ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

偽傷の鳥はつかまらない(荻堂顕)

2024年06月06日 | 国内ミステリー

荻堂顕の新潮ミステリー大賞受賞作である本書を読んでみた。

読売の書評で、この作家のことを知って興味を持った。

ちょっと、変わった作品であることはまちがいない。

ストーリーとしては、少し前に読んだミッドナイトライブラリー
に近いかもしれない。

他の地域に逃げたり、現実に絶望して、人生から
逃げるのを助けるのが主人公の女性だ。

ミッドナイトライブラリーの場合は、自分で、やり直したい人生の分岐を
選べたと記憶している。そして、何度となく、試せるのだ。

一方、本作では、理想の人生が決められていて、そこにいると、幸福を
感じて、満足するというのだ。

どうなるのか、気になって、一気に読むことができた。しかし、読後感で
あるとか、終わり方については、若干、違和感を感じざるおえなかった。

自分との相性のようなものだろう。

 

 


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