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『スーパー解像度』と『Pixel Shift』の4億画素を比較する

2021年10月28日 | Mac and Photoshop

 今年Adobe Photoshopに追加された機能の一つに「スーパー解像度」があります。画像を面積比で4倍に拡大する機能で、GFX100sのPixelShiftは16枚の画像を連続撮影して4倍の画像を生成するのに対して、「スーパー解像度」は1枚のRAWデータから4倍の画像を生成します。CameraRawのメニューではなぜか『強化』という名称ですが、上の写真は前回の掲載写真をPixelShiftで撮影した時の16枚のソース画像うちの1枚をPhotoshopで『強化』したものです。前回の画像と違って1枚の写真ですから動くものもそのまま写っています。
 これまでphotoshopでは画像拡大についてなんども改良がされてきましたが今回の「スーパー解像度」は別格です。Pixel Shiftの生成画像と比較しても、遜色がないといっても良いかもしれません。やや滑らかさに欠ける感はあるものの、シャープ感はPixelShitを上回っていて印刷原稿としては十分な画質です。Pixel Shiftの場合、三脚の固定による複数枚の撮影と専用ソフトウエアによる処理の手間、そしてなによりも動くものには使えないことから「スーパー解像度」の利用価値は大きいと思います。

上の「強化」済み画像のフルデータはこちらのGoogleDriveからダウンロードできます。



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