百醜千拙草

何とかやっています

いつかは終わる

2014-12-05 | Weblog
イスラエルも内閣解散、総選挙だそうです。近年のイスラエルのシオニスト政権、暴走していると私は感じていました。まさに日本と同じです。パレスティナ、周辺のアラブ、イスラム圏に対する強硬的で攻撃的な態度はいただけません。
ニュースによると、3月に総選挙という算段ですが、解散発表にともない、二人の中道派の閣僚を解任したそうです。ネタニヤフ首相は、「両氏が政権内で『反乱を起こそうとしている』と指摘、「強固で安定した政府を(選挙で)作る必要がある」と訴えた」そうです。
強烈ですな。
そもそも「反乱」という言葉をどういう意味で使ったのでしょうか。ヘブライ語からの翻訳でしょうから、本当に「反乱」という意味の言葉を使ったのかどうかしりませんけど、「反乱」とは、誰に対する反乱なのでしょうか。連立政権にもかかわらず、首相の属する党の意見に従わないものは「反乱」とラベルを貼って排除する、邪魔者を消して独裁政権にする、こういう強引で一方的なやりかたが、日本のアベ政権と妙にダブります。
パレスティナのマリキ外相は、総選挙後のイスラエル政権は「より右派で過激な」構成になるだろうとの見通しを示した、そうです。
二年の任期を残しながら、独裁政権を作るために、解散選挙で邪魔者を消す、というイスラエルのシオニスト政権と、消費税増税施行時に確実に自民党が政権を取れるようにするために「大儀なき解散」をするアベ内閣。共通しているのは、「驕り」と「恐れ」ですかね。驕れるものは久しからず、「まだ」は「もう」なりです。いずれ来る権力終わりへの恐怖が、こういう行動を取らせるのでしょう。「恐れ」に突き動かされる行動は、必ず、過ちを生みます。
上がれば落ち、生まれれば死に、栄えれば滅びるのはこの世の真実、今度の選挙ではわかりませんが、アベ氏らの勢力がもう長くないことははっきりしています。始まりがあればいつかは終わります。
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