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百醜千拙草

何とかやっています

解散封じ

2011-06-28 | Weblog
田中田中良紹さんのコラム、「想定どおりの退陣劇」を読みました。
http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2011/06/post_266.html

私のような性急な一般人は、コラテラルダメージがでても、とにかく空きカンを一秒でも早く辞めさせることに集中すべきではないか、と考えるわけですが、この国家危機の状況にあって、空きカンがもしも解散権を行使して、解散総選挙が行われた場合、相当な政治的混乱が起こるのは間違いないです。民主党は惨敗、しかし、前回、自民を見限った人がまた自民に入れるとも思えないので、結局過半数を取れない小政党ばかりになり、政権運営のために連立を組まざるを得なくなる、そう思います。そのような理念も方針も違う党を集めて、安定した政権を立てて長期的視野をもって危機に当たる、そんなことができるはずがありません。とくに民主党党員であれば、反カン、親カン(そんな人はもはやいないでしょうが)を問わず、解散はどうしても避けたいと思っているに違いありません。
 如何に解散権を封じて、空きカンを辞めさせるか、それに腐心しているので、なかなか事が進まないのだそうです。田中さんの解説によると、あの不信任案決議の前夜に「騙された」鳩山氏、あれは騙されたフリをして、空きカンのペテン師を喧伝するための空きカンへのワナだったという可能性もありそうです。(鳩山氏には悪いですけど、鳩山氏に、騙されたフリをして相手を騙すような芸ができるとは思えないのですが)
 確かに、多分、現在の国会議員で空きカンを信頼出来る人間と思っている人はゼロでしょう。週末、閣僚、党執行部が空きカンを早く辞めさせる方針をあらためて確認したとのニュースもありました。そして、それから大多数の国民、それから、これまで官房機密費か何かもらっていたのか妙に空きカン政権を擁護してきた毎日や朝日の論調でさえ変わって来て、マスコミも辞めろ,辞めろ、との合唱をはじめ、四面楚歌どころか上下を含めて六面から圧力をかけられ、普通の人間なら、とっくの昔に潔く負けを認めて辞めているところまで追い込まれています。
 このように、総理を続けようもなく、かといって解散しても何も得るところがない状況へと追い込んで、本人に自発的に辞めさせようとしているのだという話なのです。
 そうかも知れません。本人が自発的に辞めてくれるのがベストのシナリオであるのは間違いありませんが、しかし、それでも私は不安です。相手は人格障害者で精神障害もある可能性が高い「普通の人間」では、まずやらないことを平気でやってくる異常者ですから。追いつめられてヤケクソ解散する可能性はどこまでいってもあると私は思います。なにしろ、ナントカに刃物ですから。

亀井氏に話にのせられたのか、ここに至って閣内人事をいじっている様子。しかし、空きカンをマトモに相手にする議員もなく、パッとした人間からは全員断られ、やむなく、同じ面子を並べ替えているだけの「人事やってるフリ」詐欺。自民からも一人引き入れたらしく、これまた逆効果で野党協力を得るどころか、単に反感を買っただけのようです。今度原発担当大臣にした元首相補佐官の細野氏、前は民主党の若手では、マトモな方ではないかと思っていましたが、最近はよくわかりません。
晴天とら日和(http://blog.livedoor.jp/hanatora53bann/archives/51883861.html)の今日のエントリータイトル:
空き管、内閣改造をするが「食べかけの使い回し人事」「グルグル回転寿司人事」になったでござるの巻。

ここまで、グズグズしている間に、民主党はますます評価を落とし続けています。個人では、鳩山氏は随分評判を落としたでしょう。一人のキチガイを辞めさせることもできないノーナシ与党という評判も立ち、すでにそれなりのダメージは出ています。いずれにしても、もう余り時間はありません。
 外国では、こういう場合に非常手段が採られることが多いわけですが、日本では余りありませんね。私は、やはり精神保健法を適用するのが、解散権を封じて辞めさせるのにもっとも話が早いと思うのですけど。何とかなりませんでしょうか。
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小沢氏はいつまで沈黙しているのか

2011-06-24 | Weblog
仕事がそれなりに忙しく、余り他のことを考えるヒマがありませんでしたが、ニュースを見ると、下のような話。

インターネット上で経済産業省原子力安全・保安院の寺坂信昭院長の親族に危害を加えるよう書き込みをしたとして、警視庁は22日、愛知県一宮市宮地2丁目、自称システムエンジニア木野村洋世(ようせい)容疑者(33)を脅迫容疑で逮捕し、発表した。


少し前、大政翼賛会体制回帰をめざした言論統制法、「コンピューター監視法」が、可決されてしまいましたが、さっそくのみせしめのための言論弾圧でしょうか。ネット上で特定の人物に危害を加えるようなことを発表するのは、確かにちょっとやりすぎだと思いますが、原発保安院に対する国民の怒りというのはそこまで強く、つい度を越えてしまったということなのかな、と思います。

私も毎回毎回、空きカンの悪口を書いていますし、心から消滅してほしいと思っております。空きカンが卑劣で無能で噓つきのペテン師で我欲のためにはなんでもするあさましいクズだと私はためらわずに言うのは、一つには単にそれが事実であって、煽動でも風評でもないからです。もう一つは、国民の不幸を最小にするために、このペテン師を止めなければならない、たとえ私が叩く船縁の音はかすかでも、義を見てせざるは勇なきなり、蚊のような声でも声は上げた方がマシだと思っているからです。

民主党の腰抜けはついに70日の国会延長を決めました。空きカンの退陣時期を明確にした上での50日延長という三党合意を反故にしました。またもや空きカン内閣のペテンが炸裂しました。何とかならんのかと思います。
 慣例では国会会期中に一回しか内閣不信任案を提出できないらしいですが、法律上は複数回の提出は可能なようです。前回は、空きカンのペテンに騙されて矛先を収めてしまいましたが、もう一度、今度は党内から出したらどうですかね。鳩山氏、ペテン師に騙された責任があるでしょう。
 精神保健福祉法には「措置入院」という精神障害者に対する強制的な入院が規定されています。「ただちに入院させなければ、精神障害のために自身を傷つけ、または他人を害するおそれがある」と、2名の精神保健指定医の診察が一致した場合、都道府県知事または政令指定都市の市長が、精神科病院等に入院させる制度で、警察、検察などは、その疑いのある者の通報義務があるそうです。空きカンは明らかに日本国民を害し続けている人格障害者で、精神障害を伴っている可能性も強いわけですから、この手でとにかく、一旦、入院してもらうわけにはいかないでしょうかね。

その後、本当かどうか知りませんが、次のようなニュース。

国会は22日、今国会会期を8月31日まで70日間延長することを民主党などの賛成多数で議決した。菅直人首相の退陣時期は見通せないままの延長国会に突入するが、首相は「再生エネルギー特別措置法案」の成立を掲げるなど延命に躍起になっている。そんな中、「自然エネルギー担当相」としてソフトバンクの孫正義社長を入閣させる仰天プランが浮上した。


これが本当なら、空きカンの見え見えのあさましさにあきれかえります。保身のためには本当に手当たり次第、何でも利用するド汚い「恥」という言葉を知らない下衆野郎です。このドアホは本当に「脱原発」ペテンで8月終戦記念日に合わせて、解散総選挙という手を出してくるのかも知れません。本物のガイキチです。ソフトバンクの社長を担げば、騙される国民も多いと踏んでいるのでしょう。
 ソフトバンク社長は、算盤勘定して自然エネルギービジネスに参入するのが得策と踏んだので、100億出すと言ったのでしょう、最近の言動から想像するに、空きカンを今は利用価値があると考えているようなので、ひょっとしたら空きカンの手に乗ってくるかも知れません。しかし「脱原発」と言った以上、算盤勘定だけで行動してもらっては困ります。空きカンの「脱原発」は保身のための行き当たりばったりの思いつき、「誠」がありません。さっそく停止中の原発を「安全性が確認された」とか言って、運転再開しようとしているではないですか。
事実、次のような噴飯ものの情報。この国の政府はとことん腐っています。

海江田大臣、佐賀県にて玄海原発再稼働のための「住民説明会」を26日に開催予定。参加する住民は5名、しかも先方が抽出。場所も時間も明らかにしない。インチキすぎ!説明を求める電話を!■経産省03-3501-1511資源エネルギー庁 原子力発電立地対策広報室・内線4785≫


政府側に都合のよい人間を5人だけ選んだヤラセの説明会で、「住民との合意を得た」というペテンを使うつもりなのでしょう。腹立ちが収まりません。

このようなうウソつき政権をマトモに相手にしてはいけません。なにしろ言う事なす事、ペテンとウソですから。市民革命しかないのかも知れません。

その後、「晴れのち曇り、時々パリ」の次のエントリーを読みました。
日本憲政史上「最低」「最悪」な総理大臣を生んだ民主党は、総懺悔せよ。そして、成すべき事を成せ。
http://blog.goo.ne.jp/veritas21/e/e64ee24bf3829fda976d7d9ac5652326

以下抜き書き:

菅直人は、日本の政治風土が生み出した、最も『ゲス』な総理大臣である。
いくら何でも、一国の総理大臣に対して使って良い言葉では無い。しかし、最早他に表す言葉が見当たらない。『下衆』『下司』『ゲス』

産経新聞:(空きカンに)すっかりさじを投げた仙谷氏は周囲にこう漏らした。「ナントカに刃物だな…」

菅直人は、日本国内閣総理大臣として、極めて不適格である。 一秒たりとも、彼にこれ以上日本を撹乱して欲しくない。

このような、何の節操も無い人間を、しかもそれらの全てが「自分の退陣を遅らせる為」にのみ利用する、という発想の人物に対して、何故最後の手段がとれないのか。

『両院議員総会』を、早急に開催せよ。菅直人の代表解任決議案を緊急動議として提案し、即座に可決せよ。その他の「執行部役員」全員に連帯責任の『連座制』を適用して、解任せよ。

議員総会で解任出来なければ、民主党への「少なくなった」支持者の数が、一段と減るであろう事を覚悟せよ。
もし解任出来なかった場合は、『内閣不信任案』を、再度提出すべし。与党民主党から「不信任案」を提出する事に、意味が有る。


私もガマンの限界に近づいてきました。日本はすでに国家の体をなしていません。小沢さんはいつまで沈黙しているのでしょうか。
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平気でうそをつく人

2011-06-21 | Weblog
総理の座にしがみつき、我欲のためにウソをつき、仲間や国民をペテンにかけ、詐欺を働く卑劣漢、史上最低の無能総理で、その異常さが数多の人々、メディアから指摘され続けてなお、『決然と生きる』(どんなに卑怯なことをして他人や国民を傷つけてでも、一秒でも長く総理の座に居続けるという固い決意を持つ、という意味でしょうか)などと平気で言うドアホが世の中におるわけです。この異常な総理の椅子への執着心をみて、数多くの人が、この余りのあさましさにあきれ果てて、もう「感動の閾」だと言い出しました。この異常な生き物には人間としての「尊厳」というものがもはや無い、つまり、人間ではない、そう理解するしかないのではないか、と私は思い始めました。人々は、人間ではなくても外見は人間に見えるので勝手に処分することができないという困難に直面しているのです。「辞める」と言っておきながら、続投に意欲を示し、「内閣改造」まで考えているという話も聞きます。前代未聞の異常行動です。辞めると言った人間が内閣改造を口にする、そんなあり得ないことをやろうとする意図は自己保身しかありません。つまり、党執行部と閣僚でさえ、空きカンを辞めさせようと動きはじめたので、そういう人間を排除するためにやろうとしているのかも知れません。内閣改造を進言したのは亀井氏という話です。私はどうも寝技師と呼ばれる亀井氏の意図が読めませんが、何か深い思惑があるのか、あるいは弱小政党ゆえの単なる生き残り策なのでしょうか。

ともかく、空きカンのようにここまで汚く醜い奴は見た事がありません。私は人間ができておりませんので、この空きカンのように我執をむき出して堪え難い異常さをさらしつづける人間には、ただただおぞましい嫌悪を覚えるばかりで、「感動する」などと言えるほどの包容力はとてもありません。
 しかし、最近、下のような本があることを知りました。要は、空きカンのような邪悪な人間は世の中に少なからず潜んでいるということで、この手の異常な人間は御し難いということのようです。

平気でうそをつく人たち―虚偽と邪悪の心理学 [単行本]
M.スコット ペック (著), M.Scott Peck (原著), 森 英明 (翻訳)

出版社/著者からの内容紹介
自分の非を絶対に認めず、自己正当化のためにうそをついて周囲を傷つける“邪悪な人”の心理とは? 個人から集団まで、人間の悪の本質に迫るスリリングな書!

私も、二年程前から、平気でウソをついて他人を陥れるキチガイのような隣人と関るハメになり、随分ひどいめにあいました。下にもある通り、被害を避けるには、この手の人格障害者をを見分け、かかわり合いにならないようにするぐらいしか有効な手はないようです。

以下、アマゾンのカスタマーレビューから抜き書き:

著者は、邪悪性には、根源的に何か理解不能なものがあるのではないか、と述べ、そして邪悪なものに出会ったときにとるべき 最良の道は、それを避けることである、としている。

「悪というものは、自分自身の罪の意識を拒否することから生じるもの」である。善は自分自身、そして他者に対して、「慎重な配慮」をもって接することから生じるものである。

「邪悪な人間」が、どのような分類に属するのか、精神病理学的障害として分類を試みた場合には「人格障害」というカテゴリーの中のサブカテゴリーにある「自己愛的(ナルシシズム的)人格障害」のひとつの変種であると思われる。

「邪悪な人間」になる原因は良心の欠如ではないと思われ、精神病質者または社会病質者と呼ばれる人たち(要はサイコパスのこと)とは全く異なる。別の書籍でサンディ・ホチキス著「結局、自分のことしか考えられない人たち」に書かれている「自己愛人間」も充分に危険な人間であり、有効な対策が「逃げるしかない」

第5章からは、集団の悪、国家の悪について論が及ぶ。主にベトナム戦争で戦地に赴いた兵士たち、アメリカの政治家達のことが書かれている。ナルシシズムと怠慢、責任転嫁、それが集団で行われることの恐ろしさ。集団の悪、国家の悪の暴走を防ぐため、無力な私たちにできること。結論は極めて抽象的かつ宗教的である。しかし、国は国民で構成されるものである。私たちひとりひとりの心のもちようから始めるしかないではないか。

そのような人たちからは離れるしかない。

邪悪な人に対して「嫌悪感」を抱く事は、人間の自然な感情であり、それが他人に対する判断の根拠で、とても大事な物だという所に納得しました。この認識は、偽善的な判断をシャットアウトし、邪悪な人(詐欺師も含む)を退けるのに効果的です。

厳しいようだけど、現実問題として、《悪人》は確かに存在します。そして、まずたいてい《善人》が、その犠牲になります。やはり、《悪人》から自分を守るための、正統的な《スキル》が必要なのだと思います。


私は、以前は、「善悪」というものは、相対的なものであって、それを判断する主体に依存していると思っておりましたが、最近は、「絶対的な悪」というものが存在するのではないか、と思い出しています。いずれにせよ、残念ながら、唯一有効な手は、危ない人間には近寄らない、なるべく関わらないということぐらいしかありません。
 しかるに、その危ない人間が、総理という椅子にしがみついて、あの手、この手で、詐欺を働き、人々をおとしいれ続けているのだとしたら、どうすればよいのでしょうか。そういう人間といくらかかわり合いになりたくなくても、事実、その邪悪な人間が最高権力のポジションにいて、国民の生活に悪影響を及ぼし続けているというこの状況を如何に脱すればよいのでしょうか。
 これは、福島第一原発の状況と似ています。放射能で極度に汚染されていて、人々はそこには近寄らないのがベストの選択だと知っているのですが、しかし、この状況を放置すれば、被害はますますひどくなって、結局、近寄らなくても被害は及んでくるというジレンマです。危険を押してでも放射性物質を管理下におかなければ、ジリ貧です。ならば、空きカンに対しても同様でしょう。害虫には誰も近寄りたくない、しかし、放置すれば状況はますます悪くなる。危険を侵してでも何とか、害虫を退治することが必要です。

ところで、「反戦な家づくり」(http://sensouhantai.blog25.fc2.com/)に、背筋の寒くなるような話がでていました。このサイトの著者は空きカンを原発推進派とアメリカ、官僚にその権力欲を利用されて操られているというスタンスで見ておられるようです。空きカンがその場限りのウソをつきつづけ、いつわりの「脱原発」姿勢を打ち出して8月に解散総選挙に持ち込み、脱原発で国民をだまして、選挙を生き残り、選挙後の連立政権に大阪府知事を首相に据えるという可能性について書かれています。おぞましい話です。私は、空きカンは「平気でうそをつくひとたち」にある人格障害者であって、ずる賢さは、自己保身のためだけにしか使われないと思っているので、そのような大きな売国スキームの一部として動けるほどの知能はないと思います。とにかく国民は、ウソつきで裏切りの常習犯の空きカンのいうことを絶対信用してはいけません。
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No Nukes! (24) 自分の身を守る

2011-06-16 | Weblog
宮崎学さんが福島第一原発の4号機が危ないという情報を一月前ぐらいに出しておられました。数日前もどうもYoutubeでの映像だと4号機から煙か湯気のようなものが派手に立ち上っている様子です。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=k-EDceWFovc#at=16
今日のニュースだと、放射性汚染水の処理装置が「水漏れ」のために停止したとのこと。漏れた水を処理する装置から水漏れというシャレのような話ですけど、その装置の修理にも危険を伴う作業が必要なのですから、笑い事ではありません。

福島原発が毎日放出する放射能と、日本各地で日々、報告される放射能汚染状況を考えると、本当に気が塞ぎます。漁業、農業などに携わっておられる方の苦悩は想像を絶するものがありますが、しばらく前のニュースでの三重県の漁業団体が東北地方の漁業復興支援のため、漁船を提供し水揚げした魚介類を買い取って「流通」に乗せると話には、私は首をかしげました。同じ漁業に携わるものとして仲間を助けたいという気持ちはわかりますけど、東北沖の魚介類がかなり放射線汚染されている証拠もあるわけで、そんな汚染の危険のある魚を三重県を通じて全国に流通させるのは安全性という点で大丈夫なのか、と思います。悪意のある見方をすると、東北産の魚介類を三重県を通すことでロンダリングしようとしているとも取れます。

現代ビジネスでは、水産庁のHPでは放射線汚染の影響を不適切に歪めて過小評価した文書を公開していることを糾弾しています。(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/5692)その中で、グリーンピースが東北の漁師から提供された海産物を調査したところ、原発沖50kmあたりの海藻などではキロあたり1万ベクレルを越える放射線が検出されたとあります。政府は風評被害とか言いますが、日本の一部の食品が放射線にまみれているのは事実です。産業を守るために、知らぬふりをして放射能汚染された食品を市場に拡げるようなことをすると、直接の被害だけでなく、はるかに大きな風評被害に繋がります。政府はウソでその場しのぎをして騒ぎを大きくしないようにと思っているのかも知れませんが、この緊急事態で、ウソをついたり言うべきことを言わなかったりして事態が改善すると思っているのなら、幼稚園児なみの思考力です。そのウソの積み重ねのために国民はもはや政府の言うことを信用できなくなっています。

作業が遅々として進まず、収束の見通しさえ立たない現状で、作業員の方々は被曝限度を越える作業をせざるをえない状況になってきており、来年には被爆線量内の作業員の人は払拭し、物理的に何の作業もできなくなる可能性が高いのだそうです。いよいよ、なす術がなくなってきて、自然に収束することを「祈る」しかなくなってきました。その間、放射性物質は日々、まき散らされ、姑息の政府のウソによって、日本国中に放射性食品が出回り、被害者の数が増えていくのかも知れません。
 昔、HIVに汚染された血液製剤のために血友病患者にAIDSが広がった薬害エイズ事件がありました。製薬会社も厚生省も汚染の危険を知っていて目先の利益のために見てみぬふりをし、被害を拡大させました。今の原発政策をみているとそのことを思い出させます。確か、薬害エイズ事件の時の厚生大臣は空きカンでした。大腸菌汚染による食中毒もこのころではなかったでしょうか。風評被害でカイワレを食べるパフォーマンスをやったのもこのころでしょう。結局、空きカンは責任をとりたくない姑息な卑怯者なのです。だから、すべてにおいて、問題を解決するのではなく、問題を先送りすることばかり考えているのですね。この人、何をいつまでにやるとは絶対言わない。形だけの議論だけしておしまい。自分の辞任でさえ、いつ辞めるとは言わないで先送り。第三の敗戦とも言われている原発の問題でさえ、国民のために自分が何とかしようとは思っていないのでしょう。それを利用して如何に自分の利益につなげるかということしか考えていないようです。国民の健康が問題になるころには自分が首相をやめてからのことだから、知った事か、そう思っているのでしょう。
 政府も企業も信用できない無法地帯になりつつあるなか、自分で自分の身を守ることが必要です。
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テキサスのがん研究イニシアティブ

2011-06-14 | Weblog
先週末は、「全国611全国100万人アクション」デモが、全国津々浦々148箇所で、脱原発を訴えて行われました。各地のデモは数百人から数千人の規模だったようですが、さすがにこの全国的な統一デモについては新聞も無視できずに取り上げています。神戸でのデモタイトルは「THINK FUKUSHIMA いのちを考える神戸パレード」、大阪では「原発いらん!関西行動」でした。つくばでは「原発安全ってうそだっぺよ」という横断幕を先頭にデモが行われたそうです。市民が自発的に各々の言葉で声をあげていくことが重要だと思います。政府や役人に任せておいては自分や家族の身は守れません。今日も放射線はどんどん漏れています。程度の差はあれ、日本中が放射能まみれになっていっています。その影響は数年後には、はっきり目に見えてくるでしょう。このまま放っておいたら国民はゆでガエルになってしまいます。

また悪口で悪いですが、ペテン師の空きカン、辞めると言ったくせに、また被災地の視察にのこのこ出て行ったそうで、被災民からも、のこのこやって来るヒマがあるのなら仕事をしろ、と怒られた(新聞では「励まされた」という表現)そうです。しかも、「責任をもってやって行きたい」と言ったり、「決然と生きる 菅直人」と寄せ書きしたというアホーマンスをやったりしたそうで、思わず、ちゃぶ台をひっくり返してしまいました。このウソつきの詐欺師の口をどう捻ったら「責任」とかいう言葉が出てくるのでしょう。一旦、国民の前で、辞めると言った以上、一日も早く辞めること以上の「責任」はありません。そして、地位にしがみついて、他人を陥れ、「卑怯で邪悪」と松木議員に呼ばれた空きカンのどこから「決然と生きる」などという言葉が出て来るのでしょう。こういうのを何というのか、ド厚かましいとか「病識」がないとかいうレベルではないです。死んでも治らんでしょう。また、小細工を弄する悪人という点では空きカン以上の悪徳弁護士、いよいよ空きカンがオダブツになると思ったら、今度は手のヒラを返して、空きカンの早期辞任を口にしだしました。空きカンをさっさと降ろして、次に野田氏あたりを担いで、自民党と大連立し、ちゃっかり連立内閣に残ろうというセコい腹でしょう。どうしてこういう連中はそろいもそろって、根性がここまで卑しいのか。そうは問屋が卸しません。だいたい、参院で問責を受けて官房長官を辞めさせられたクセに地震のどさくさで内閣に戻って来た不届きものです。空きカンが辞めるときは一緒に総辞職で消えてもらわねばなりません。むしろ、この狸オヤジが裏でいろいろ悪智恵を出して、小手先の謀略を弄してきたのが、諸悪の根源です。空きカンと同じ穴のムジナ、むしろ、それ以上の正犯です。直ちに消えてもらいたいと思います。

さて、話かわって、何年か前、ステムセル研究と再生医療が人々の希望を掻き立てたころ、アメリカでは州がイニシアティブを取って、研究プログラムを作ることが流行ったことがありました。最大はカリフォルニアのCalifornia Institute for Regenerative Medicine (CIRM) で、$3 billionという資金を集め、鳴り物入りで強力な研究プログラムを立ち上げました。その後の経済低迷で一時ほどの鼻息の荒さはないものの、今も活動しています。
 最近のScienceのNewsでは、それに刺激されたテキサス州が$3 billionを集めて、がん研究を促進するという話が出ていました。
 去年、科学研究に巨額の資金を投資して世界中からトップクラスの科学者を集めたシンガポールが、投資回収を目指して産業への応用性のある研究を重点的にサポートするという方針を打立てたため、基礎研究者が逃げ出しているという話がありました。そのとき、取り上げられていたのがNeal CopelandとNancy Jenkinsの元アメリカNCIの大物コンビです。シンガポールでの活動を止めて、またアメリカへ帰って来るという話だったのですが、どこに帰ってくるのだろうと思っていたら、今回のニュースで、テキサスはヒューストンのMethodoist Hospital Research Instituteからオファーを受けたという話を知りました。給料を含むパッケージは5年で$29 millionという金額です。普通サイズのグラントが5年で$1.25 millionということから考えると、いくら大物研究者のペアとは言え、破格のパッケージです。私は実はこの研究所を知りません。ヒューストンはがん研究としてはMD Andersonというトップクラスの機関がありますし、University of Texas, Rice University, Baylor collegeなどの有名大学が密集しています。そんな中で私の知らないこの研究所がこれだけのサイズのパッケージを用意できたのは、このテキサスのがん研究プログラム(Cancer Prevention and Research Institute of Texas; CRPIT)の資金が使えたからのようです。
 また、Harvard Medical/Dana Farber Cancer Institute のRon DePinhoがMD Andersonの所長になるという話、他にも、Johns HopkinsのJoshua Mendellや、ミシガンのステムセル研究者、Sean Morrisonなど、がん研究は素人の私でも知っているような有名人がこの金に向かって移動するようです。
 アメリカ第4の都会とは言え、ヒューストンは亜熱帯で大変蒸し暑く、気候的には住みたくないような土地です。年中爽やかで過ごしやすい西海岸のサンディエゴから移ってくるHerbert Levineは「気候よりも研究の方が優先だ」と言っています。研究とは即ち「金」のことで、研究資金というのは研究者にとっては,本当に馬の鼻面にぶら下げられたニンジンなのだなあ、と思います。おそらく誰でも金が足りなくてやりたい研究ができなくて悔しい思いをしたことがあるのだろうと思うので、研究資金をポンと積まれると目がドルマークになる気持ちはよく分かります。というわけで、金に向かって移動する研究者の(研究者に限りませんけど)「走金性」のため、今後はテキサスががん研究のメッカになるのかも知れません。もちろん、金の切れ目が縁の切れ目ですが。
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No Nukes! (23) 空気を読んでいる場合ではない

2011-06-10 | Weblog
原発事故、全く収拾の目処がつかぬまま、3ヶ月以上が経ち、福島県のみならず、関東一円で飛散した放射線物質による汚染状況が深刻なものであることがわかってきました。それでも、このような危機的な事故は史上初めてであり、政府は国民の健康よりも我が身の保身を気にして情報制限するし、無根拠に「直ちに心配はない」とか言っているし、関東住民もどう対応して良いのかわからないので、原発事故は遠くの違う県の話だと割り切って、事故前と同じ日常をとりあえず継続している、そんな感じではないのでしょうか。この放射能による影響が出てくるのは多分数年後で、少なくともそれに備えてしっかりした疫学調査プロジェクトを今から計画しておくべきでしょう。既に、放射性物質の吸引などが原因と考えられる鼻粘膜、気管粘膜の障害で鼻血が出たり、気管支炎を起こしたりしている関東住民の話を聞きます。彼らが持続する放射性物質への被曝で晩発性障害が出てくるのが数年後、その時にはおそらくかなりの数の患者数になると思われます。直ちに影響のないレベルの放射線は数年後には相当なレベルの健康被害を生むのは間違いないでしょう。その時に国や東電が被害者の人を救済できるとはとても思えません。例によって、彼らは責任から逃げようとするはずです。
 ならば、国民は国も加害者の良心も当てにできない以上、自分の身は自分で守るしかないのではないでしょうか。可能であれば、できるだけ西へと移動し、口に入れるものは放射性物質の混入の有無を確認して

日本はあれだけの土地とその土地での人々の生活と経済基盤を失ってしまいました。失われた土地は、原発事故の収束が見えない今、更に拡大していく可能性が大きいです。
にもかかわらず、日本政府は、ドイツのように原発を止めると言えないのです。政府が原発を止めるという方針を打ち出して道筋をつけないことには、いつかまた確実に起こる次の原子力大災害まで危険を先送りするだけになってしまいます。今ある50基余りの原発は多くが耐久年数を越えつつあり、原発はますます危険なものになっていっています。あと、一二回、福島並みのことがおきれば、日本は壊滅するでしょう。

日本の優柔不断さについて、高野さんはThe Journalの中で次のように言っています。
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2011/06/post_772.html

 日本ではなかなかそうはいかなくて、誰もが「原発はもうダメなんだろうなあ」とは思いつつも、なおその巨大利権を貪ろうとする政治家がおり、電源開発3法による政府交付金や電力会社のバラマキに運命を託した自治体があり、「そんなことを言っても停電になったらどうするんだ」と怯える国民もいて、すべては情緒的なレベルで漂うばかりで、「原発をどうするのか」という本格的な議論はまだ始まってもいない。



情緒的レベルで漂って、空気を読みながら、言葉によらずに集団合意を形成するという日本の昔ながらのやり方は、原発の議論においては通用しないと思います。日本人は理詰めで言葉を使って議論して、その言葉に誠実に決断を行うということを嫌がります。これではいつまでたっても民主主義国家になれません。言葉に責任を持ち、誠実に己の意見を語るという人間としてのintegrityが民主主義の前提となっているわけですが、日本の政府にはウソつきやペテン師が多すぎるのです。アメリカでは議員が不倫をするということが、辞任を求める理由になります。特に、それを隠そうとしてついたウソがばれた場合は、ダメです。ウソをついたり、誠実さがない人間に民衆の代表として国家を任せてはおけない、ということだと思います。

自分の考えを誠実に語り、自分の言葉に責任を持つ、そのあたり前のことができて初めて日本で民主主義が始まるのでしょう。鳩山氏、空きカンを「ペテン師」と呼んだことを「冷静さを欠いた」と謝罪したそうですが、その必要はないと思います。ペテン師をペテン師と呼ぶのが悪いという遠慮の方がペテン師をつけあがらせる原因です。西岡議長のように、己の立場で責任を持って正しいと思ったことを正直に主張することから議論が始まります。理詰めの議論を嫌って、空気を読んで行動する、そのような悠長なやりかたでは、この緊急状態では原発の汚染は広がる一方です。

しかし、原発の問題は日本の民主主義の成熟を待ってはいられません。空きカンの後の人が、原子力政策に強いリーダーシップを発揮することができないのなら、私は、日本はもう一回、外国にでも占領されて、力ずくで動かしてもらう方が、長期的にはまだマシなのではないかと思ったりするのですけど、空きカンの後の困難を引き受けれるような器量のある人間を若手では私は思い浮かべることができません。
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Lies will destroy the future

2011-06-07 | Weblog
不信任案否決後のドタバタがまだまだ続いています。この「退陣詐欺」の一件で、空きカンの本性が広く知れ渡ることになり、今や空きカンは正式に「ペテン師」、「詐欺師」と呼ばれることになりました。

小沢排除のために空きカンを支持して来た斜陽の朝日新聞でさえ、この「退陣詐欺」にはかなり強い批判をしていますし、一貫して自民官僚政治の復活を願って、民主批判を繰返して来た産経新聞の論説の出だしは、珍しく私の意見と合致するところが多いので、出だしをコピーしておきます。

「死して屍拾う者なし…」 証明された「誠意なき」首相

 「政治家の秘訣(ひけつ)は、ほかにはないのだよ。ただ誠心誠意の四字しかないよ。伊藤(博文)さんは、この政治家の秘訣を知らない」
 勝海舟は明治29年5月、倒れる直前の第2次伊藤博文内閣に引導を渡す際にこう語った。明治は遠くなりにけり。
 4日で首相指名から1年を迎える菅直人首相は、国民の批判に耳をふさぎ「やるやる詐欺」ならぬ「辞める辞める詐欺」を働き、その地位にかじりついている。明治の元勲にさえ苦言を呈した勝海舟がこの姿を見たら何と言うだろうか。
 首相は3日の閣僚懇談会で、2日の内閣不信任決議案採決直前に鳩山由紀夫前首相と交わした退陣の約束をあっさり否定した。
 「自分と鳩山氏の会話は確認文書に書いてある通りだ。それ以外のことは一切話をしていない」
 これを信じた閣僚はいないだろう。現に鳩山氏は首相を「ペテン師」呼ばわりして激怒している。
(後略)


小沢氏、「百術は一誠に如かず」を座右の銘にしているそうですが、私も「誠実であること」が人間としてもっとも大切なことだと信じております。
 子供の頃にTVで覚えた、「隠密同心、心得の掟」、「シシテ シカバネ ヒロウモノナシ」、表に出ることが許されない運命の隠密同心の孤独には美学がありますが、空きカンの孤独な末路は単に惨めなだけです。不正代表選で首相の座を手に入れてからも、ニセモノは本物になることはありませんでした。小沢氏、「お天道さまが見ている」と言ったことがありました。天網恢々粗にして漏らさず、そして、空きカンは自らの行いによって報いを受けることになりました。

それにしても、一般国民にとっては、後味の悪い不信任案否決でした。私、日本のこういうぬるぬるしたところが嫌いです。小沢派を含む大勢の民主党議員にとってみれば、キチガイの空きカンが解散総選挙というあり得ない選択をして、民主党を壊滅させずにすみ、自民党の復活を防ぎ、かつ空きカンから辞意を引き出したので、この一連の「茶番劇」にみえた騒動は小沢派の勝ちであったと考える人もあります。事実、そうかも知れません。一旦、成功したかに見えた辞任詐欺も、あまりに露骨であったために、結果、却って空きカンは自分の首を絞めることになりました。

しかし、こういう騙し合いや茶番に見える駆け引きをやることは、国民に対する印象を確実に悪くするでしょう。今回の民主党内の不信任案賛成の動きが、解散を回避しつつ空きカンの力を削ぐための駆け引きであって、野党の不信任案に賛成する「ふり」をしていただけなのであれば、それは、単に言葉を弄した「策」、「術」であって、「誠」がない、私はそう思うのです。だから、私は今回の鳩山氏の動きを評価しません。一旦、不信任案に同調すると意見を固めた以上、相手の反応を見て、意見をパタパタ変えるというのは、人民の心を理解していないと思います。政治を議会と党のレベルだけで考えていて、誰のためにやっているのかという視点が欠けているのではないか、と思わざるをえません。また、一般国民の他にもこの逆転否認劇を見て、不信任案を提出した自民、公明、みんなの各党員にも、鳩山は頼りにならないと思った議員も多数あったでしょう。そして、結局、ババを引かされて踊らされたのが、自民党のたよりない党首でした。あわよくば解散総選挙で自民復活という絵を描いていたのでしょう。

私はこの鳩山氏の優柔不断は高くついたとやはり思います。この一連の騒動で評価を下げた人、筆頭は空きカンですが、鳩山氏も結構支持を失ったのではないでしょうか。その点で、民主党で唯一(比例復活のくせに離党しようとしたヨコクメ議員は除く。与謝野氏もそうですが、比例復活のくせに議員辞職をせずに離党だけするような人間を私は評価しません)不信任案賛成票を投じた松木議員の「筋の通し方」は少なくとも国民の共感を得たでしょうし、その松木議員を除籍処分にしたのに、小沢氏には何もできない「筋の悪すぎる」原理主義的昼行灯のオカダ氏の評価は一層、下がったことでしょう。

最後に、与党、野党から「ペテン師」「噓つき」「卑怯者」「姑息」とのラベルが付けられた空きカンですが、以前どこかで読んだ中で記憶に残っている言葉を思い出しました。うろ覚えなので間違っているかも知れませんが次のような言葉です。

Lies can hide the past and may fix the present, but will destroy the future.


うまいこと言ったものです。今朝の新聞は既に、空きカンがもうすぐ辞めた後の次の首相の話に移っています。移ろいやすい世の中です。「歴史に名を残したい」と言った空きカン、移ろいやすい世の中で幸いでした。「史上初、ペテン師と呼ばれた首相」という汚名も、すぐ、人は忘れてくれるでしょう。
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優柔不断が招いた災禍

2011-06-03 | Weblog
やっぱり、鳩山氏の優柔不断が空きカンの生存を許してしまいました。夏までに辞任の言質と引き換えに、内閣不信任案否決に回った鳩山氏、党が可愛いのはよくわかるし、人が良いのもよくわかります。しかし、優柔不断はいけません。去年の空きカンとの会談で、とった言質を翌日にはコロリとひっくり返されて、悔しい思いをして学んだのではなかったのですかね。
 不信任案が否決され、まだしばらく政権が持つと決まったとたん、空きカンとオカダ氏、「夏まで」という期限にいちゃもんをつけ、いつ辞めるとは言っていない、と言い出しました。

ニュースによると、

岡田幹事長が、すでに党員資格停止処分を受けている小沢元代表の造反は重いとして最も重い処分を科す考えであることに、党内分裂が早くも再燃しています。怒り心頭なのが鳩山前総理大臣です。鳩山氏は「小沢元代表を除籍処分にするなら、岡田幹事長の首を取らなければいけない」と周辺にぶちまけています。また、菅総理大臣と鳩山氏が合意した一定のめどがついた時の退陣をめぐっても、岡田幹事長との間でいざこざが起きています。鳩山氏は「震災の復興基本法案の成立や2次補正予算案の編成が終われば菅総理は辞めるべき」と主張しています。しかし、岡田幹事長は、合意文書に退陣については記されていないことから辞任は条件にはなっていないとして、鳩山氏は融和とは一転して怒りに火がついた形です。
 鳩山前総理大臣:「人間、嘘をついてはいけません。私どもはお辞めになって頂きたいと、そのことでの確認事項としての要件を申し上げた。(菅総理は)それで結構だと。その後、執行部がまた嘘をつくようなことを平然と行うようなことであれば、また対応が変わってくる可能性はあります」


鳩山氏の優柔不断が高くつきました。「民主党を壊したくない」との思いが目を曇らせてしまいました。もう壊れているのがわからないのでしょうか。その事実を信じたくないのでしょうか。そして、その曇った目のために、ウソつき常習犯の「人間のクズ」をまた信用してしまいました。自己保存本能しか持たない害虫は、トドメを刺さないといけなかったのに、ありもしない害虫の良心に期待してしまいました。甘すぎます。これで、東北の復興はもっと遅れ、その間、福島近隣の子供たちは放射能を浴び続けさせられ、そして、民主党は次の選挙で壊滅して日本の政治は政権交代前に逆戻りです。
 鳩山氏、二度騙されたのだから、今回の失態には大きな責任があります。この人の優柔不断と人のよさは、今回に関して言えば、「政治的無能」と同義だと思います。
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内閣不信任案採決前、本当に付ける薬がない

2011-06-02 | Weblog
ネット時代の言論統制法案、「コンピュータ監視法」が先月末に衆院を通貨したとの話。気の滅入る話です。もう既に一部ではやられていますけど、政府の悪口を言っている大きなサイトは、強制的にサイトを閉じさせられたり、アクセスをブロックされたりされるということです。今でも大手検索エンジンでは特定の言葉やURLはブロックされていますし、情報操作はそれなりにされていました。しかし、今後、この法案がもし参院でも可決されたら、国民の言論の自由を大幅に制限することになりかねません。法になってしまうと犯せば、どうどうと逮捕したり弾圧したりできるわけで、以前であれば、政府に都合の悪い情報を流す人間を黙らせるためには、警察やマスコミを使って痴漢事件をでっち上げたりしていたわけですが、そんな手間も省けるというわけです。
 私は、中学生の時に「人民は弱し、官吏は強し」を読んで以来、権力を利用して都合の悪い人間を己の欲のために迫害する手合いには反吐がでるぐらいの嫌悪を持っております。日本の国の官僚というのはそういう組織で、ようやく検察や裁判所などでのとんでもないやり口が公になりつつはりますが、まだまだ、その腐った体質は変っておりません。こうやって、管理者側に都合のよい法律をろくろく審議もせずに成立させた挙げ句に、もしも政府がその法律に従わないものは「非国民」として取り締まるつもりなら、私は、非国民で結構です。私は非国民であっても、誇り高い一人間でありたいと思います。私が非国民ならば、国民の利益ではなく己の利益のために国民を管理して利用してやろうという卑しい政府、官僚組織の連中は、間です。どっちがマシかは自明でしょう。

さて、今日の内閣不信任案の採決、楽しみですね。民主党内部から多くの賛成者が出て、不信任案が成立してしまうと、キチガイの空きカンは何をするか分からないし、何より、もう民主党という党は分裂せざるを得なくなり、数は力の議会の運営が困難になります。ということは、小政党が連立政権を組むということになるでしょう。これがうまく行かないのは小沢氏が前回連立政権で自民党を下野させた時に経験ずみで、長期的な安定性に欠けます。だからこそ、「穏便に進めたい」と小沢氏は言ったわけで、空きカンが身の程をわきまえて自ら辞めれば、すべて丸く収まるところだったのです。その辺のこともあって、識者は採決には民主党党員の多数が票決を欠席するのではないか、と読む人もいました。昼行灯のオカダ氏は、賛成でも欠席でも「除名する」と、自分の置かれている立場もわきまえずに威勢のよいことを言っていましたが、大量に欠席者が出たら言葉通り、除名するワケにもいかなくなるでしょう。数は力ですから。その場合に、不信任案がギリギリで否決された場合でも、さすがに内部のプレッシャーで空きカンは退陣するだろう、そうなれば党分裂を回避できる、という読みです。民主党が可愛い鳩山氏、最後まで党を守って、穏便に空きカンを降ろして、党を建て直したいと考えていたに違いありません。当初は票決を欠席する予定と報道されていました。

ところが、土壇場で空きカンは自分の延命を願って、鳩山氏に会談を申し込みました。去年にも同じようなことがあって、空きカンは鳩山氏との会談後に鳩山氏がいろいろ骨を折って纏まった話を翌日には悪徳弁護士に入れ知恵されてひっくり返し、鳩山氏、めずらしく険しい表情で「裏切られる悔しさを味わった」と言いました。小沢氏はもう相手にしていませんが、性善説を信じる鳩山氏、まだ空きカンと話す価値があるとでも思ったのか、空きカンと会談し、自ら辞任することを進言しました。対して、空きカン、「何があっても辞めません」と言ったらしく、流石の鳩山氏も、このドアホに付ける薬はない、と匙を投げ、一転して、内閣不信任案に賛成する方向に態度を変化させたとの話。

不信任案が否決されたところで、参院で次は問責が出され、法案が一本も通らなくなって、辞めざるを得なくなるので、どっちにしてもあと数ヶ月の命です。過去の例では、問責が出されてから2 - 3ヶ月で法案通過を条件に首相はやめました。そうでなければ、法案を通せない党へのダメージが大きすぎます。しかし、私、この空きカン、付ける薬がないレベルのドアホですから、私利のためには国民は無論のこと党を潰し仲間を犠牲にすることも厭わないぐらいのキチガイかも知れない、と恐れています。そう思えば、じわじわと追い込むのではなく、例え、コラテラルダメージがあっても、しっかりとクリーンカットに内閣不信任案を通して、まずは、この害虫にトドメをさすことに集中すべきだろう、と思います。

その後、次のようなニュース、
菅総理大臣は、2日に採決される内閣不信任案が可決となった場合、解散・総選挙に踏み切る方針を固めました。内閣不信任案が可決された場合、総辞職をせずに解散・総選挙に打って出る方針を周囲に語りました。また、造反した議員は総選挙で公認せず、その選挙区には「刺客」を立てる考えも示したということです。


このドアホ、本当につける薬がありません。狙いは選挙恐怖症の腰抜け議員の牽制でしょうが、己の不徳で選挙で連戦連敗の癖に、どこを捻れば「公認しない」とか「刺客」を立てるとかエラそうな言えるのでしょう、ギャグですか?地方選では、民主党に公認されると負けるからと無所属で出たりしていた人もいたのです。まして、返り討ちに合うのが分かっていて「刺客」に喜んでなろうというバカはいないでしょう。この底の浅さ、浅ましさ、卑しい根性、何一つとっても「人間」として失格でしょう。「辺野古浜通信」流に言えば、こんな「人間のクズ」に一年も総理大臣をさせてしまいました。内閣不信任案が通ろうと通るまいと、とっくの昔に「詰んでいる」のが本当にわからないようなドアホを一年も日本国の代表として戴き、国民を苦しめ、世界に恥を晒してきました。
 そして、こんな見え透いた脅しにのって、不信任案に否決の票を投じるような民主党腰抜け議員なら、いずれにせよ、次の選挙で空きカンごと、全員消えてもらいましょう。
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