土浦の自然

茨城県の土浦市から,身近な自然を紹介します。

横利根閘門~利根川~佐原

2010年11月29日 | 霞ヶ浦
横利根閘門



横利根閘門は大正3年(1914)~大正10年(1921)の大工事で日本人の力だけでつくられた閘門です。
増水時の利根川の水が横利根川を通って霞ヶ浦に流入するのを防ぐとともに,増水時でも船の航行が可能なようにつくられたものです。完成当時,通運丸などの霞ヶ浦,利根川舟運を担った船が年間5万隻ほど通航したようです。それから90年たった今,国の重要文化財になった横利根閘門は,なお現役で年間千隻以上の船が往き来しています。


門扉の操作を行う制御板。紐を引くことで操作します。


横利根川の方から進入すると,前方(利根川側)の門扉は閉まっています。


横利根川から進入するラクスマリーナの「やよい号」。


閘室内で待機していると,横利根川側の門扉が閉まります。




後方(横利根川)が閉まると,前方(利根川)の門扉が開きます。


そして横利根閘門を通過です。


続けて利根川水門をくぐるといよいよ利根川に入ります。


横利根川は徐行ですがここからは全速前進です。


佐原の港に接岸する「ホワイトアイリス号」。
今回は佐原から10名ほどの乗客を乗せることが目的で,上陸はありませんでした。
私は「ホワイトアイリス」から「やよい」に乗り換えました。