今月号の『ざまをみろ!』のお題は「ambition」
「大志」という訳が一番に頭に浮かぶのだけど、
「野望、野心」というマイナスイメージの意味合いがあるから、
あえて英語で表記したいのだとか。
木村っちらしい。
言葉に敏感なのは俳優として不可欠な要素だと思うしね。
今現在の木村拓哉のambitionは
「作業中のものを世の中に刺激的に届けたいっていうこと」
はいっ
刺激的にいただいております!
これを読んで、
嗚呼、やっぱり木村っちはプロフェッショナルだと再確認。
(京香お姉様の色香にも反応しないもんね。)
自分の立ち位置も環境も影響力も、
ちゃんと俯瞰で見ることができて、ちゃんと咀嚼している。
ファンは憑いていけばいいのだ。
贈り物をちょうだいして、
いかに楽しめたのかをお礼状代わりに送ればいいのだね。
これはベッドなのかしら?
お靴の裏が見えているから、寝っころがっているの?
ストライプのカッターシャツをはだけて鎖骨が見えている。
いやん
シャツの胸元をはだけさせても日本一ね
禁欲的な独特の色香なのだよ~
斜めに見た、ちょこっと不機嫌さん?な表情もセクシーです。
しかし、なぜに人(カメラマン)は木村拓哉を寝転がせたがるのか?
それは普通グラビア系アイドルの専売特許でしょに。
気持ちはわかるが、去年秋から続く大量露出でも寝転びポーズの比率は高い。
同じく『ポポロ』もお買い上げ。
万俵鉄平中の木村っち。
作業ジャケット姿なんだけど、品が良くてお洒落。
なんですか、昭和40年代の男には見えないって説が多いらしいですね。
お洒落で現代的すぎる?
しかし、スーツにしろ、どこかやぼったいっすよ。
他の方が着たら、なんじゃそりゃ?ってのもあるし。
(特に赤茶のトータルコーディネートは凄かった
)
木村拓哉の外見だから、ファッショナブルに見えるだけです。
彼の美貌があまりに奇異に映るのでしょう。
それはどんな時代でも仕方ないのです。
そんな瑣末なことを突っ込むよりも、もっと突っ込み所が…
(って、将軍?)
工場で働くおじ様たちと定食屋でお食事の鉄平様。
「若」って呼ばれているらしい…
わ、若?○川○よし君?
鉄平様の笑顔は超貴重なのだとか…
ここでは柔らかな笑顔が見られるそうだけど。
「なぜか俺だけ辛い目に合うことが多いストーリー」
そうだよねぇ、そうなんだよねぇ。
鉄平は個人的な冨や名声よりも、より多くの人々への利益還元を願う社会的な人だと語っている。
原作ではそれほど感じなかったのだけど、
「このままでは日本の鉄鋼は駄目になります。」と語っていた鉄平。
アメリカ留学経験もあり、グローバルな目線を持っていたのだろう。
原作よりもドラマの方がそれがよくわかる。
ただね、灯台元は暗いのね。
もうちょっとだけ、小さな幸せを描くことができたなら…ね?
突然ですが、ちと気になりましたの。
大介パパは本当は息子を愛している優しいパパじゃないかっていうドラマ感想を読みました。
そ、それでは鉄平様は父親の愛を信じられない我侭坊やになっちゃう。
2話の大介パパの描き方が気になったの。
「お前のことを一番に考えているよ。」を本気にとってしまうじゃない。
もっと冷酷に突き放さなきゃ。
だって、「あなたの笑顔を見た記憶はありません。」なのよ。
大介パパは自分の父親を鉄平と重ねているんだから。
自分を小物だと蔑んだ父親の代わりに鉄平を打倒したいんだもん。
(妻を寝取られたより以前からの確執だわな。)
これからどんどん大介は鉄平を苦しめていく。
なのに妙に善人っぽい演出したらおかしいですわ。
あくまで悪役。
私怨の塊。すべてを己の論理で己の正義にすりかえる男。
行員の生活云々なんて欺瞞を入れちゃいけません。
じゃあグループ企業であるはずの阪神特殊鋼の社員はいいのかってことになる。
ただ単に阪神特殊鋼は爺さんが愛した会社だから潰したいだけ。
とことん大介は悪にしなきゃ変。
鉄平が甘ちゃんのおぼっちゃまでしかなくなってしまう。
悪は最期に自分の中の空虚に愕然としなきゃならない。
それまでは悪として燦然と輝かなきゃ。
親子して鯉に未来のご信託をうかがうのは止めましょうね
(加筆)
上記の鉄平様が「父の愛を信じられない我侭坊やに見えちゃう。」というのは、
私がそう思ったのではないです。
そう感じた方の感想を読んで、むしろ愕然としました。
それでは物語の根本がゆがんでしまいます。
大介はあくまで冷血でいなくては成立しないのです。
だからこそ、ラストが生きるのですから。
原作を読んでいらっしゃらない方と読んだ方とのギャップが生じてしまうようですね。
これは原作ありのドラマの宿命なのですが…
原作に忠実ではないドラマも多々ありますが、
今回はラストは変えないという約束の下の映像化らしいです。
私は原作を読んでいますので、ラストから第2話の描写が気になってしまいました。
ネタばれにならないように気をつけようとは思います。