写真屋はどこへ

デジタル時代の写真屋の居場所について考える・・・

COMMERCIAL PHOTO 12月号

2024年01月05日 | 写真

 写真関係の月刊誌が次々に廃刊していく中で健闘する玄光社の<COMMERCIAL PHOTO>。12月号ではウエディング撮影の特集が組まれた。俗に「嫁撮り」とも呼ばれる婚礼写真は「写真館」の歴史的トップビジネスだ。これを写真館とはあまり縁のない この月刊誌で扱うのはどうもテリトリー侵害のような気がしてならないが、これは現在の読者への事業転換のすすめか、でなければ部数維持のために「写真館」も読者に取り込もうという企画なのだろうか。
 写真のデジタル化が落ち着いた頃、同社刊行の「VIDEO SALON」という専門誌に同期したのか、主な記事がTVCMに振れた時があった。2023年のCOMMERCIAL PHOTO誌はポートレート系の記事が多かった印象だが、ポートレートは商業写真でも重要な要素だ。婚礼特集についても否定はしないけれど、コマーシャルフォトというジャンル消滅の兆候のように思えてならない。

 

 


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