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続:MacPro 光学ドライブのシャッターが閉まらない問題

2020年02月05日 | Mac and Photoshop

 

一昨年の冬、MacPro(Mid 2010)の光学ドライブのシャッターが閉まらなくなり、その時は簡易的な処置で回復したのでしたが一年経った昨年末ににまた閉まらなくなってしまいました。前回とおなじ方法では全く改善しないのでどうも他に根本的な問題があるようです。分解してみないと何が原因なのかわからないので、この分野で有名な「Vintage Computer」の記事(YouTube)や、先人のブログなどから分解方法を探しましたがなんの情報も得られませんでした。ここは機械的な構造部分であり、もし失敗してもなんとかなるであろうと進めてみたのが今回の結果です。以下は自身の備忘録としての記載で、お勧めはいたしません。

 分解した印象は、Appleらしいというか、凝りすぎですね。ドライブが開いた時に扉を収納するための「戸袋」が内部の見えないところに外装と同じメッシュのアルミ板で作られていました。しかし、これが何の役に立っているのか全く不明。扉は2枚のメッシュ板に挟まれるため、扉を上下に開閉するプラスチックの部品を取り付ける時に微妙な調整が必要になります。この調整を左側のネジ1本で行う構造のようです。メッシュ板に歪みがあると調整は大変困難なことになります。私が分解した時には戸袋の板が少し変形したため何度やってもうまくゆかず結局のところこの戸袋を切除しました。アルミ製ですので数回折り曲げてやれば簡単に切除できます。取ってしまってもなんの問題もありません。
 作業で一番リスキーなのはプラスチックのフレームを外す時です。本体を寝かせて作業した方が良いしょう。先に扉の裏のネジ4本を外し扉とフレームを分離します。左側の1本だけのネジを外し、フレームを奥に強く押し込みながらフレームを右に開きます。この時に戸袋のアルミ板が引っかかり曲がってしまうかもしれませんが、切除するので構うことはありません。戸袋のアルミ板がフレームに干渉していないのを確認したらフレームを引っ張り出します。根元は楔形の2本の爪で引っかかっていて容易には外れません。ドライブ室の奥の平板アルミパネルも外した方がやり易いでしょう。なんとか外れたらあとは戸袋の板を切除し、先に扉をフレームに取り付けてから全てを元に戻せば完了です。

  もうこれで冬が来るたびに開閉を心配することはないでしょう。

 

 

 


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