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あっという間に1日が終わっちゃう

『殺戮のチェスゲーム』 ダン・シモンズ

2005年06月03日 | 読書
殺戮のチェスゲーム ダン・シモンズ 柿沼瑛子・訳 
原題 Carrion Comfort 1989年初出


当時、「ハイペリオン」の作者ということで、SFではなく、ホラーでしたが、気になって買った本です。
たしか、まだ「ハイペリオン」は出版されていなかったと思うけど、注目を浴びていました。

上・中・下巻という、ボリュームたっぷりの本です。
ヴァンパイアものです。
ヴァンパイアは、人間の心を操ることができ、その能力で人間同士殺し合いをさせて楽しんでいるという設定でした。
タイトルの「殺戮のチェスゲーム」というのは、ヴァンパイアが人間を駒に見立てて行うチェスです。負けた駒は、殺されてしまうというとんでもないゲームです。

数々の賞を取っているということですが、読んでみたところ大味という印象がぬぐえませんでした。
たしかに、このボリュームを飽きずに読ませるだけのテクニックはありますが、それだけ。


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