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デジタル時代の写真屋の居場所について考える・・・

Windows8 Tablet !

2013年05月31日 | 撮影機材

P1010443  自社のスタジオでは、撮影した画像の確認、データのバックアップ、またはライブビューのために、カメラは常時、旧いPoweMac G5と接続してあります。 外部での撮影の際はMacBook Proを持参するのですが、運搬時の重量と2時間程しかもたない電池に不満を感じながらも他によい手はなく我慢して使ってきたのでした。
  iPadが出たとき、対応するカメラコントロールアプリを期待したのですがコンシューマー機向けのものしか用意されず、業務での使用はやはり無理でした。Android Tabletというのももありますが、これも同様。しかし、今年になってWindows8 Tabletなるものが登場しました。これだと今使っているCanonのEos Utilityも、NikonのCameraControl Pro2も使用可能で、基本的にはすべてのWindowsアプリケーションが使えるのです。総じてどのメーカーの機種も電池の持ちは良く、8時間程の連続使用ができるようです。私は、標準サイズのUSBポートを持ち電池交換のできるDellのLatitude10 (standard)を選択しました。
  使ってみるととにかく軽い。いままでロケ先での撮影中に撮影場所を移動するには、MacBookのリッドを閉じ、ACアダプターを外し、USBコードを外して、機材を数回に分けて運ばなくてはならなかったのですが、タブレットの場合はそのまま小脇に抱えて三脚、カメラごと一度で移動が可能になります。またフル充電してあれば撮影中に電池切れすることはまずないのでいちいちACアダプターをつなぐ必要もありません。スタジオでも俯瞰撮影などにライブビューを使う場合、カメラの横でモニターできるメリットは大きく、ディスプレイの視野角も広くて「レチナディスプレイ」ではないMacBookより視認性に優れています。
  使われているCPUはさほど強力なものではありませんが、カメラのコントロールには十分な性能だと思います。試しにRAW現像をやってみましたが1枚処理するのにも結構時間がかかり、やはり重い処理はデスクトップ型にまかせ、このタブレットには軽さを武器に活躍してもらいましょう。


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