心地よい風に新緑が揺れる季節。色鮮やかなツツジ咲く公園に子どもたちの歓声がひびきます。穏やかな日常の光景がいつまでも。つよく思わせる日々です。
芝生に座って絵本をひろげる親子の姿がありました。どんな物語が想像の世界にいざなっているのか。希望や喜びをとどける本の力は万国共通です。第2次大戦後の疲弊したドイツ。そこで生きる子どもたちの心をふるい立たせたい。それが国際児童図書評議会(IBBY)の始まりでした。
子どもの本を通して異国の窓を開く活動には現在84の国と地域が加盟。日本支部のJBBYは今年50周年をむかえ、いま東京・神保町の出版クラブビルで「世界の子どもの本展」が開かれています。
夢見る少女が鳥のように羽ばたき、彩られたきれいな街で遊ぶ『ナザレの蝶』。パレスチナの絵本です。雨の中でも歌ったり踊ったり、子どもの生命力あふれる『なんていいひ』。国際アンデルセン賞画家賞をうけた韓国のスージー・リーさんが描く美しい一日です。
「世界ではいまだ子どもたちが犠牲となる紛争が絶えません。そんな時だからこそ、それぞれの国や地域で生み出される本を通して国際理解を深めることが、広い視野と寛容の心を育み、世界の平和な未来をつくる一助となるように」。JBBYの宇野和美会長は、そう願いを込めます。
さまざまな地域の、多様な子どもの本。それは国境や文化、言語の壁をこえて心を弾ませてくれます。物語をつばさに、想像を力に、世界をつないで。
芝生に座って絵本をひろげる親子の姿がありました。どんな物語が想像の世界にいざなっているのか。希望や喜びをとどける本の力は万国共通です。第2次大戦後の疲弊したドイツ。そこで生きる子どもたちの心をふるい立たせたい。それが国際児童図書評議会(IBBY)の始まりでした。
子どもの本を通して異国の窓を開く活動には現在84の国と地域が加盟。日本支部のJBBYは今年50周年をむかえ、いま東京・神保町の出版クラブビルで「世界の子どもの本展」が開かれています。
夢見る少女が鳥のように羽ばたき、彩られたきれいな街で遊ぶ『ナザレの蝶』。パレスチナの絵本です。雨の中でも歌ったり踊ったり、子どもの生命力あふれる『なんていいひ』。国際アンデルセン賞画家賞をうけた韓国のスージー・リーさんが描く美しい一日です。
「世界ではいまだ子どもたちが犠牲となる紛争が絶えません。そんな時だからこそ、それぞれの国や地域で生み出される本を通して国際理解を深めることが、広い視野と寛容の心を育み、世界の平和な未来をつくる一助となるように」。JBBYの宇野和美会長は、そう願いを込めます。
さまざまな地域の、多様な子どもの本。それは国境や文化、言語の壁をこえて心を弾ませてくれます。物語をつばさに、想像を力に、世界をつないで。