重要な神、たとえば火はモシリコロフチ(国の女神)、
しまふくろうはコタンコロカムイ(村の神)、
立木はシリコロカムイ(地の神)で、
それぞれの持ち場が決められていた。
萩中美枝 『アイヌ文化への招待』
三弥井書店
***
モシリコロフチは伊勢内宮の神でウシャス、
コタンコロカムイは高木の神でトト、或いはコンス。
シリコロカムイは、よく分からないのだが、
熊野のケツミコ=スサノオだろうか?
内宮の神は、火(霊質=ひ)の揺らぎに象徴されるのだと思う。
太陽の炎や、その粒子の揺らぎもウシャスであり、
オーロラもウシャスなのだ。
(“オーロラ”は、ギリシャ神話における、
暁の女神の名である)
でも、ここでは神名の後がチの音になっているから、
アイヌでは体系の神なのだろうか。
もっとも、国魂そのものか、国魂と一体化している神であることは、
確かなのである。
アイヌでは、役に立たない神は落とされるらしいから、
ヤマトからアイヌを守れなかった火の神は落ちたのか?
それとも、本来はヤマトでも、
最高位の神ではなかったのか?
高木の神は知恵の神だから、ふくろうに象徴されるのだろうし、
立木は、大地の息吹の象徴なのだと思う。
まだ良く分からないけど。
イザナミは、ハトホルだとすると、
天常立=ラーの娘という高位の神で、
愛の神であっても地の神ではないのである。
しまふくろうはコタンコロカムイ(村の神)、
立木はシリコロカムイ(地の神)で、
それぞれの持ち場が決められていた。
萩中美枝 『アイヌ文化への招待』
三弥井書店
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モシリコロフチは伊勢内宮の神でウシャス、
コタンコロカムイは高木の神でトト、或いはコンス。
シリコロカムイは、よく分からないのだが、
熊野のケツミコ=スサノオだろうか?
内宮の神は、火(霊質=ひ)の揺らぎに象徴されるのだと思う。
太陽の炎や、その粒子の揺らぎもウシャスであり、
オーロラもウシャスなのだ。
(“オーロラ”は、ギリシャ神話における、
暁の女神の名である)
でも、ここでは神名の後がチの音になっているから、
アイヌでは体系の神なのだろうか。
もっとも、国魂そのものか、国魂と一体化している神であることは、
確かなのである。
アイヌでは、役に立たない神は落とされるらしいから、
ヤマトからアイヌを守れなかった火の神は落ちたのか?
それとも、本来はヤマトでも、
最高位の神ではなかったのか?
高木の神は知恵の神だから、ふくろうに象徴されるのだろうし、
立木は、大地の息吹の象徴なのだと思う。
まだ良く分からないけど。
イザナミは、ハトホルだとすると、
天常立=ラーの娘という高位の神で、
愛の神であっても地の神ではないのである。