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ビジネスにも料理にも役立つ“ネタ”が満載!社労士・診断士のコンサルタント立石智工による経営&料理ヒント集

[マーケティング] お客様のココロをつかむ方法(2)

2005-05-23 | マーケティング
先週の土曜日に、某会議へ出席した後、私の相方とともに飲みに行きました。その時は、「たまたまそこにあった」全く知らないお店ふらっと立ち寄って見ました。すると、おいしい料理とおいしいお酒が並んでおり、土曜日だったせいかかなりゆったりとした時間を過ごせました。(ちなみに、私と相方で呑み始めると、呑み方がハンパでないので通常の想定客単価の倍近くは落としていきます(^^;;)

楽しい時間が経って、帰るときに店長と思しき人がレジでチェックをしてくれました。相方が個人事業主なので領収書をもらうために名刺を差し出したところ、店長さんから「DMなどを送らせていただきたいと思いますので、この名刺頂いてもいいですか?」と話がありました。おいしい料理とお酒で気分良くなっていたので、「良いですよ~」と答え、ついでに私の分の名刺も渡しました。

さて、私はこのお店を「とっておきにしよう!」と思ったでしょうか?答えは残念ながら”No”です。なぜなら、私はこの店長さんと「お知り合い」になることができなかったからです。

料理やお酒は勿論、サービス内容も大変満足しています。しかし、店長さん(又はスタッフの方)とお知り合いになることができなかった私にとっては「One of Them」になってしまいました。今回の場合、レジでのチェックの際にちょっとした雑談まであったのですが、絶好のチャンスをスルーしてしまったのかも知れません。

お客様は、サービスが気に入ったお店であれば、お店のスタッフ(できればマネージャー・店長)と「お知り合い」になりたいと思っています。また、「お知り合い」になれば、「あの人がいるから、次も行こう!」という気持ちがフツフツと沸いてくるものです。現に、前回紹介した「とっておきのお店」も、最初にマネージャーさんと「お知り合い」になれたからこそ、今に至るまで「とっておき」としてココロを引き止めて離さないのです。

では、どのようにすればお客様と「お知り合い」になることができるでしょうか?その答えはたった一つ、「お客様のココロに自分の名前を刻むこと」に尽きます。名刺を渡すことも良いですし、名札をつけることでも結構です。必要なことは単に名前を伝えるのではなく、「今日の出会いで、あなたとお知り合いになりたい!もっとあなたに近づきたい!」という思いで相手に接することです。そうすれば、きっとお客様のココロをとらえる「とっておき」になるチャンスが広がります。

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