土浦の自然

茨城県の土浦市から,身近な自然を紹介します。

オニバス 今年最後

2009年09月05日 | オニバス
オニバス

おそらく今年最後に見られるオニバスの花だと思います。
このあとは種を作る閉鎖花が多くなり,こうした花は見られなくなります。




土浦,霞ヶ浦に近いところで,しかも自然状態に近い形で系統保存されているオニバスでは,多分一番大きく育った葉だと思います。直径約80cm。
今年はアメリカザリガニの食害にあい,実はこの株が唯一残ったものです。発芽の時点では数千はありました。


種ができ始めていました。来年はなんとかザリガニ対策を講じないと・・・。

オニバスの発芽

2009年05月27日 | オニバス
オニバスの発芽

オニバスの種からの発芽です。×印のようなものが芽らしい。

オニバスの第1葉

この白い針状のものがオニバスの第1葉です。この段階でアメリカザリガニの食害に合い,おおかたがその後の成長を見ることができません。

オニバスの第2葉と出かけの第3葉

左側が第1葉,右側が第2葉でもうすぐ出かけているのが第3葉です。第2葉と第3葉の形はほとんど同じでいずれも沈水葉です。自然の状態ではよほど水が澄んでいないと確認できません。

オニバスの第4葉

ここから水上に顔を出す浮葉になります。

オニバスの第5葉

4葉と5葉は逆かもしれません。第1葉からの発芽過程を観察して確認してみます。

オニバスの種

2008年10月05日 | オニバス
オニバスの種

閉鎖花に大量の種が出来,やがてはじけて種が散布されます。


最初はくっついているものもあるようですが,すぐにばらばらになって水面を漂い,分布を広げようとします。



一つ一つはこういう感じです。表面は寒天質のものに覆われていて,赤い斑点のある果肉の部分は食べようと思えば食べられるそうです。梅干しのように中心に種があります。