てっきりてっくり

あっという間に1日が終わっちゃう

時間衝突

2005年09月02日 | 読書
バリントン・J・ベイリー の、
『この本を読まなきゃSFファンじゃない』
とまで言われる作品。

って、嘘です。
すいません。。。

ああ、でも踏み絵にはなるかな。
この本を面白く読めるかどうかが
SFファンになれるかどうか
と断言しちゃってもいいかも。
この本、センス・オブ・ワンダーしかありませんから。

再読したのですが、びっくり。
見事にストーリーを覚えていません。
小道具は覚えているのに。

という、そんな作品です。


舞台となるのは、人類文明が何度も興隆と衰退を繰り返した末の遠未来。
前回の文明は、異星人によって滅ぼされたようだけど、詳しい資料は残っていない。
異星人の遺跡を調査することで得られる情報はほとんどゼロに等しい。
そんな異星人遺跡を研究している考古学者は、300年前の写真を見つけた。
写真は異星人遺跡を写したものだけど、なぜか現在より古びている。
遺跡は年々新しくなっているとでもいうのか、たちの悪いいたずらか。。。



そうそう。
この作品中に登場する宇宙空間にある居住スペースの形が砂時計型なんですよ。
なんとなく、ガンダムシードを思い浮かべてしまいました。
「青き清浄なる宇宙のために!」的な話もあるし。

登場人物は、適当です。
人物がかけているとか、心理描写が素晴らしいとか
そういうのとは、全く違う作品とでも言うんでしょうか、
でも、こういうことに煩い私でも、気になりませんでした。

SF以外の何物でもない作品です。
だって、『時間衝突』ですよ。


続けて、『永劫回帰』を読もうかと思ったけど、
翻訳者が違ったので、PASS。。。
一応、近未来に読む本に分類してあるので、
2,3年のうちには読むと思いますが。


ちゃんと買えます。
Amazon

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (にゅきみ)
2005-09-02 22:42:46
読まねヴぁ

あ、でも非SFマニアのレッテル貼られたら

どうしよう…
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にゅきみさん (てくり)
2005-09-05 14:23:24
SF=センスオブワンダーって断言した上での

踏み絵ですから。

時間理論の説明って、小難しいイメージが

あるかもしれませんが、そんなことはありません。

っていうか、禅問答のようで理解不能です。。。

笑い飛ばして読めばいいみたいです。

全体に軽く読めます。

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これは・・・ (OZAKU)
2005-09-05 22:41:57
お、面白そう!読みたいです。この手の時間モノに弱いんです。でも実際読んだらSFファン失格のほうだったりして・・・・。ちょっと怖いですが、これから読みたい本のリストに加えます。
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OZAKUさん (てくり)
2005-09-06 17:12:51
私も時間モノ、大好きで、それだけで「おおっ!」

と買ったりします。

それにしても、この作品は、ちょっと普通じゃない

時間モノです。

バカSF代表作とも言われていますので、

なかなかいいのではないかと。。。



翻訳は、大森望先生で読みやすいです。

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読みました (にゅきみ)
2005-09-21 12:30:24
言っている意味が判りました。

アシモフ博士やホーガン先生と比較すると

科学的根拠が薄弱っていう意味で

「センスオブワンダーのみ」なんですね。

まさにSFってカンジで非常に楽しめました。

お話とオチが上手いのかと言われると微妙ですが…
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にゅきみさん (てくり)
2005-09-21 22:43:24
お話もあんまり上手くないし、

キャラ萌えもできないし、

文学的な香りもないし、

にゅきみさんご指摘の科学的根拠も薄弱だし、

壮大な馬鹿話以外の何物でもないわけで、

そんな話が楽しめるなんて、

SFファンぐらいなんじゃないかと。。。



楽しめたということで、紹介してよかったです。

大見得を切っちゃった(SFファンの踏み絵)ので、

ドキドキしてました。

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