1は桁上げの一里塚

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09月17日(日)
故きを温めて新しきを知る (11)
視点を変えると見えてくる
n 2のn乗 10のn乗
0
1 10
2 100
3 1000
4 16 0000
5 32 10 0000
6 64 100 0000
7 128 1000 0000
8 256 0000 0000
9 512 10 0000 0000
10 1024 100 0000 0000
11 2048 1000 0000 0000
12 4096 0000 0000 0000
13 8192 10 0000 0000 0000

これは2進数と10進数の関係を調べてたときに作った表である。何の変哲もない表である。2列目は2を倍々していくと,年配者には朝飯前の数字が並ぶ。一六,三二,六四,一二八,二五六,五一二の満貫である。そして,3列目は2の変わりに10を倍々していっただけである。少し違う所は10倍するたびに桁がひとつずつ増えていくことである。
 

 今,この表で,2を10で表すという約束をし,2倍するとき10を左へシフトすると約束すれば,2の下は4になり,10の下は100になる。こういう見方に視点を変える。そこで今度はこの関係を3に適用すれば下のようになる。 
n 3のn乗 10のn乗
0
1 10
2 100
3 27 1000
4 81 0000
5 243 10 0000
6 729 100 0000
7 2187 1000 0000
8 6561 0000 0000
 最初の表はいわゆる2,4,8,・・・の2進数表示が
10,100,1000,・・・
であることを示し,2番目の表は,3,9,27,・・・の3進数表示が
10,100,1000,・・・
であることを示しているに過ぎない。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
 こうして4,5,6,7,8,9,10の場合を想像すれば,10進法とは指十本を単位にして位取りを考えたもので,指の数だけ集まると1が左へシフトする。指が何本であっても10進法と言ったであろう。

 2進法がコンピュータの設計で使われ,ものの単位量や上限を2の累乗で決める考え方も特殊ではなく,指が2本ならばと考えれば,難しそうな10101001というデータも10進数と同じように見えてくるはずである。県庁の裏金作りも飲酒運転も10,100,1000,・・・とシフトしていく点は同じである。
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