てっきりてっくり

あっという間に1日が終わっちゃう

Jane Eyre, Prince of Egypt-Brothers in Egypt

2006年01月15日 | 英語
多読本感想って、わりと大変なわりに読む人が限られるので、今日は記事2つまでにしようと思ってたんだけど、下の記事にJane Eyreをつけたのを、タイトル文字制限にひっかかって投稿できなかったから、おまけ。
ついでに、タイトル名が非常に長いエジプト兄弟の感想も書いとこう。

Jane Eyre
PGR3 7200語
★★★★

ブロンテ姉のRetold版。
いや、読んだことあるんですよ、子どもの頃。でも、内容をほとんど忘れてしまっていて、当時は、あまり感心しませんでした。ふーん、通俗恋愛小説だなーって、生意気な感想。それよりも、同じブロンテだったら妹の方の嵐が丘の方が、ドロドロヒューヒューしてて印象深かったですねぇ。

それが大人になってみると、こういうのも楽しめるようになったのかと感慨深いです。
Retold版で思いっきり省略されているんですけどね。

ところで、ここに出てくる寄宿制女学校についてですが、当時もそんな感じだったんですよね。
娘を学校に預けたら、病気なって戻ってきた、はては病気で死んでしまいましたーって親は文句言わないのかな。


Prince of Egypt-Brothers in Egypt
PGR3 8500語
★★★

挿絵がディズニー。
なので、主人公の名前を見てまさかと思ったけど、やっぱりモーゼの出エジプトでした。

奴隷であるヘブライ人の、男の赤ん坊はすべて殺せという王の命令から逃れるため、生まれたばかりのわが子をナイル川に託す母親。
ナイル川は宮殿にも通じていて、流された赤ん坊は后に拾われ、弟王子として何不自由なく育てられる。

とかいう話なんですが、ふと思ったんですが、宮殿って奴隷地区の川下にあるんですか?
うーん、私って細かいことが気になるタチだったんですね・・・。

SkyJack!, Secret Garden, David Copperfield

2006年01月15日 | 英語
Sky Jack!
OBW3 9300語
★★★

ハイジャック犯が要求した内容は、とても承諾できないようなものだった。
しかし、犯人達は要求を呑まないと乗客を一人ずつ順番に殺していくと宣言し、実際に1人、殺してしまう。
窮地にたたされた女首相が取った方法とは・・・

という話で、最初に登場してくる若い男性乗客があるものを食べるシーンがあるのですが、そこはビックリしたなぁ。いくらコーヒーをつけて食べやすくしたって、モサモサするよねぇ。

あと、ハイジャックって飛行機にしか使わないんですよね?
飛行機って高いところを飛ぶから、ハイジャックかと思ってたけど、違うのかな。バスだとバスジャックって言うよね。
それとも、バスもハイジャックって言ったっけ?電車だと、えっと?

あ、違った、違った。
ハイジャックの語源

ハーイ、ジャック!って・・・。


Secret Garden
OBW3 9600語
★★★

PRGで読んだのとは、また一味違った秘密の花園。
ヨークシャー訛りっていうのが出てきて、ああ、そうか、英語の本を読むってことはそういうのもわかる(推測できる)ってことなんだなーと、改めて外国語の本を読む難しさを認識しました。


David Copperfield
PGR3 2300語
★★★

ディッケンズのRetold版。
このレベルにしては、語数が多く、この本で随分助かりました。語数稼ぎにピッタリ。
予想通り、ボリュームがある分、英文が平易でしたし、原作が古典名作なだけにストーリーはしっかりしていて楽しめますからね。
原作を知らないので、少し不安はありましたが。

結局、男ってかわいくて馬鹿な女が好きなのね・・・。
少なくとも、当時は。

叔母さんが一番魅力的でした。
最初登場したときは、どういう人?と思いましたが。

Jojo's Story, Go Lovely Rose, On The Edge

2006年01月15日 | 英語
ずーっと英語多読の本の感想を書いてなかったんで、3冊ぐらいづつまとめてボチボチ書いていきます。読んだ順番は忘れてしまったので、手元の資料に並んでいる順番で。
ああ、他にも映画や普通の本(日本語の本ってこと)の感想も、溜まってますね。
そちらもボチボチ書きますよ。

Jojo's Story
CER2 8400語
★★★★★

しょっぱなから、この本か・・・。
問題作ですね。

戦争で村人が殺され、ただ一人生き残った10歳の少年の物語です。
村に隠れていたところを国連軍に救出され、戦災孤児院(かな?)に。
途中、国連軍に同行していたカメラマンや、孤児院の国境なき医師団の女医、
孤児院で知り合った同じような境遇の子どもとの交流を交え、
戦争の様子、戦争前の様子が少年の視点から、淡々と書かれています。

結局、少年は孤児院に立ち寄った自国軍隊に参加することになるのですが、
あんなに戦争を嫌い、平和を願っていた彼がどうして軍隊に参加することを
選んだのか、何か他に方法はないのか、読むものに重いテーマを投げかけてくる話です。

高校でも、こういうのを英語の教材にすればいいのに。


Go, Lovely Rose and Other Stories
OBW3 9500語
★★★★

3つの短編からなるお話です。
それぞれの短編タイトルは、わかりません。
借りた本なんですよ、もう返してしまってて。

1つ目はこの本のタイトル、Go, Lovely Rose。
Lovely Roseは娘のこと。庭の黄色いバラのように美しい娘なわけです。
男と出かけていって深夜になっても帰ってこない娘が心配で心配で眠ることもできない父親の様子を通して、年頃の一人娘が親元を巣立っていくときの、父親の不安感、寂しさ、そして巣立ちを見守る気持ちが描かれています。

2つ目は、嫉妬のあまり犯罪を犯してしまった男が、出所後、その恋人に会いにいくお話。
結局、最後どうなったのかは、読者の判断にまかされているのですが、読後感は悪くないです。
SSSサイトでは、この2つ目の評価が高いようです。

3つ目は、なんじゃこりゃこりゃというお話。
ひどい男だなーと。っていうか、女もひどいし。
この本の裏表紙に、普通の人の話ってありましたが、3作目はあんまり普通の人って感じじゃないですね。
恋のお話です。

全体に大人のちょっと洒落たお話って感じです。
GRでアクション推理ものばかり読んでいると、この本は毛色が変わっていて気分転換になります。


On The Edge
OBW3 1100語
★★★★

うーん、なんて書いて良いのかよくわからない本です。
1100語では多少、無理がある気がします。
Retold版なので、原作ならもっと深く味わえるのかも。

ジョギング後、家についた途端、気を失ってしまった少年。
目が覚めると、少年の両親だと自称する見知らぬ男女に監禁されていた。
頭が痛くなるほどの大音量の音楽が流れ続ける中、お父さん、お母さんと呼べと強要されるうちに、少年は自分が本当は誰なのかわからなくなりそうになる。
しかし、近所(といっても田舎なので、遠い)にすむ少女が、その様子の異常さに気付き、少年を助け出そうとするが・・・

家族って何でしょうね。