会社の関係上、参画するプロジェクトはデータ中心設計で行うというものが多いのですが、データ中心で行うといっていながら実際にはプロセス中心で設計を行っているのではないかと感じることがよくあります。
エンティティ関連図を作成すればデータ中心設計だと思われているのではないでしょうか?
データを中心に据えて設計を進めていくことが本当のデータ中心設計だと思いますが、実際にはデータのあるべき構造を導き出す方法としてプロセス設計を行って、結果をデータベース設計につなげていくという開発が多いのではないでしょうか?
本当にデータ中心で開発を行うということになれば、当然、優秀なデータ管理者が必要となってきますが、なかなか優秀なデータ管理者はアサインできません。
結果的に、これまでどおりの方法(プロセス中心)で開発を行い、成果物としてはエンティティ関連図も作ります、というスタンスのような気がします。
「形ばかりのDOA」を行ってもDOAを行うことによる効果を得ることはできないのではないでしょうか?
エンティティ関連図を作ることが目的ではなく、DOAの思想にのとって開発を行い、DOAの果実を収穫することこそが目的ではないでしょうか?