昨日、TBM創設者である藤井武氏を検索していて、前述の「ジャズ・オーディオ対談」のお相手である三上剛志氏のページにたどり着きました。
その三上氏のオーディオ・セットの凄さに圧倒されます。私にとってそのセットは、もう憧れを超えて、別世界の話になってしまいます。
しかし、音源は手の届くところにあります。
その音源の「音」が良くなるってことは、大変うれしいことです。
では、その対談から藤井氏の熱い想いをご紹介したいと思います。
『・・・どんなにシステムが良くたって、ソフトが悪かったらそれ以上のものは表現できない・・・
・・・ジャズで「いい演奏」を録るためには演奏者同士が顔が見えて目配せし合える、そういう状態がいいと僕は思ってます。録音エンジニアには我慢してもらって(笑)。その中で腕を振るってくれたのが神成芳彦さん。・・・
・・・マスターは24ビットのMO。情報量が多いからMOに入れるのは63分未満しか入れない。・・・
・・・中高域の輝かしさが違うかなという場合には、これは基準として保留して、もう一度マスタリングやり直します。補正してもう一回プレス、最初のOKしたMOと聴き比べて、これならいけるとなって初めてOKになる。もうほんとに手作り。だから同じCDソースでも倍の値段がしちゃうんです。・・・
・・・良い聴き手がいることが、良いジャズを育てるんですよ。・・・』
そして、もう一言。
ジャズ・ディスク大賞・最優秀録音賞選考後記から。
『このレーベルは、演奏、録音面で日本のジャズ・シーンを語る時には欠かす事の出来ないレーベル。・・・オンマイクで捉えたガツンと来る音は、ジャズ・サウンドの極致。・・・』(選考委員 藤井雄浩氏)
これらを読んだ後、早速パソコンに電源を入れ、ネット注文をしたのであった。
『ライブ・アット・ミスティ』山本剛 山本剛がハウス・ピアニストを務めていた「ミスティ」での74年クリスマス夜のライヴ録音。続編が2枚あるという。
http://www.gokudo.co.jp/ 三上氏のページです
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