てっきりてっくり

あっという間に1日が終わっちゃう

リングワールドの玉座

2005年05月13日 | 読書
図書館で借りて読みました。
『リングワールド』『リングワールドふたたび』に続く作品なんですが、どういうわけかこの『リングワールドの玉座』だけ、文庫になってないんですよね。
単行本で買うのもなんだかなぁとケチなので、しぶっていたわけです。
そしたら、図書館にあるじゃないですか。
早速借りてきましたよ。

で、『リングワールド』は覚えているけど、『リングワールドふたたび』はさっぱりさっぱりだったので、読み直し。
たまたま実家から持ち出して手元にあったので良かったです。

『リングワールドふたたび』、読み出せば思い出すかなと思ったら、全然でした。
最初の頃は、ああ、そういえばそんな感じだったと思えたんですが、だんだん、へえぇ~知らなかった~となりました。
私は、本当にこの『ふたたび』を読んだことがあるのだろうか。
だんだん自信がなくなってきたけど、既読本だと思うから、『ふたたび』の感想は、こっちへ。


さて、『リングワールド』は、ラリイ・ニーブンの書くノウンスペース物です。
愉快な(?)宇宙人が出てきて楽しいですよ。
『リングワールド』って、宇宙空間にある巨大なリボン。
真ん中に太陽があって、その周りをリボン状の構造物が回っています。
リボンの太陽側は、大気も海も陸地もあって人が生活できます。その面積は、地球表面積の百万倍という巨大さです。

パペッティア人という高度な文明と異常に臆病なことで有名な宇宙人が、それを発見しました。
パペッティア人は銀河の核で爆発が起きたことを知り、何万年後かに襲ってくる災厄のため、自分達の惑星ごと、銀河系を脱出中でした。
その途中にあったのが、リングワールド。
なんじゃこりゃ~と、調査団が派遣されることになったのです。

でも、普通のパペッティア人は、こんな巨大な建造物を作ることができる技術を持った宇宙人とコンタクトを取れるような神経はしていません。だって、危ないじゃん。
そこで、一人のパペッティア人としては精神異常とされる冒険が可能な人物(でも、人類から見るとすごく臆病)が選ばれ調査団の指揮を執ることになりました。
家来は、人類から2人とクジン人から1人。
クジン人は、巨大な猫型宇宙人で乱暴者です。パペッティア人はひそかにクジン人の性格を穏やかにするよう介入してます。
人類からは、主人公と、ラッキーな若い女性。やはりパペッティア人がひそかに地球の政策に介入して、幸運な人種を作り上げるようにしていたのです。
幸運な人と一緒に冒険すれば、自分達も無事冒険から帰還できるだろうという思惑です。

あ、なんだか、前置きが非常に長いですね。。。


そんなわけで、この人たちの冒険の話が『リングワールド』です。
で、いったん戻ってきた人たちがもう一度リングワールドに出かけるのが『リングワールドふたたび』。

この『リングワールドの玉座』というのは、『ふたたび』の続きです。

やっぱりパペッティア人は、可愛いです。
普段は感情表現のある銀河共通語をしゃべるのに、ショックを受けると棒読みになるとか、丸まっちゃうとか、いろいろ。
『失礼な。私がそんなことも考えてないと思っているのですか。すでに手は打ってあります。』
というのがきめ台詞。
本当にそんな台詞があったかは、不明。ま、イメージですよ、イメージ。
もう危機管理ばっちりですよ。
ばっちりすぎて、逆に困る状況になるぐらいですよ。

それに頭が2つあるしさぁ。
足は3本だし。
脳みそは頭じゃなくて体にあるし。
手はないから、舌で操作するし。
あんまり可愛いので、イメージ図まで描いてしまいました。
パペッティア人イメージ

あいかわらず稚拙です。
真ん中の膨らんだところが、脳みそです。

ということで。


あ、『玉座』について何にも書いてないですね。
えっと、えっと、リングワールドはとても広いので、いろんな人種というか、種族が住んでいるんですよ。
そこで、リングワールドの覇権をめぐる争いってことです。
あまり書くと、前作、前々作のネタバレになるからね~。

でも、これまだ続きそうなんですけど。
ニーブンさん、続きは、書いてないよね。。。

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