ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

海狼伝(白石一郎)

2023年12月11日 | 国内ミステリー

白石一郎の直木賞受賞作、「海狼伝」を読んだ。

白石一郎の作品は、以前にも読んだことがあるが、
久しぶりだ。

戦国時代、海で育った笛太郎が、村上水軍の海賊と
行動をともにするようになり、新しい船を建設して、
当時の中国に旅立つまでを描いている。

海洋冒険時代小説の最高傑作と言われているが、
なるほどと思った。

当時の船同士の戦い方や、いろいろな船の種類、
操船の仕方など、海流の影響など、詳細に描かれており、
見事な作品だ。

まさに、男たちの夢とロマンを描いている作品だ。

続編「海王伝」も、いずれ、読んでみたいと思う。


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