庭。
砂紋の陰翳に魅了されました。
実は・・・私
お庭のある生活ができたら
枯山水を造り
毎日、異なる砂紋を描き
写真で残したいという夢を持っています。



コチラは北庭のすみっこです。
青い空、新緑の鮮やかさに感動しました。
北庭は南庭よりも大きく
多数の巨石で構成され
桃山時代の豪華さ、豪胆さを感じる事ができます。



圓徳院を見終えた後は
出口に隣接している
掌美術館にて高台寺ゆかりの品々を鑑賞しました。
この美術館では
現在
非公開文化財の千躰地蔵尊が
公開されています。
これは凄いです!



高台寺エリアでは
辻利のアイスクリームを食べながら
まったりとした時間を過ごし
その後
西行庵に向かいましたが・・・
公開時間を過ぎてしまい見学できませんでした。

ザンネン


次は
そのまま北に上がり
円山公園に向かいました。



枝垂桜の広場で
若者がクラシックの曲を
ギターで演奏する場面に遭遇。

夕暮れの柔らかな光の中で響く
ギターの音色は心に沁みました。



演奏を聴きながら
周りの様子を眺めていると

私と同様に
演奏に聴き入る外国人の旅行者
ラブラブのカップル
遠足中の小学生
ランニングする人

そして





そこに居る総ての人が
幸せな時間を共有してるようでした。

この日は
予定していた展示数の
3分の2ほどしか廻れませんでしたが
気持ちの上では
予定を超える充足感に浸れました。 


記:徳永好恵

【お知らせ】
現在
徳永写真美術研究所が運営する
2講座、受講受付中です。





<サイアノタイププリント講座>
5月4日、5日、18日、19日
全4回
鉄塩写真による青の表現に取り組みます。 




<シルクスクリーンプリント応用講座> 
6月30日、7
月14日、28日
全3回
カラー写真をCMYKに色分解し4色刷に取り組みます。




詳しくは
http://www.tokunaga-photo.com/class.html

 

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大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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TIPAメンバーの個展案内 / こだまだいすけ写真展 “ untouchables ”

2013-02-07 | 展覧会案内


TIPAメンバーの
こだまさんが個展を開催されます。



こだまだいすけ写真展
“ untouchables ”

会期
2013年2月19日(火)-24日(日)
12:00-19:00
最終日は18:00まで

会場
Photo Gallery 壹 燈 舎
大阪市中央区南船場2-6-21
http://www12.ocn.ne.jp/~ittosha/ 


こだまさんにとっては初個展。
展示会場にて
どのような世界を見る事ができるのか楽しみです。


記:徳永好恵

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