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ビジネスにも料理にも役立つ“ネタ”が満載!社労士・診断士のコンサルタント立石智工による経営&料理ヒント集

[マーケティング] リアル広告とネット販売

2005-05-18 | マーケティング
よく読むblogにこんな記事がありました。

新聞の書籍広告を見て、即Amazonで買おうとする人って最近はすごく多いと思うんですが、せっかく広告出してるのにもったいないですよね。
マーケティング的に言うと、広告を見て「こりゃよさそう」と思った時が、顧客が一番本を買う気持ちになってるときじゃないかと思いますが、時間をおいた分、広告費の効果が下がっちゃうわけです。

(出典:isologue -by 磯崎哲也事務所 )


・・・目からウロコです。確かに書籍のようにネットでふつーに購入できるものなら「広告を見る⇒ほしい!⇒その場でネット検索⇒買えるものなら即購入!」という購買行動を取る確率は十分に高いですよね。しかも、「ほしい(Desire)」から「購入(Action)」という間の「ほしい気持ちをキープする(Memory)」時間も短くなって、このほうが実際の購買行動により結びつきやすいのではないかと感じます。

isologueでも指摘されていますが、これからリアル媒体に商品広告を出すときには「ネット上ですぐに買える状態」を生み出しておくことが大前提になると思われます。例えばリアル広告からURLで商品の購入ページへ誘導したり、商品名で検索エンジンに引っかかるようにしておいたり等の対策が必要です。また、広告を出すタイミングも「発売日」を中心に考えることが必要になるでしょう。

これからのマーケティングには伝統的AIDMAモデルだけでなく、より直情的なAIDAモデルを実現できる方策を考えることが必要でしょう。そのためには、「ほしい!」と思わせた時の「場所と時間」の制約を、インターネットの力でいかにして取り払うかが重要となります。

また、広告の内容も、より直接「ほしい」と思わせるような内容にする必要があるでしょう。この流れが進んでいけば、スーパーなどでよく見かける「POP」のような広告がどんどんと増えてくることでしょう。
これからは、「どこでも店頭」という意識を持って広告も打っていくことが求められます。

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