それは少しおかしい

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09月21日(木)
町内ご近所でおこる話し (37)
飲酒運転撲滅は自治会の力に負う
 飲酒運転の処置について,ラジオニュースが流れてくる。「これまでは飲酒して人身事故を起こし,相手を死亡させた場合は懲戒免職としていたが,今後は死亡に至らなくても,事故を起こせば,懲戒免職を適用することにしたと知事(市長)が述べている。」報道時間が短いためこれで切れてしまう。これを聞いたドライバーは事故を起こさなければ乗ってもいいのかと受け止める。
 

 しかし,為政者はもっと詳しく取り決めているかもしれない。飲酒を摘発された場合もやはり無条件に免職になるのか,条件付で免職になるのか。報道では述べていない。ここが大事な所なのだ。ここを明らかにしないなら,その前の報道文は意味がない。当たり前の話であるからだ。報道が事実のつまみ食いであることは他に例がたくさんあるが,少なくとも,国民の倫理に関する報道はそれを聞く国民に影響を与える結果になるからいたずらに報道をしない方がよい。為政者が発表したことを検討して言葉足らず舌足らずにならぬよう複数の頭脳で協議が必要である。
 飲酒運転など必ず間違いを起こすものである。事故を起こさなかったといってもそこで降りたから起こさなかったかもしれない。もう1時間長く乗っていたら起こしたかもしれない。血液中にアルコールがはいっているわけであるから,尋常ではないのである。まっすぐ走れる保障は全くない。振れ幅内に人がたまたまいなっかたのである。赤信号を隣の青信号に見立てて止まらずつききったかもしれない。たまたま左右の交通がその時刻になかっただけかもしれない。こういう議論は運転者仲間では行われない。触れたくないことだからである。

 県や市町村での議論の結果はそこで発表されるが,議論の内容までは時間不足の理由で発表されない。すべて決まりごとはそんなものである。これまでの発表内容を読んでいると,甘いのである。飲んだら乗らないようにすることなのに,飲んで見つかったらこういう処分ですよという範疇を出ない。処分で死んだ人が生き返るならいいが生き返らない。国として今,すべての免許所持者を対象に町内会での議論をさせ,報告させることを義務付けることをしないと解決にはならない。今時の住民は町内で顔を見せることがあるのだろうか。見せたことがない人間と事故とがつながっていると思われる。
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