百醜千拙草

何とかやっています

忖度のメカニズム

2017-05-30 | Weblog
先日、四国出身の人と雑談していた時に、共謀罪の話になりました。私がアレは治安維持法で、政権に都合の悪い市民運動を潰すためのものであり危険、という話をしたところ、彼は、あの内容を読んでみたがテロを防ぐのが目的で一般市民には影響がない、オリンピックのための法整備だと思う、と言うのです。ま、政権が言っていることそのままなのですが、その危険性について野党や識者が指摘してきた議論の根拠は知ってか知らずか触れませんでした。彼は、その法律によって一般市民が罰せられることはないから大丈夫だというわけですが、私はそこで、罰せられる罰せられないは問題ではない、政権に都合の悪い人間の言動を法の名の下に権力側が抑制することができるようになることが問題だ、治安維持法の時のように法を解釈するのもそれを改正と言ってどんどんと拡大させていくのも権力側だと反論。そして、これまで政権が都合の悪い人間を除くためにやってきた、冤罪をでっち上げマスコミを使って人格破壊攻撃をするというような手口が必要なくなるだろうと言う話から、加計学園事件の前川証言に話が移りました。前川前文科省事務次官が、官邸の圧力を示す内部資料についての証言をした直後に、読売新聞が、前川氏の歌舞伎町バー通いという週刊誌のようなネタを出して個人の人格破壊攻撃をした時期でした。その前川氏に対する彼の反応は「ああ、天下り問題を起こしてで辞めさせらた人でしょ」。彼は優秀な医師医学研究者なのですが、どうも共謀罪、森友加計事件に関しては、野党の主張は考慮せず与党側と与党機関紙の読売や産経の説明をそのまま信じているようです。

前川氏に関しては、もう辞職してしまった前川氏が、読売新聞やあの悪人ズラの官房長官におおっぴらに人格攻撃され、家族や自分自身を危険に晒すリスクしかないような証言ををわざわざしたという事実は重いと思います。ネットでの情報を見る限り、彼は部下や退職後に参加した教育ボランティア組織の人に信頼される誠実な人間であるように思えます。しかも彼は自民党の中曽根弘文と縁戚。彼の証言の動機は、彼が新聞のインタビューで語ったように、彼の役人としてのキャリアを積んだ文科省、その行政が内閣府の圧力で歪められたことに対する後悔、責任感、正義感ゆえのものだろう、と思います。それにしても森友の時にしてもこの件にしても、籠池氏の証人喚問、前川氏の証言、一個人が多大なリスクを顧みず、堂々と公の場で、身を張って証言しているのに、それに対するアベ側はあまりに情けない。反論がフェイスブックでアベ夫人当人は国会招致から逃げ回る、官房長官は、天木直人さんの言葉を借りれば「いまでも文書を怪文書と言い続け、再調査の必要はないと言い張り、挙句の果てに、前川次官の人格攻撃までして貶める、あまりにも卑しく、薄汚い。」という有様。

アエラの記事から。
「獣医学部新設の設置認可は文科大臣に与えられた権限だが、新設を認めてこなかったのだから国民に新たなニーズを説明しなければならない。しかし、獣医学部新設が必要という新たな根拠を示すよう再三、内閣府に求めたが、それを示すこともなく、ただ2018年4月開学が大前提でスケジュールを作れという無理難題。内閣府の性急さ、強硬さは尋常ではなかった」
、、、
 おかしいと思っても、口に出せない空気が広がっている。安定した高い支持率を誇る安倍政権が、内閣人事局を通じて、省庁幹部600人の人事権を握っている。民主党政権時代に政治主導で具体化が進み、安倍政権発足後の14年に設置された組織だ。それこそが「官邸の強さ」だと前川さんは言う。、、、役所の幹部官僚のみならず、審議会の委員の人事にまで官邸の目が及ぶ。人事権を官邸が握っている以上、忖度が働く。、、、

 25日、菅官房長官は記者会見で、、、、引責辞任した前川さんに対し、「責任者として自ら辞める意向をまったく示さず、地位に恋々としがみついていた」と強く非難した。前川さんは本誌の取材に、「天下りの問題で、単に処分を受けるだけではダメだと考え、今年の1月5日、私から大臣に辞職をお願いした。官邸からクビにされたわけでもなく、逆恨みなどない」と話している。官邸は人格攻撃をすることで、辞任させられた逆恨みから怪文書を作り、官邸に打撃を与えようとしたというストーリーを作りたいのだろうか。

(早速、ネットでは「責任者として辞める意向を全く示さず、地位に恋々としがみついている」のは、アベ政権の方だろう、という当然の非難)

さらに、元文部官僚で、官僚国家日本を変える元官僚の会副代表の寺脇研さん、新聞社からの取材のコメントが上からの圧力でボツになったということで、FaceBookでコメントを発表。

、、、官邸が幹部人事をコントロールしていることが、忖度の行政を生んでいるのではないか。、、、内閣府は、、官邸の下部機構なので官邸が強大になれば内閣府の官僚は各省庁に対して強権的に振るえる。、、、正常な内閣制度とは言えない。


と前川氏と同様に、官邸が行政官の人事を握っていることが忖度を生んでいると考えられるとコメント。これは司法でもそうですね。今年はじめ最高裁の人事はアベ政権の強い関与を思わせるものでした。

話を戻して、先の雑談の知り合い、どうして頭脳明晰な彼が与党のいうことをあれほどまでに素直に受け取るのだろう、とちょっと不思議に思いました。ずいぶん前の大学時代の別の四国出身の同級生と選挙の話になった時に「自民党以外に選択肢はない」とかなり強い調子で言っていたことを思い出しました。五十五年体制時の自民党は唯一政権を運営できる党であり、派閥政治で党内派閥間である程度のバランスがあり、地方にとっては唯一利益をもたらしてくれる党で、地方の人が自民党を強く支持するには十分な理由があったと思います。その昔の自民党への信仰とでもいうようなものが四国出身の彼にはあったのではないかな、と後になって思いました。しかし、今の自民党は、右翼カルト独裁政党に成り下がってしまいました。今の自民党は昔の自民党ではなくなってしまったのです。

しかし、確実に風向きは変わってきています。前川氏の勇気ある告発を受け、マスコミも一部を除いて比較的公平な報道が増えてきました。自民党内部でもポストアベに向けてと思われる軍事オタクや宏池会の発言や行動が見られるようになりました。ようやく、アベ降ろしの動きが本格化するかもしれません。そりゃ、同じ自民でも、アベが看板では恥ずかしすぎるでしょ。

ここで野党は、森友、家計学園事件の真相究明に与党が真面目に向き合うまで、国会審議を止めないといけません。共謀罪にしても、野党が真面目に質問するから与党は適当なはぐらかしの答弁をし頭脳が足りない大臣でも審議されたという形になってしまい、強行採決の口実を与えるのです。ここで一気呵成にアベの首を与党が差し出さないと国会は動かないのだという決意を野党が示す必要があります。
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監視社会

2017-05-26 | Weblog
東京新聞社説、「共謀罪」衆院通過 戦前の悪法を思わせる から

岐阜県大垣市での風力発電事業計画をめぐって、岐阜県警が反対派住民を監視し、収集した情報を電力会社子会社に提供していた。二〇一四年に発覚した。、、、つまりは市民運動というだけで警察は、なぜだか監視対象にしていたわけだ。この問題は、国会でも取り上げられたが、警察庁警備局長はこう述べた。「公共の安全と秩序の維持という責務を果たす上で、通常行っている警察業務の一環」-。いつもやっている業務というのだ。

 公安調査庁の一九九六年度の内部文書が明らかになったこともある。どんな団体を調査し、実態把握していたか。原発政策に批判的な団体。大気汚染やリゾート開発、ごみ問題などの課題に取り組む環境団体。女性の地位向上や消費税引き上げ反対運動などの団体も含まれていた。
 日本消費者連盟。いじめ・不登校問題の団体。市民オンブズマン、死刑廃止や人権擁護の団体。言論・出版の自由を求めるマスコミ系団体だ。具体的には日本ペンクラブや日本ジャーナリスト会議が対象として列挙してあった。

、、、 監視同然ではないか。なぜ環境団体や人権団体などのメンバーが監視対象にならねばならないのか。
 国連の特別報告者から共謀罪法案に「プライバシーや表現の自由の制限につながる。恣意(しい)的運用の恐れがある」と首相に書簡が送られた。共謀罪は犯罪の実行前に捕まえるから、当然、冤罪(えんざい)が起きる。政府はこれらの問題を軽く考えてはいないか。恐るべき人権侵害を引き起こしかねない。、、、一九二五年にできた治安維持法は、、、共産党弾圧のためにつくられた。当初はだれも自分には関係のない法律だと思っていたらしい。 ところが法改正され、共産党の活動を支えるあらゆる行為を罰することができるようになった。そして、反戦思想、反政府思想、宗教団体まで幅広く拘束していった。しかも、起訴されるのは少数派。拷問などが横行し、思想弾圧そのものが自己目的化していったのだ。
、、、政府は「テロ対策」と言い続けたが、それは口実であって、内実は国内の監視の根拠を与えたに等しい。何よりも心配するのが反政府活動などが捜査当局の標的になることだ。「絶叫デモはテロ行為と変わらない」とブログで書いた自民党の大物議員がいた。そのような考え方に基づけば、反政府の立場で発言する団体はテロ組織同然だということになる。共謀罪の対象にもなろう。そんな運用がなされれば、思想の自由・表現の自由は息の根を止められる


監視社会で、いつ何時、当局に目をつけられて逮捕拘束させるかわからないと、ビクビクして言いたいことも言えない社会になるのは間違いないです。
これまでは、経済学者の植草さんや東洋経済の編集長の三上さんのように、政府に批判的な発言や記事を書く人々を、痴漢冤罪という卑劣なやり方で言論封鎖してきたわけですが、共謀罪が成立した日には、そのような姑息で汚い手を使う必要もなく、堂々と、政府の批判をする有力言論人を犯罪者として逮捕できるようになるわけです。

社説の中の国連の特別報告者の書簡に政府は抗議したが、その抗議の内容のなさを一蹴されました。国会答弁でもそうですが、与党の答弁は言い訳、ごまかし、ウソ、強弁の時間稼ぎ、三十時間ノラリクラリと適当に意味不明の答弁でやり過ごせば、審議を尽くした、と強弁して、強行採決。「私の頭脳が対応できない」などという答弁を法務大臣がするお粗末さ。そもそも大臣のオツムが足りないのに、どうやって審議が可能なのか。

 【ロンドン=小嶋麻友美】安倍晋三首相宛ての公開書簡で、「共謀罪」の趣旨を含む組織犯罪処罰法改正案に懸念を表明した国連のプライバシー権に関する特別報告者ジョセフ・ケナタッチ氏は二十二日、菅義偉(すがよしひで)官房長官が同日の記者会見で抗議したと明らかにした日本政府の対応を「中身のないただの怒り」と批判し、プライバシーが侵害される恐れに配慮した措置を整える必要性をあらためて強調した。電子メールで本紙の取材に答えた。
 ケナタッチ氏によると、「強い抗議」は十九日午後、国連人権高等弁務官事務所を訪れた在ジュネーブ日本政府代表部の職員が申し入れ、その後、約一ページ余りの文書を受け取った。しかし、内容は本質的な反論になっておらず「プライバシーや他の欠陥など、私が多々挙げた懸念に一つも言及がなかった」と指摘した。

戦前復帰というよりは、単なる北朝鮮化ですね。なんとも幼稚な国になってしまったものです。それにしても、あの官房長官や法務大臣やアベはますます人相が悪くなっていますな。こんな連中が永らく栄えるはずはないですが、それにつけても野党の情けなさ、あれだけのネタがありながらアベの首一つ取れないとは。それから、踏まれても踏まれてもついて行く下駄の雪、デタラメに自民党に寄り添う公明党は何を考えているのか。学会員もこんな党を許していては日蓮に申し訳がたたぬでしょうに。
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思考するコンピューター

2017-05-23 | Weblog
 将棋ソフト「PONANZA」とプロ棋士・佐藤天彦名人が対局する「第2期 電王戦」の第2局が5月20日に姫路城(兵庫県)で行われ、PONANZAが勝利した。2番勝負は、PONANZAが2連勝で幕を閉じた。、、、、電王戦シリーズの最終成績は、将棋ソフトが14勝5敗1引き分けと、プロ棋士に大きく差をつけた。

というニュース。

コンピューターが学習とデータを通じて、ある目的に関しては人間よりも的確に最適な判断を下すことができるようになったということですから、これから知的労働と考えられてきた多くの人間の活動がコンピューターにとってかわられることになりそうです。

研究という活動もそのうちPIはコンピューターとなり、人間はポスドクだけになるかも知れません。コンピューターは、膨大なる積み重なったデータから、何が問題かを判断し、その解決にもっとも最適な方法を見つけ出し、人間に指示を出して、仕事をさせるという形になるのではないでしょうか。そして、そのデータをコンピュータは解釈して論文にまとめます。もちろん、雑誌社のエディターもレビューアもコンピュータです。アクセプトやもリジェクションの判断も正確かつ迅速、研究不正も見逃しません。ま、こうなってくると、論文を読むのもコンピュターですね。もはやその成果を人間が理解する必要も理解する能力もなくなってくると、論文はバイナリー信号で書かれるようになり、インターネット内でvirtual 出版されて完結するという形になるかもしれません。研究者は単純作業をこなすロボットに過ぎなくなる可能性もありますね。

ま、器械に使われるということは昔からありました。例えば、アッセンブリーラインの工員などはそうでしょう。機械で流れて来るものに担当時間内に決まった作業をするという仕事などは人間の方が機械に合わせないといけません。しかし、これまでは、その裏にいて機械を動かしているのは別の人間であり、機械は道具に過ぎなかったわけですが、機械が知的労働をして判断を下すことができるようになれば、話は違ってくると思います。

例えば、小説を書くという作業もそのうちコンピューターが自動でするようになるでしょう。いわゆる「創作」と呼ばれる人間らしいと考えられていた活動ですが、「創作」とは、基本的には、すでにあるものの新しいコンビネーションですから、将棋と同じで、過去の大量のデータを学習させていくことで、売れる小説を自動的に書くコンピュータはできるのではないでしょうか。事実、絵画で、学習したコンピューターがレンブラント風の絵を描くことができることは昨年示されました。音楽もそうでしょう。コンピューターならプッチーニ オリジナルのツーランドットを完成させてくれるかもしれません。

ま、ちょっと気持ち悪い世界ですけど、かなり現実味があります。一方で、AIの進歩で人間と機械の情報処理における根本的な違いというものが(あるとすれば)明らかになるかもしれません。コンピュータは、人間の思考やその思考に対する反応を学習することで、極めて人間に近く、加えて計算能力や記憶力は桁違いに優れたものになるでしょう。コンピュータが感情を持つようになる(少なくとも感情を持っているかのように入力に対して反応するようになる)のも時間の問題でしょう。そのうち、ひょっとしたらフランシス クリックが後半生をかけて追求した「意識はどうやって生まれているのか」という問題も理解できるようになるかも知れません。ただ、意識の問題が解決した場合に、それを理解できるのはコンピュータだけになるかも知れませんが。

思うに、こうした思考できるコンピュータがもっとも有用なのは、政治の世界でしょう。全世界の政府の政策をコンピュータのネットワークを通じて、全人類と地球が長期的にも最適になるように決めさせれば良いと思います。権力は腐敗するもので、その原因は「欲」と「感情」です。もっとも理性的でならねばならない国家の政策の決定が、一部の権力者の「欲」で決まっているわけですから。思考する無欲なコンピュータにやらせれば、核軍縮、温暖化問題、貧困、食料問題、こうした問題は比較的簡単にケリがつく可能性があります。
少なくとも、日本の首相はPONANZAにやらせたほうがよっぽどマシであるのは間違いありません。
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アベ降ろしトランプ降ろし

2017-05-19 | Weblog
ようやく、朝日と東京新聞が加計学園事件を記事にし出しました。森友よりもこっちの方が規模が大きくて悪質です。キッチリ追求してアベには責任を取らせてもらいたいものです。問題はアベに余り罪悪感がなさそうな点。トランプもそうですが、自分のやっていることの重大さを認識していないような感じです。

よくも悪くも、このしつこさが朝日の取り柄。朝日のスクープした実名入りの文書に、明らかにアベ官邸からの指示に沿って、加計学園に特別な計らいをした証拠が明らかです。しかし、よくもこのような露骨な内容の文書が残っていたものです。ま、本来なら、こういう話はオフレコで密やかに伝えられるべきものでしょうが、堂々とこんな文書を作るのだから、連中は犯罪とさえ認識してなかったのでしょうな。アベ夫人の天真爛漫ぶりとだぶります。
追求されても、あいからわず、国会ではシラを切りとおそうとする往生際の悪さ。国会も法律も軽視するこのアベ政権の態度が、国会を空転させています。自民党に自浄作用がないのが問題です。本来なら、森友も加計事件も、発覚した時点でアベを降ろさないと自民党政権はもたなかったのはずで、以前の自民党なら、とっくにアベは降ろされて看板を架け替えられていたはずです。それおが、ここまで見苦しくウソとでたらめとシラ切りで逃げ通そうとするのは異常を通り越してキチガイ沙汰です。ま、野党が弱すぎるので、連中は国民をバカにしているのでしょうが。しかし、さすがに、自民党も反アベ派が徐々に活動を広げている様子ですが。

アメリカでは、トランプ降ろしも少しずつ本格化しそうな感じです。トランプをあれほど嫌っていた共和党のライアンがトランプ擁護のコメントを出したということは、トランプを降ろした後のプランがまだ煮詰まっていないのでしょう。トランプが弾劾裁判で有罪となって降ろされたのでは、トランプを支持した共和党全体のダメージも大きい、しかし、共和党主流派はみんなトランプが嫌いで(そもそも、トランプが好きなヤツなど政界に一人でもいるのでしょうかね)腹に据えかねている人々も多い。トランプが派手にコケるのも困るが、共和党内での不満が鬱積するのは困る、そう考えているはずです。トランプがマトモになってくれて穏便にすむのがライアンにとっては最も良いシナリオ、しかし、共和党内部の不満が鬱積して次の選挙に影響するのであれば、早い目に降ろした方がダメージが少ないとも思っているでしょう。仮に4年もったところで、さすがに次の選挙をトランプで戦うのは不可能だろうと思っているでしょうから、できるだけソフトに次の選挙で勝てる体制にしたい。となれば、もっとも穏便なのは、トランプに自主的に大統領を辞めてもらって、副大統領に代行させるというニクソンのシナリオであろうと思います。ただ、トランプはニクソンと違って簡単には辞めないでしょう。辞めないというヤツをやめさせるのは大変です。どうなるか。成り行きを見たいと思います。
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我輩の辞書

2017-05-16 | Weblog
さて、就任3カ月のご祝儀期間も終わり、本格的にトランプをやめさせる運動を始める時期です。
こんな幼稚で不正直な人間が核ミサイルのボタンに手をかけているというのは危険すぎます。選挙やビジネスで怪しいことをやってきたのを暴かれるのが嫌さにFBI長官を任期中途で解任し、納税記録はあれほどの要求がありながら開示しない、あからさまなウソを吐き続け、都合の悪い意見には悪態をつく、というクズさ加減。悪事を暴いて弾劾で辞めさせるのがスジですが、職務遂行能力の欠如を理由に実権を副大統領に移すという穏便な手もあります。

選挙でのロシアとの絡みが明らかになれば、ウォータゲートのニクソンの時のように普通ならやめるでしょう。しかし、トランプと共和党は権力のためだけに結びついているだけの関係で、理念を共有しているわけではない(公明党と自民党のようですな)。トランプが大事なのは己のエゴのみ、共和党主流派も「これはヤバい」となってトランプを降ろそうとしていても、やめさせるのにはかなり強引な手を使う必要がありそうです。こういうのに限って往生際が悪いのは世の常です。アベもトランプも引き際をわきまえてい欲しいと思うのは無い物ねだりですかね。

さて、アベが「そもそも」の意味を辞書で調べたのにわからなかった事件、国語の専門家を無視して「そもそも」の意味を閣議決定した、というギャグ漫画顔負けの大茶番。「云々」を「でんでん」と読むのは、閣議決定事項でしたっけ。

今度は毎日新聞が苦情。

いわゆる「共謀罪」を巡り、安倍晋三首相は「『そもそも』の意味を辞書で調べると『基本的に』という意味もある」と国会で述べた。そんな辞書はないと4月30日朝刊の本欄で報告したところ、政府は「そもそも」に「基本的に」という意味があるとする答弁書を12日に閣議決定した。読んだが文法的に理屈が通らず、校閲記者の私は頭が混乱した。【岩佐義樹】、、、、、私は30種類以上の辞書を調べたが、そんな意味はなかった。、、、、政府の12日の答弁書は「大辞林によると『そもそも』に『どだい』という意味があり、『どだい』に『基本』という意味がある」としている。、、、、、 「そもそも」=「どだい」=「基本的に」は、どだい無理な解釈だ。答弁書を読む限り「そもそも」=「基本的に」とする辞書はなかったのだろう。それを強引に取り繕うのはおよそ教育的とは言えず、国語への悪影響が懸念される。


加えて、9日には、また、ウソ答弁。国会で「辞書を調べた」、「教科書の書いてある」などと、どうしてすぐにバレるウソを平気で言えるのか。この辺もトランプとよく似ています。安倍首相「自衛隊が違憲と教科書に書いてある」これが真っ赤な嘘だった

安倍首相答弁、根拠なし
憲法9条に自衛隊を明記する安倍晋三首相の改憲発言を追及した日本共産党の小池晃書記局長の国会論戦で、安倍首相は「採択されている多くの教科書で、自衛隊が違憲であるという記述がある」(9日、参院予算委員会)と答えました。、、、、文科省教科書課に問い合わせると「違憲であると断定的に書いてある教科書はない」と答えました。、、、

”多くの教科書で”と言っていたが、どこを調べたら多くの教科書に行きつくのか。すぐにバレるような嘘を平気で突く神経が分からない。息を吐くように嘘を付くとは、安倍首相を想定して作られた用語のような物だ。


アベ氏は、森友に寄付する前に、官房機密費でまず辞書と教科書をウソ発見器を買って、携帯すればいいのではないでしょうか。
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お菓子の話

2017-05-12 | Weblog
近々、遠くに移動する人がお別れの挨拶にきて、ギリシャのお菓子をくれました。メロマカローナという名前の伝統的なお菓子だそうです。しっとりとしたクッキーという感じで、ちょっと甘みが強いですが、悪くないです。しかし、このリッチさ、二つほど食べたら後で後悔しそうです。以前に、バクラヴァという地中海から中東のお菓子を、食べたことを思い出しました。これは甘すぎてちょっと。

若い時に好きだったお菓子は、播磨屋の朝日あげですね。サクサク揚げ煎餅。播磨屋社長の世直しメッセージはちょっと熱すぎますが、煎餅は美味しい。お菓子は甘いものと思っている外国人は塩味のお菓子というのは理解できんでしょうな。油とでんぷんが出す甘みというのは、ストレートな砂糖の甘味よりも私は好きです。もっとも油ものは、最近すっかり弱くなりましたが。

私の地元の100年前からある名物も煎餅ですが、残念ながら小麦と卵と重曹と砂糖を使った洋風煎餅です。サクサクと美味しいですが、煎餅と言うよりはクッキーです。

最近、まれに和菓子と熱いお茶が食べたくなることがあります。こしあんをきめの細かいもっちりとした皮で包んだようなやつを、渋めの緑茶でいただきたいですな。そういえば、以前、京都出身の人への手土産に、京都満月の「阿闍梨餅」を持参したことがありました。京都銘菓といえば、八つ橋があまりに有名で、阿闍梨餅はその陰に隠れていた感じがありますが、そのもっちりとした皮と内に包まれた弾けんばかりのつぶあん(このボリュームではつぶあんでなければなりませぬ)が近年では全国的人気とか。

あんこの味がわかるのは日本人だけではないでしょうか。寒い時に食べる熱々のたい焼も美味しいものです。春の和菓子といえば、さくら餅、かしわ餅ですが、関東のさくら餅は、関西やその他の地域のものとは別物のようですね。私は、関東のものを食べたことがないので、さくら餅といえば、光沢のあるつぶつぶの皮であんこを丸くつつだアレしか知りませんが。塩漬けの桜の葉の香りと、そのほのかな塩味が引き立てるあんこの甘味、口に残る余韻がお茶の爽やかな渋みで置き換わっていく時にしみじみしたりします。
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追求の意義 - 森友 Reprise

2017-05-09 | Weblog
国会見ていますと情けなくなりますな。
東大出た官僚、多くの選挙民から選ばれたはずの政治家、本来、国民のために奉仕し導き、住みやすい国を作るべく働いているはずの人々です。しかし、彼らの自己利益を増大し保身を図るためだけにつくウソ、ゴマカシ、ペテンのレベルは幼稚園児なみです。

しばらく前に財務省と籠池氏のやり取りの録音テープで、森友学園に便宣を図った証拠が提出されましたが、どう考えても動かぬ証拠で、どう見てもアウトです。国会答弁でウソつき佐川、苦しい言い訳、テープの本人は雲隠れ。与党は参考人招致を認めず。アベ夫人の関与にしても、動かぬ証拠のファックスを突きつけられても、シラをきり通そうとする。この事件、小学校のホームルームなら、1日でカタがついています。

とにかく、アベと財務省がゴマカし、シラをきり、その場限りのウソを言い、野党の要求をかわし続けて、籠池氏一人を悪人に仕立てあげれば、逃げ切れると思っているからこういうバカなことが起こるのです。

本来なら、1日でカタがついて、財務省は担当者を処分して、自民党は、アベを辞めさせて、代表者をすげ替えて、今後このような事件が起こらないように注意しますと頭を下げれば、終わっていいた事件です。アベの往生際が悪いために、国民の目に、この連中のクサれっぷりがさらされて、「絶望的なまでの公人の劣化」と嘆息される結果になっています。

休み明けの国会、森友追求をやめてはいけません。籠池氏も傍聴。アベと与党はあらためて夫人の国会招致を否定。一般人の籠池氏が、証人喚問で証拠を出してアベ夫人関与を断言しているのに、一方の実質公人の最強の「私人」アベ夫人はフェイスブックで言い訳を出したきり、逃げ回っているって、どうよ。「人」として情けなくないのですかね。

公人の劣化に話を戻しますと、アメリカの植民地である日本が建前上は独立国として振る舞わないといけないという構造的欺瞞に由来するのもあるでしょうが(ウソから出発しているのでウソを吐き続けるしかない)、そもそも、多くの「公人が一般国民をバカにしている」ことに由来していると思います。ウソをつき続けて、ウソがバレても、認めなければ、国民は何もできないと思っているわけです。

だからこそ、森友学園問題の追求は止めてはならないし、加計学園問題も引き続きて追求していかなればならないと思います。アベやその周りのソンタク官僚や利権団体が、国民の共有の財産を盗み、私物化していることに対して、抗議、追求し、責任をとらせるということをしっかりやらないから、連中はつけあがり、ますます国民をバカにするということになるのです。

国民をバカにしているから「共謀罪」で五月蝿い奴らさえ、黙らせれば、好き放題できると思っているのです。森友問題をしつこく追求することは、あらゆる点で歴代最低の政権と言えるアベ政権の悪政を止める上で、極めて重要だと私は思っております。これは小さな財務省の不正事件として終わらせるようなものではないです。この小さな事件の中に、「一粒の砂に世界を見るかのように」アベ政権の腐敗が見事に象徴されています。アベ政権のデタラメは限りない、だからこそ、一点に集中し、その一点からアベ政権の全てのデタラメへと帰納することが必要なのだと私は思います。
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夜明け前

2017-05-05 | Weblog
公人の劣化は日本だけに限りません。権力は腐敗するものですから。ただ、その権力の腐敗は、監視する国民とメディアのレベルの低下も一因と思います。トランプのような人間が大統領になったということがそれを象徴していると思います。ベルルスコーニもそうですね。

東京新聞のコラムの「ポポロとポピュリズム」から。

、、、、古い話を思い出したのは「ポピュリズム」が世間をにぎわせているためだ。言葉の原典的な意味は「人民主義」だ。人民が中心で人民の望むところを代弁する。そうであるならば政治家はポピュリストであっていい。
 だが、違う顔を持つのがポピュリズムの怖さだ。大衆迎合主義と訳すが、むしろ民衆扇動に近い。民衆の不満につけ入り、敵を仕立て、攻撃する。差別や排斥につながる危険性がある。仏大統領選の決選投票に進んだルペン氏の政治手法は、その典型だ。
 十五年前、彼女の父がよもやの決選投票に進み、国民は大いに慌てた。極右当選は阻止せねばと、こぞってシラク氏に投票。反シラクの人も「洗濯ばさみで鼻をつまむか」「ゴム手袋で投票するか」と真剣に悩んで。極右への警戒が薄れる今回はさて-。


コラムは、ル ペンの話に関してですが、「民衆の不満につけ入り、敵を仕立て、攻撃する」これはまさに、ヒトラーがやったことであり、トランプがやったことであり、小泉元首相がやったことであり、近くはその手口を学んだ小池都知事がやったことです。このやり方が有効なのは、多くの国民が、事実に基づいて論理的に考える能力(あるいはそのための時間や関心)、つまり成熟した判断力を持っているとは言えない現状があるからです。

憲法記念日に、本来、憲法を遵守する義務を負う立場のアベが、現行憲法の不満を述べて、憲法を権力側の人間の意向に沿ってが変えたいと明言した異常さに呆れ果てた人も多いでしょう。アベは憲法がそもそも誰のためにあるののかという根本的な精神を全く無視しているわけです(もっとも、彼は「そもそも」という言葉の意味を辞書で三回調べてもわからなかったようですが)

もう一つ、内田樹の研究室から。「反骨は立ち上がる」

いま日本で起きている絶望的なまでの「公人の劣化」は何に由来するのか。結論から言ってしまえば「日本はアメリカの属国でありながら、日本人がその事実を否認している」という事実に由来する。日本社会に蔓延している「異常な事態」の多くはそれによって説明可能である。、、、

日本が属国なのだと明確に認識したのは、鳩山由紀夫元首相が2009年に米軍普天間飛行場の移設を巡り「最低でも県外」と発言した際の政治と社会の反応を見たときだ。
鳩山氏は軍略上の重要性を失った日本国内の米軍基地を移転し、日本固有の国土の回復を求めただけである。首相として当然の主張をしたに過ぎない。だが、これに対して外務省も防衛省もメディアも猛然たる攻撃を加えた。、、、

、、、それどころか、対米自立が果たされないのは「対米従属が足りない」からだという倒錯的な思考にはまり込んで、「年次要望改革書」や日米合同委員会を通じて、アメリカから通告されるすべての要求を丸のみすることが国策「そのもの」になった。郵政民営化、労働者派遣法の改定、原発再稼働、TPP、防衛機密法の制定、PKOでの武器使用制限の見直しなど、国論を二分した政策は全部アメリカの要求が実現された。、、、

日本人は心のどこかで「属国であること」を深く恥じ、「主権の回復」を願っている。けれども、それは口に出されることがない。だから、その抑圧された屈辱感は病的な症候として現れる。安倍政権とその支持者たちの「かつて主権国家であった大日本帝国」に対する激しいノスタルジーは「主権のない戦後日本国」に対する屈辱感の裏返しである。、、、

、、、日本人に対して、私から言いたいことは「現実を直視しよう」ということに尽きる。、、、日本が属国であることも、その事実を否定するために異常な人権抑圧が行われていることは沖縄や福島へ行けばわかる。現場に行けば政治家や官僚やメディアがどのように隠蔽しようとも痛ましい現実が露呈する。、、、

、、、残念ながら、今の日本の政治指導層はこの「起死回生・一発大逆転」の夢を見ている。五輪だの万博だのカジノだのリニアだのというのは「家財一式を質に入れて賭場に向かう」ようなものである。後退戦において絶対に採用してはならないプランである。、、、国として生き残るための代替案の案出のために知恵を絞ろうというひとが政官財の要路のどこにもいない。、、、

、、、指導層の劣化は目を覆わんばかりだけれど、医療や教育や司法や行政の現場では、いまも多くの専門家が、専門家としての矜持を保って、私たちの集団を支えるために日々命を削るような働きをしている。彼らを支えなければならない。


激しく同意します。ただ、アベの屈折した屈辱感のようなものが「大日本帝国」時代への回帰の動機なのかどうかは私にはわかりません。そこまで幼稚でしょうか。アベはかなりの劣等感を抱えているのは間違いないし、それをうまく処理できるほど成熟していないのも明らかですが、現実を直視して立ち向かう根性もないくせに、こんなちっちゃいことにこだわって体裁だけ整えたいというのなら、あまりに情けなすぎます。

目を背けたくなるような現実の一方で、私は、このまま日本は暗黒時代にすんなりと逆戻りすることはない、若く聡明な世代が地道に着実に正しい道に日本を押し上げていくだろうと、確信しています。アベもトランプも断末魔の痙攣で、いつまでも続きません。アベもトランプは遠からず退場します。それがturning pointとなるような気がします。
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人間性の進化とフランス大統領選

2017-05-02 | Weblog
さて、フランス大統領選挙、決定戦が間もなく行われます。中道派でEU支持のマクロンと極右国益主義のル ペン、現時点の下馬評ではマクロンが優勢とのことですが、予断は許せません。アメリカ大統領選のこともあります。一般投票で多数票だったクリントンが代表選挙制のためにまさかの敗北を着してトランプが勝ち、その結果、アメリカ国民は、この数ヶ月ですでにそのキチガイぶりを見せつけられました。一発逆転を狙って、ありえない目にかけた大衆の愚かさ故の自業自得と言えばその通りですが、十分にトランプの危険性を理解していた過半数のアメリカ人にとっては、たまったものではありません。

話がずれましたが、このフランス大統領選挙の結果によっては、EUすなわちヨーロッパの将来に大きな影響を与える可能性があると思うと、ル ペンが今、大統領になるのは、是非、阻止してもらいたい、と私は思っています。

いくらグローバリズムによって、賃金格差が出て、移民の流入によって中流以下の層が打撃を受けると言っても、経済的理由によって、ヨーロッパを分断化して己が利益だけを守ろうとするのは、明らかに誤った方向だと思わざるをえません。フランスの大衆がル ペンを選ぶのはアメリカがトランプを選んでしまったのと共通の理由からでしょう。彼らには今のアメリカの惨状をよく見てから結論を出して欲しいと私は思います。

将来的には、経済は大企業が属する国によって守られるのではなく、経済活動はサービス業を主体としたより個人的なものになっていくだろうと思われます。すでにビットコインやその他の地域地域通貨などの中央銀行を通さない通貨によって決済するマイクロ商業圏が日本を含む世界各地でできつつあります。インターネットのように情報も経済活動も個人同士でつながり合うことになるはずで、それこそが(現在の、大企業の都合で焼畑農業のように安い労働力を使い捨てにしていく経済的帝国主義とでもいうようなグローバル化ではなく)本来のグローバル経済というものだと思います。

EUは国益主義のヨーロッパ各国が血みどろの過去を乗り越えてヨーロッパ人としての未来を作るためのもので、人間性の進化という点で、間違いなく正しい方向であると私は思います。ところが大企業の都合に取り残され捨てられた階級の人々の不満は大きく、グローバル化そのものを諸悪の根源と盲目的に捉えてしまい、国益主義者の主張に同調してしまったのではないかと思います。

彼らは現状をぶち壊せば何か良いことが起こるのではないかという半ばヤケクソとなった上で、EUの離脱、トランプの大統領を選択したのだろうと想像します。ぶち壊すのではなく、問題を丁寧に一つ一つ改善していくという地道な努力が必要だと私は思います。

フランスがここで、ル ペンを選ぶなら、かなり高い確率でEUの崩壊がおこり、ヨーロッパは歴史を退行することになります。一般大衆の不満と怒りが、ヤケクソ的、暴力的解決を望むのに対して、多くの人々は理性と歴史的知識に基づいて広い観点から地球と人類のことを真摯に考えています。

トランプの就任100日に合わせて開催された全米での反トランプ デモの前代未聞の規模がそれを物語っています。「トランプが大統領なのが恥ずかしい」デモ行進に参加したジョン・ミッキーさん。国のトップを恥ずかしいと思うのは我が国も同じ。いくら彼らが遠からず政権から消えていくとしても、ダメージは残ります。フランスの今回の判断がEU崩壊につながりかねないと思うと、是非、慎重にやってもらいたいと思っている次第です。
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