TOTO

お気楽主婦のお気楽な日記

さじ加減

2008-05-19 17:01:34 | ドラマ・映画
今日は息子の小学校がファミリー参観の代休。
だってんで、映画に連れて行った。
彼は『少林サッカー』や『カンフーハッスル』が大好き。
すっかりチャウ・シンチーのファン。
だもんで、『少林少女』を観た。

つまらなかったって。
『少林サッカー』は何回でも飽きずに見る彼が、
退屈そうに座席でもぞもぞしてた。
私も見てるのが苦痛だった。
ありえないのさじ加減を間違えたとしか言えない。

(映画レビューはできないので、詳細については映画サイトでお願いします

『少林サッカー』も『カンフーハッスル』も馬鹿馬鹿しくて
本当にありえない話。
だけど、そんなの関係なく楽しめる。
その現実味のなさも映画の醍醐味として面白い。
『少林少女』では違った。
もう初めから最後まで“ありえなさ”が喉に刺さった魚の骨のように気になる。
楽しめない。
私はコウちゃんも好きだし、中村トオルさんも素敵だと思った。
岡村君も似合う役だった。
だけどな~、すとんと心に落ちない。
ずっと楽しめなかった。
なぜだろう?
私も息子も『少林サッカー』は何回見ても楽しめるのに。

どちらもファンタジー。
どちらもありえない話。
違いはそのさじ加減なのかしら?
同じぐらいのありえなさなんだけど…。
『少林サッカー』はサッカー試合が主な舞台だけど、
『少林少女』はラクロスの試合は少ない。
どちらも少林拳をサッカーやラクロスに取り入れているんだけど。
ボールが火を噴き、龍になり、ゴールポストを吹っ飛ばす。
だけど、違うんだよね。

『少林少女』はディティールや小道具が凄く雑だな~とは思った。
日本の大学が舞台だってのが違和感ありすぎなのかしら?
その設定も雑だった。
ファンタジーを楽しむためにはリアリティも必要なのでは?
綿密に構成されたリアリティ溢れるファンタジー。
リアルを追求する労力を惜しんでは幻想も生まれないようなんだけどな。

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