てっきりてっくり

あっという間に1日が終わっちゃう

気楽に読む本 エンダーズ・シャドウ シリーズ

2004年12月19日 | 読書
テーマサロンで、「炬燵に蜜柑とこの1冊」がありました。たしか、ちょっと前まで「秋の夜長にこの1冊」でしたねぇ。
前回は、じっくり読む本を紹介したんですが、今回は『炬燵蜜柑』なので、気楽に読める本をご紹介です。
すぐに思いついたのがエンダーズ・シャドウ シリーズ。
理由は、今「シャドウ・マペット」「シャドウ・パペッツ」を読んでいるからという単純なものです。
一応SFという分類になりますが、あまりSFっぽくないです。

「エンダーズ・シャドウ」は、「エンダーのゲーム」の姉妹作。
できれば「エンダーのゲーム」を先に読むことをお勧めします。
でこの「エンダーのゲーム」ですが、ヒューゴー賞、ネビュラ賞ダブル受賞の名作ですが、どうも若い人にはあまり人気がないようです。ブログでも2人の方の感想を読みましたが、あまりおもしろくなかったというものでした。
というわけで、ちょっと困った状況です。
エンダーのゲームは読まないよと言う人のために、この本のあらすじを紹介します。
未読&将来読む予定がある人のために、ネタバレ部分は、白フォントにします。

「エンダーのゲーム」
人類は、初めて出会った異星人、昆虫型宇宙人バガーと戦い、やっと追い払うことができた。バガーとは話し合いの余地はない。バガーはまた地球に攻めてくるはず。そのとき、地球人は皆殺しになるだろう。このため、人類は、将来の戦闘に備え優秀な軍指揮官を育成するため、全世界から優秀な子どもたちを集め、特別な訓練を施す学校を作った。
エンダーは、選ばれた子どもたちの一人。異例の最年少で入学したエンダーにさまざまな試練が与えられる。はたして、人類は間に合うのか。
で、ここからネタバレ。

エンダーはすさまじい訓練にもぎりぎりの状態で耐える。最後の訓練は、艦隊シュミレーション。
このシュミレーションゲームは日ごとに厳しさを増すゲームだ。
それは、前日使った作戦が2度と通用しないゲームだから。負けることは許されない。
そして、その日、絶望的な状況下でゲームが開始され、エンダーはゲームを投げたくなったが、捨て身の戦法で見事、ゲームに勝利する。
しかし、これらの艦隊ゲームは、実はゲームではなく、実戦だった。即時通信が開発されていて、何光年もかなたにいる戦艦を指揮していたのだ。
エンダーはまだ子どもだったので、実戦であることを隠されていた。
この戦いで、50年以上前にバガーの母星に向けて派遣されていた艦隊も全滅したが、バガーは絶滅、母星も破壊された。人類の危機は回避されたのだ。

と言う話。ま、そこに異文化理解とかの話やら、エンダーの兄姉の話なんかも、絡みます。

長かったですね。
しかも、まだ前振り。

さて、「エンダーズ・シャドウ」というのは、エンダーが駄目だったときの予備として期待されていた少年ビーンのお話。ビーンの視点からみた「エンダーのゲーム」です。
ビーンは、この世の地獄と呼ばれる街のストリートチルドレン。
「豆ほどの値打ちもない」ところから、ビーンと名乗ります。でもって、完璧無比の記憶力を持つ超天才です。
赤ん坊(?!)の頃から路上生活を送ってきたビーンにとっては「生き抜くこと」だけが目標です。
エンダーは知力とすぐれた共感力で、勝ち続けますが、一方、それゆえに精神的に弱い部分もあります。
その部分がちょっと読んでいて鼻につくかもしれないですが、ビーンには、それがありません。というか、子どもなのに、大人なんです。。
ネタバレ欄に書いた日の出来事など、ビーンから見た話だと悲しいです。
炬燵蜜柑だと、涙もごまかせるのでいいですね。
「エンダーのゲーム」と同じ場面も出てくるので、読み比べるのも面白いです。

その「エンダーズ・シャドウ」の続編が「シャドウ・オブ・ヘゲモン」
バガー戦役が終結して、全世界の一致団結が壊れた世界での出来事。エンダーの残虐な兄ピーターとビーンの物語です。

その次が「シャドウ・パペッツ」
まだ50ページぐらいしか読んでいないので、どんな話なんだろう??
でも、多分、その次はないと思います。
ちょっと言いたいのは、この文庫本、確かに普通に分厚いですが、1000円って、何事?
単行本じゃないよ、文庫本だよ。高いよねぇ。


あ、ちなみにエンダーシリーズでは、一番面白い(読み応えがある)のは「死者の代弁者」です。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なぬ! (にゅきみ)
2004-12-23 00:41:20
こないだエンダーズシャドウの購入にあわせて

エンダーのゲームを買いましたが、続編がありましたか…

むむむ。かわねヴぁ…つか読めよ>俺
返信する
あれ? (てくり)
2004-12-23 11:52:11
にゅきみさんは、エンダーのゲーム未読だっけ?

そういえば、そんな気も。。。

シャドウシリーズは、さくさく読めるから

いいですよ。

ご存知かも知れませんが、エンダーシリーズは、

死者の代弁者、ゼノサイド、エンダーの子どもたち

と続きます。



シャドウ・パペッツ。。。

あ!!!

おいおい、タイトル間違えてますね。

パペット・マペットの影響か。。。恥ずかしい。

修正しておきます。

で、「シャドウ・パペッツ」は、半分以上読みましたが

もうひとつかな。

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