佐々木譲の「エトロフ発緊急電」を読んでみた。
山本周五郎賞受賞作だ。
真珠湾攻撃前の情報戦が主なストーリーなのだが、非常に内容が濃密であり、大作とも言えるページ数(623ページ)だった。
南京大虐殺も描かれており、残虐な戦争犯罪にぞっとした。
一方で、主人公である日系米国人の不思議な魅力と、ハーフの女性や、朝鮮人、アイヌなどが、複雑に絡み合い、人種というものの難しさや、愛憎までも描かれている。面白かったが、少々、疲れた。
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