高校生の結婚する条件

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09月16日(土)
町内ご近所でおこる話し (35)
高校生の希望年収
 
 ハンカチの王子が球界への就職を希望せず,進学を希望した。「自分は野球が少しくらいできるからといって,球界は甘いものではない。」こんな答を語っていたが今の高校生を代表する思考傾向・思考レベルだと思う。

 この秋は3年生が自己の進路を決めるときである。毎日が寝てもさめても半年先の自分の居場所を描いている。介護にしようか看護にしようか。親は看護というが,自分は注射だの点滴だの薬に関する学習に自信がない。責任がかかってくることへの畏れを抱いていることをこちらに感じさせる。冗談交じりの話ばかりしている子でも将来設計には油断はない。
 大学案内の中に知ってる院生が出ていた。大学の先生の手伝いをしながら生活をしている。結婚相手にどうだという話をしていると,性格とか彼の属性を聞かないで,そろばん勘定が先行する。年収400万以上なら結婚OKだよね。○○ちゃんが言ってましたと返事しておいてと。ここが微妙な自己のこころの表現方法であるが,自分の気持ちと受け取っていいだろう。しかし,400万円というのはかなり高いラインである。しかも年収というからには,アルバイト収入の生活ではない。正規社員としての身分が条件でもある。

 今,結婚できる青年は何パーセントいるのだろう。契約社員が多い。アルバイトも多い。20代は終わり,30代の1年が同じ環境で繰り返し過ぎて行く。結婚など遠い話。少子化の原因もここにある。女性も相手を当てにできず,自分で生活設計をたて,チャンスがあればのながら生活が続く。大人の人口の半分は単身者という構造が続けばますます逆三角形の人口ピラミッドになる。IT革命をやってる場合ではない。精神革命を必要としている。
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