魂萌え!〈上〉 (新潮文庫)読了日：05月03日 著者：桐野 夏生
魂萌え!〈下〉 (新潮文庫)読了日：05月04日 著者：桐野 夏生
定年になった夫が急死して、残された専業主婦妻がアタフタ、失敗しつつも、一人で生きていく覚悟を決めていく様子を描いた作品。
「妻の知らない家族」というので、クリスティーの「春にして君を離れ」を思い浮かべました。こちらは、死別したわけでもなく、話としては違うのですが、過去を振り替えって気づく部分は、似ているなと。
読んでいて、「それはない」と思うぐらい世間知らずな主人公の行動に多少違和感も。
カプセルホテルで出会う老女やエキセントリックな友人の描写が桐野夏生っぽい以外は、あまりそれらしさがないマイルドな作品です。
でも、読みやすいよ。
しんちゃん
懐かしい・・２年くらい前だったか？読みました
桐野夏生さんは大好きです
初めて読んだのがＯＵＴ！
エキセントリックでサディスティックな要素を持った神秘的な女性ですね
また機会があれば桐野作品を読みたいと思っています。
あっ、私も初めて読んだ桐野夏生ものは、ＯＵＴです！
今まで読んだことがない主人公や展開で、衝撃的でした。