てっきりてっくり

あっという間に1日が終わっちゃう

『クリムゾンの迷宮』 貴志祐介

2005年05月28日 | 読書
クリムゾンの迷宮 貴志祐介 
角川ホラー文庫 初版は平成11年(初出)

『本でいっぱい』では、私が持っている本をランダムに紹介しています。
今回、こちらに移動するにあたって、『良かったー、好きだー』度である★マークは削除しました。
いいかげんになっていたので…。


ふと目覚めると、そこは一面深紅色に染まった異様な世界。
いったい、なぜこんなところにいるんだろう?
そして手元には、水筒とビスケット、ゲーム機。
ゲーム機をONにすると、表示された文章。
「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された。」
ゼロサム・ゲームの始まりだった。



全くなんの脈絡もなく、妙な場所で目覚め、生き残りをかけたゲームを強制させられるというのは、映画「キューブ」に似ていますね。
どちらが先がわかりませんけど。
この作品は、ホラーということですが、幽霊などの超常現象は出てきません。
主人公達がどうなるのか、先が知りたくて、どんどん読み進んでしまう本です。
でも、それだけといえば、それだけの本。

今、少しだけ最初の方の部分を流し読みしたのですが、オチが分かってからだと、なるほどと思わせるものがあります。
推理小説風に言うと、「気をつけて読めば、犯人は分かる」ように書かれていますね。

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